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    事件

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    アメリカで19歳の女性が、認知症を抱える89歳男性と結婚したことを結婚式の写真を添えてツイッターで報告した。この女性の行動に「非常に不快だ」と多くの批判の声があがっている。『news.com.au』『7NEWS.com.au』などが伝えた。

    アメリカに住む19歳のオリヴァ・ストーンさん(Oliva Stone)が結婚した旨を、今年9月に行われた結婚式の写真とともにSNSに投稿した。しかしその相手は、リー・ホプキンスさん(Lee Hopkins)という認知症を患う89歳の男性。写真にはオリヴァさんがウェディングドレスを纏ってリーさんとベンチに座り肩を寄せ合う姿や、ウェディンケーキの前で笑い合う2人の姿が写っている。

    後にこれらの写真だけでなく、オリヴァさんが友人と交わしたと見られるメッセージツイートスクリーンショット画像も拡散されている。このなかでオリヴァさんは「義理の息子は私より年上になっちゃうけど、本当に幸せだわ!」と自慢げにコメントしている一方で、「30歳までに未亡人になるわね。私は彼の遺産を独り占めするの」と明かしており、遺産目当てで結婚したことが明らかとなった。

    これらの画像はRedditFacebookなどで大きく拡散され、このオリヴァさんの行動に「冗談だろ? これは合法なのか?」「彼女は逮捕されるべきだ」「調査してこの結婚は取り消されるべき」「心が痛いわ。この女性には道徳心がないのかしら」と批判の声が集まっている。

    2人はリーさんが入所していた介護施設で出会った。後にオリヴァさんが介護を行うためにリーさんの家に引っ越すことを提案し、関係を築いていったという。リーさんには妻や子供がいたが全員亡くなっており、この結婚を止められる人はいなかった。

    あるユーザーが「彼は認知症のようだけど、どうやって結婚に合意したの?」とツイッター上でオリヴァさんに尋ねると、「あなたは認知症についてよく知っています? 認知症を持つすべての人が重度のアルツハイマー病だと思い込んでいるのかしら。彼は日にちが分からなくなる程度で、私のこともちゃんと認識しているわ」と反論している。

    なお現在、オリヴァさんのSNSアカウントは削除されており、彼女の投稿を見ることはできなくなっている。

    画像は『theCHIVE 2020年10月20日付「Vile Teenage Gold-Digger marries 89-year-old, gets caught by Twitter」』『7NEWS.com.au 2020年11月4日付「Teen bride marries man, 89, with dementia – and posts THIS on social media」(Credit: Reddit)』のスクリーンショット
    (TechinsightJapan編集部 iruy)

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    (出典 news.nicovideo.jp)


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    韓国最高裁は5日、元夫を殺害して遺体をバラバラにし、各地に遺棄した女に無期懲役の判決を言い渡した。人民日報系の海外網が伝えた。
    済州島で暮らしていたコ・ユジョン被告は専業主婦だった。元夫殺害のために周到に計画し、犯行後は遺体をバラバラに切断して、各地に遺棄して回った。科学の専門知識があった同被告は、特殊な薬品によってDNAの痕跡を消したとみられる。その高度な手口と残忍さは韓国中を震撼させ、現地メディアは「完全犯罪」と形容した。
    警察の調べによると、今年5月25日、コ被告は済州島にあるリゾートホテルで元夫に睡眠薬を飲ませて眠らせた後、刃物で繰り返し刺して殺害。数日後、コ被告は遺体をバラバラにし、箱に入れて数回に分けて運び出した。そして、船で移動する際に遺体の一部を海に投げ込んだほか、仁川に移動してごみ収集場に捨てるなど、小分けにして複数の場所に遺棄したとされる。
    コ被告は元夫が自分に性的暴行を加えようとしたとし、抵抗した際に誤って刺してしまったと主張。元夫の携帯電話から自分の携帯電話に「衝動的だった。警察には通報しないでくれ」というメッセージが送られていることも示したが、最高裁は「信ぴょう性がない」と判断。元夫による性的暴行の証拠は見つからず、メッセージは証拠を偽造するためにコ被告自ら送ったものだとした。
    コ被告はインターネットで「殺人の道具」や「死体分解、死体遺棄」などと検索していたほか、事件前に、睡眠薬、刃物、漂白剤、ゴム手袋、洗剤、洗面器などの道具を購入していた。購入した際にはポイントを貯めた上、犯行に使用したとみられる一部の商品を店に返品していたという。
    報道によると、警察は元夫とみられる人骨からDNA情報を採取できなかった。化学が専攻だったコ被告が何らかの薬物を使い、遺体からDNAの痕跡を消したとみられている。
    地元警察は、コ被告の殺人には計画性があり、精神疾患はないと判断。動機は「元夫が自分の新たな結婚生活を妨害した」という思いからであるとした。コ被告は元夫と離婚し、息子の養育権を得たが、この2年間、元夫を息子に会わせず、元夫が裁判所に提訴した。裁判所は5月25日に親子を会わせるようにとの判決を下し、その日に事件が発生した。(翻訳・編集/北田

    韓国最高裁は5日、元夫を殺害して遺体をバラバラにし、各地に遺棄した女に無期懲役の判決を言い渡した。写真は韓国済州島。


    (出典 news.nicovideo.jp)


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     公共の場で、非常識な態度や行動をしている人に出くわすことはまれにあるが、海外では非常識な行動をしていた若者に注意した老人が殴り殺される事件が起きた。

     アメリカカリフォルニア州で、69歳の男性が、車で大音量の音楽を流していた20歳の男に音楽を止めるように注意し、男に殴り殺されたと海外ニュースサイト『CBS13 News』と『New York Post』が10月26日までに報じた。

     ​>>男性の車にキズをつける嫌がらせをした女を逮捕、動機はセックスを断られたから 女に同情する声も <<​​​

     報道によると、69歳の男性は、同州にあるスターバックスでラテを買い、同店の駐車場で飲んでいたという。20歳の男が車で同店の駐車場に入ってきたが、窓を開けたままカーステレオで大音量の音楽をかけていたため、音漏れしていたそうだ。男は駐車場に車を止めた後も、車から出る気配はなく、音漏れは続いていた。それを見た男性は、男に音楽を止めるよう注意したそうだ。男性が具体的にどのように注意したかは不明である。

     20歳の男は腹を立て、男性の頭を殴るなどの暴行を加えた。男性は意識を失い、その場に倒れた。近くにいた人が救急車を呼んだが、病院に運ばれてから4日後に死亡が確認されたという。男は、その後の警察の調べにより逮捕された。

     このニュースが世界に広がると、ネット上では「自分がいけないのに注意されたからって老人を殴るなんて20歳の男は最低すぎる」「自分も若者に注意したくなることがあるが、復讐が怖くてしない。男性は勇気がある」「男性がどのように注意をしたか気になる。でも手を出すのはいずれにせよいけないこと。周りに人がいたなら止めてほしかった」などの声が挙がっていた。

     海外には、騒音を巡るトラブルにより起きた殺人事件がほかにもある。
     インド・デリーで、29歳の男性と2人の兄弟が、大音量で音楽を流している隣人家族に、音楽を止めるように注意したところ、喧嘩となり男性が死亡したと海外ニュースサイト『NDTV』が10月28日に報じた。同記事によると、男性たちは、マンションの隣に住む父母と4人の息子らに大音量で流れる音楽を止めるように注意したという。男性たちと、隣人たちの年齢は明かされていない。

     男性らが注意すると、隣人たちは腹を立て口論が始まったという。4人の息子のうちの1人が自宅からナイフを持ち出し、男性を刺した。男性は病院に運ばれたが、死亡が確認された。2人の兄弟も重傷で、現在、病院で治療中だという。男性の兄弟もナイフで刺されたのかどうかは明かされていない。なお、隣人たちに深刻な怪我はなかった。

     警察の調べにより、父親と2人の息子は逮捕された。残りの2人の息子は現在、逃走中で、警察は行方を追っている。

     非常識な行動を注意した人に言いがかりをつけ、傷つける行為は許されることではない。注意した人の勇気を認めるとともに、自らも音楽などの騒音で周りに迷惑をかけないよう気を付けるべきだろう。

    記事内の引用について
    Victim In Deadly Rocklin Starbucks Attack Was 69-Year-Old From Citrus Heights」(CBS13 News)より
    https://sacramento.cbslocal.com/2020/10/23/victim-69-dies-starbucks-attack-rocklin/
    California grandfather dies after he was beaten for asking man to turn down music」(New York Post)より
    https://nypost.com/2020/10/26/grandfather-dies-after-he-was-beaten-for-asking-man-to-turn-down-music/
    「Man Killed For Playing Loud Music In Delhi, 3 Arrested: Police」(NDTV)より
    https://www.ndtv.com/delhi-news/man-killed-for-playing-loud-music-in-delhi-3-arrested-police-2316679

    画像はイメージです


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    「グワーッ!」奥多摩山中で母グマと遭遇…猛り狂った獣が私の鼻を目がけて噛みついてきた から続く

     警察庁の発表によると2019年の全国の山岳遭難者は2937人。山登りに慣れている人ですら「遭難」とは無縁とは言い難い。的確な登山計画を持っていない者であれば、その危険性が高まることは自明といえるだろう。

     ここでは、警視庁青梅警察署の山岳救助隊で長年活躍されてきた金邦夫氏が、山で遭遇したさまざまな事故を振り返った書籍『すぐそこにある遭難事故 奥多摩山岳救助隊員からの警鐘』より、あろうことか山中で行われたドラッグパーティーが招いた惨事について紹介する。

    ◇◇◇

    奇妙な救助依頼

     2010年10月13日午前10時ころ、山岳救助隊員でもある日原駐在所の前田小隊長から奥多摩交番の山岳救助隊本部に連絡が入った。「いま若い男性が駐在所に来て、山の中で仲間4人がいなくなったと救助を求めている」という。私はちょうど在所していたし、高田副隊長、橋本小隊長も交番にいた。近くの隊員に招集をかけ、山岳救助車で日原駐在所に急行した。

     駐在所内で前田小隊長が男性から詳しい事情を聴取していた。男性はY君(20歳)で、10月12日真夜中の午前0時過ぎに都内のバンド仲間の男性5人で車1台に乗車し、日原の小川谷林道終点まで入った。車からキャンプ用具を降ろして焚き火をし、全員ビールで乾杯をした。その際、植物の実をすり鉢ですり潰し、酒に入れて飲んだ。Y君はそれからの記憶がまったくなく、目を覚ましたら沢のそばに1人で上半身裸、トランクス姿で寝ており、近くにはだれもいなかったという。きょうは13日だから30時間以上も寝ていたことになる。

     Y君は藪の中を林道まで上がって車に戻ったが、そこには自分たちが食い散らかした跡があるだけで、だれもいなかった。大声で仲間を呼んでみたが何の応答もなく、Y君は徒歩で日原まで下りてきて集落の民家で衣服をもらい、駐在所に救助要請に来たのだという。

     意識がなくなってから丸1日半経つのに、まだY君の言動がおかしい。「何か薬でもやっているんじゃないか」と言うと「何を疑っているんですか」と突っかかってくる。「4人もいなくなってるんだろ、本当のこと言わなきゃわからないだろう」と一喝し、とにかくY君を同道して現場に行くことにした。

    そこには酒と植物の実が散乱していた

     集まった救助隊員9人とY君は、山岳救助車とパトカーに分乗して小川谷林道を登っていった。突然Y君が「車を停めてください。川の中にノアが沈んでいます」という。車を停めてみんなで外に出る。「ほら、あそこトヨタのノアが見えるじゃないですか」。みんなで小川谷をのぞき込んだが車などない。「まだ幻覚を見ているのか。しっかりしろ」とまた一喝。

     砂利道の林道を約8km、カーブを曲がったところに黒いトヨタ・ノアがドアを開けたまま停まっていた。その少し先、林道終点の手前に焚き火の跡があり、飲みかけのコップや酒などが散乱していたが、だれも見当たらない。林道の下は草木の生い茂った崖になっており、みんなで手分けして大声を出しながら付近を捜し回ったが、なんら応答はなかった。

     車の外にすり鉢と、見たこともない草か木の実がいくつか転がっていた。Y君に「これをすって酒に入れて飲んだのか」と聞くと、「そうです」と言う。

    「どこで採ってきたんだ」

    「この近くの山で採りました」

    「いい加減なこと言うな。こっちは20年もこのあたりの山を駆けずり回っているんだ。こんな実はいま初めて見たぞ。正直に言うんだよ」

    すいません、家の近くの公園で採ってきました」

     怪しいもんだが、それ以上そこでは追及しなかった。

    幻覚を見続けていた男性

     午後からは警察犬も頼んで捜索すべく、取りあえず支度を整えて出直そうと林道を下に向かって歩いていると、林道をフラフラ登ってくる男がいた。坊主刈りの頭はリーダーのH君(35歳)と思われた。「H君か」と声をかけると「はいHです。どうなっているんですか」と聞いてきた。「どうなっているのか聞きたいのはこっちなんだよ」と言ってこれまでの事情を尋ねるが、H君も12日深夜以降の記憶がまったくなく、幻覚を見続けていた。今朝になって気がつくと沢のそばに1人で寝ており、山の中を7時間くらいさまよい、やっと林道に出たのでここまで登ってきたという。「みんなは無事ですか」と言うので、「何人でここに来たんだ」と聞くと「5人です」と答えた。人数は間違いないようだ。「いま確認できているのはY君と君の2人だけだ。あとの人は午後から本格的に捜す」と言って2人を車に乗せ下山した。Y君とH君の2人を刑事課に引き継ぎ、午後になって残り3人の捜索を実施した。警察犬も投入し、キャンプ地を中心に沢筋、尾根筋を20人ほどで夕方まで捜したが、他の者の発見には至らなかった。

    恐るべき幻覚作用

     10月14日、早朝から車に乗って捜しに入った遭難者らの仲間が、午前8時40分ころ大栗尾根下あたりの林道を歩いていたS君(32歳)を発見し保護した。S君も記憶が戻ったときは沢の近くに倒れており、幻覚を見ていたという。何を聞いても要領を得ない状況であった。

     残るはあと2人。山岳救助隊は五個班に分かれ、小川谷本流や犬麦谷*3、林道より上段についている仕事道などに入り広範囲に捜索した。私は前田小隊長とカロー谷出合から中段道に入山した。ハンギョウ尾根を大きく回り込み滝上谷を越え、大栗尾根を末端まで下り林道に降りたが、何の手掛かりもなかった。夕方、他の班も下山してきたが同じ結果だった。

    *3 犬麦谷
    日原川小川谷支流の沢。タツマの大滝やモリ窪瀑流帯などを秘め、沢登りに人気がある。

     林道を下っていくと、朝に保護されたS君も仲間と一緒にいたので、他の2人と会わなかったかと聞いた。「Nと沢のあたりで会いましたが、いつの間にかまた1人になっていました。Nは会えばすぐわかります、額にバカと書いてありますから」。真面目な顔で言っているのだから、これはダメだ。飲んで3日にもなるのに恐るべき植物の実である。

     10月15日朝から三個班に分かれ沢筋と山中の捜索に入る。残る2人も生きていることを信じ、広範囲な捜索となる。林道は小川谷の左岸についており、上部で右から犬麦谷が注ぎ込む。犬麦谷は沢登りに人気のある沢なのだが、林道が最上部の終点近くで再度犬麦谷を横切る。そのため犬麦谷下部の渓相は荒れ、沢登りの登山者も林道上部から入渓する人が多くなった。その犬麦谷下部を捜索していた班が、夕方になって汚れたズボンを1本見つけた。近くを丁寧に捜したが他には見つからなかった。また対岸の山中に入った班は、ウエストバッグと運動靴を発見し下山してきた。これらを総合すると、やはりキャンプ地から下の犬麦谷を中心とする斜面にいる可能性が高い。あしたはそのあたりに焦点を絞り捜索を実施することにした。

    残る2人も発見、1人は死亡

     10月16日、午前中に別件の救助活動があり少人数しか出せなかったが、午後から本格的な捜索となった。絞り込んだ犬麦谷下部を三個班に分かれ、150mほど間隔を開けて林道下の急斜面をしらみつぶしに捜していった。

     午後3時10分ころ、犬麦谷に注ぐ浅いルンゼ下でうつ伏せに倒れ、すでに死亡している男性を三班が発見した。さらに、発見の報を無線で傍受し三班方向に向かっていた一班が、下の犬麦谷方向から「助けてくれー」という声を聞いた。急いで沢まで下りたところ、頭部から血を流し擦過傷だらけの男性が助けを求めていた。名前を問うと「Kです」と答えた。K君(23歳)は衰弱しているものの意識ははっきりしており会話もできたので、12日以後のことを尋ねたが、他の者と同様に意識がなくなり、幻覚を見ていたという。この犬麦谷沿いは何度も通過して捜したはずなのに、どうして発見できなかったのだろう。意識も朦朧として方々を歩き回っていたのだろうか。そうするとこの50メートルほど上流で亡くなっている男性はN君(32歳)ということとなる。死亡したN君も沢の近くまで滑落しており、ズボン、靴はなく、長袖シャツにトランクス、靴下だけだった。体中に擦過傷が見てとれた。

     警視庁消防庁のヘリを要請するとともに邪魔な立ち木を少し切り、吊り上げポイントの整備をした。最初に飛来した消防庁のヘリに信号弾を打ち上げて場所を知らせ、ホイストで降下してきた救急救命士がK君に応急処置を施した後、N君の死亡確認が行なわれた。K君は担架に収容され、午後3時50分にピックアップされ、青梅市立総合病院に搬送された。N君の遺体はバスケット担架に乗せられ、続いて進入してきた警視庁航空隊のヘリに搬送されて、4日間にわたったすべての捜索、救助活動は終了した。

     まったく意識のないまま滝の多い沢の中や道のない山中を何日もさまよっていたのだから、転落などで全員が死亡していても不思議でない事案である。残念ながら死亡者を1人出してしまったが、4人救助できたことは幸運としか言いようがない。

     後日、薬物などを担当する青梅警察の保安係から山岳救助隊に連絡があり、あの植物の実は脱法ハーブなどと同様、いまの法律では取り締まることができないとのことであった。こんな即効性のある、それも長時間にわたり効き続ける危険極まりない植物の実が身近に手に入り、それが法律に触れない脱法ドラッグ*4であるとは。法の整備が急がれるところである。

    *4 脱法ドラッグ
    脱法ドラッグ法律によって一部の薬物が規制されていることから、法律による規制がないであろう代替の薬物を表すため用いられている用語である。2014年6月24日に東京池袋で脱法ドラッグを吸った男の車が暴走して歩行者を次々にはね、1人が死亡し6人が重傷を負う事件が発生した。その後、法改正され、脱法ドラッグ危険ドラッグと名を変えて取り締まれるようになった。

     それにしてもまったくいい大人が、バカなことはしないことだ。

    (金 邦夫)

    &copy;iStock.com


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    2011年11月ロシア西部ニジニ・ノヴゴロド在住のアナトリー・モスクヴィン(Anatoly Moskvin、53)が、墓地から29体の遺体を盗んだ疑いで逮捕された。アナトリーはその後、精神科病棟に収容されて定期的に医師の精神鑑定を受けてきたが、これまで自由の身になることはなかった。事件から9年の時を経て先月末に行われたアナトリーの裁判の様子を『Al Bawaba News』『The Sun』などが伝えている。

    アナトリー・モスクヴィン(53)は今から9年前、3歳から12歳までの女児29体の遺体を墓地から掘り起こし逮捕された。アナトリーは先月「高齢になった両親のケアがしたい。ガールフレンドと一緒に暮らしたい」と精神科病棟からの退院を求めていたが、裁判所は「退院は認めない。さらに6か月の入院が必要である」と言い渡した。

    言語学者、歴史家、そして墓地の研究家としても知られていたアナトリーは2011年、墓地を掘り起こして女児の遺体を盗み、ミイラ化させる処理を施して自宅で保管していた。アナトリーは29体をまるで人形のように扱い、服を着せ、顔を描き、ストッキングや靴を履かせ、胸部にオルゴールを埋めるなどの細工を施した。当時アナトリーと同居していた両親は、きれいに処理された大きな女児のミイラ体が人形のように自宅に多数放置されていながらも息子の犯罪には全く気付いていなかった。

    アナトリーは44の墓を掘り起こした件を認めているが、実際の被害数は100件以上に及ぶと言われており、自分が気に入った遺体だけを自宅で保管していたようだ。ただ性的動機は全くなく、一つ一つの遺体の誕生日を書き出して祝ったり、コミュニケーションを取っていたという。

    こうして逮捕から9年、医師団は「アナトリーの統合失調症の症状が改善されているため、退院は可能である」と判断し、裁判所がどのような決断を下すのかに注目が集まっていたが、退院請求は却下された。

    なお今回の裁判でアナトリーは被害者家族に謝罪をすることを拒否し、次のように言い放った。

    「あの少女たちは、ただの少女だ。両親のことなど私には全く関係ないし、知らない。両親は娘を墓に埋めた時点でその権利を手放したことになる。だから私が謝る必要はない。」
    「病院から出て自由になったら、子供たちの英語教師になりたい。」

    またこれまでの裁判でも「家族らは少女を冷たい墓に葬った。だから私が家に連れ帰って、温めてあげたんだ」などと述べ、被害者家族の怒りを買っていた。

    今回の裁判所の決定に対し、アナトリーに娘の墓を掘り起こされたナタリア・シャディモヴァさん(Natalia Chardymova、46)は、次のように語った。

    「私は棺の中に娘の遺体がないことを知らないまま、9年間も墓参りをしていました。死んだ子供たちに異常な虐待をし、私の人生に恐怖をもたらしたあの“生き物”が病院から出ることなど許されるはずがありません。彼は明らかに精神を病んでいます。今は娘の墓碑に名前が刻まれていますが、彼が退院したら娘の名前を隠さなくてはならなくなるでしょう。」

    しかしながらアナトリーの母エルヴィラさん(Elvira、77)は「裁判所の決定は偏見に満ちている。息子は社会に出て仕事をすることも、結婚をすることもできない」と不満を露わにしている。

    画像は『The Sun 2020年11月2日付「DOLLS OF DEATH Twisted grave robber who stole corpses of 29 girls and dressed them up like dolls refuses to apologise to their parents」(Credit: East2west News)』のスクリーンショット
    (TechinsightJapan編集部 A.C.)

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    カナダレストランで今年3月に食い逃げ事件が発生した。犯人の女はレストランの天井裏に逃げ、通気口まで這って脱出しようと試みたが、思わぬ展開を迎えて御用になったという。10月下旬にその時の映像がSNSに投稿されると、『Daily Star』『The State』などのメディアが詳細を伝えている。

    カナダブリティッシュコロンビアバーナビーにあるレストランで今年3月、1人の女が食事後に逃走した。女は通常通り注文し食事を食べ終え、店員が会計のために女のテーブルに向かうと走って逃げ出したという。

    女は綿密な計画を立てていたようでトイレから天井に登り、天井を這って通気口から外に逃げようと試みた。すぐにレストランマネージャーが警察に通報し、警察官らがレストランに到着すると女性用トイレから天井に登り犯人を探し始めた。

    するとキッチンの天井から不審な物音が聞こえたため、数人の警察官がその場に向かって対応を協議していると突然、天井から女が落ちてきたのだ。この決定的瞬間をカメラが捉えており、女は警察官の目の前に落下していることが分かる。女はもちろん現行犯逮捕されたが、通気口の出口まであと一歩のところだったという。

    現場にいた警察官は当時のことについて、「どうやって女を探し出すかについて話し合っていた時に、突然天井が崩れて女が落ちてきました。犯人自らが出てきてくれたので、すぐに今回の件を解決することができました」と明かしている。

    映像を見ると女は天井から派手に落ちているが、その場にいた警察官を含めケガをした人はいなかった。また女は逮捕されたものの、レストラン側は女の生活苦を知って刑事告発はしなかったという。

    王立カナダ騎馬警察のマイケル・カランさん(Michael Kalanj)は「レストラン側が今回の件を告発しなかったので、女としっかり話し合うことで終わりました。女は一歩間違えれば大ケガをしていた可能性もあります。こういった方法は安全ではないということが今回の件で多くの人に伝わったと思います」と話している。

    王立カナダ騎馬警察が10月29日ツイッターにこの時の映像を公開しているが「警察官やフライヤーの上に落ちなかったなんて彼女はラッキーね」「まるでアニメのようだ」「お金を払いたくないほど高い食事だったのかしら」といったコメントが寄せられた。

    画像は『Daily Star 2020年11月2日付「‘Dine and Dash’ woman flees through restaurant’s air vent – but crashes through ceiling」(Image: Twitter)』のスクリーンショット
    (TechinsightJapan編集部 iruy)

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    今から2年前のこと、スコットランドで当時13歳の少女が腹膜炎を発症し、激しい痛みを抱えながら自宅ソファーの上でひとりぼっちでこの世を去った。少女の母親は娘が腹痛を訴えていたにもかかわらず、そのまま放置してバーへと出かけていた。『The Sun』『BBC News』などが伝えている。

    スコットランドノース・ラナークシャーのウィショー2018年7月26日、13歳のロビンゴールディさん(Robyn Goldie)が、腹痛を訴えた後に自宅で死亡した。

    当時家の中にはロビンさんしかおらず、一緒に暮らしていた母親のシャロンゴールディ(Sharon Goldie、45)は友人とバーへ出かけていた。

    亡くなったロビンさんは、4歳まで祖母と暮らして普通の生活を送っていた。しかし祖母が体調を崩したことから母親のシャロンと一緒に暮らすようになった。シャロンは娘の世話を怠り、頻繁に行きつけのバーに出かけ、アルコールを飲んでは大麻を吸うという生活を送っていた。時にはロビンさんに大麻を勧めることもあったようだ。

    そんな中でロビンさんの食事は一日にヨーグルトだけという日もあり、シャロンが通うバーにはたびたびお腹を空かせたロビンさんがやってきて、シャロンに食べ物を買うお金をせがむ姿がバーの常連客によって目撃されていた。また自宅は部屋中が猫の糞尿によるひどい臭いがし、ロビンさんはノミのせいで全身発疹だらけだったという。

    そしてロビンさんは亡くなる1週間ほど前から腹痛を訴えるようになったのだが、シャロン鎮痛剤だけ与えて医師に診せることもなくバー通いを続けていた。

    ロビンさんの容体は一向に改善する気配を見せず、痛みは激しくなる一方だった。ロビンさんは痛みに耐えかねてシャロン救急車を呼ぶようにお願いし、シャロンの友人もロビンさんを心配してタクシーで病院へ連れて行くと申し出た。だがシャロンは全てを断り、「この子はただ構って欲しいだけなのよ」と全く心配する素振りを見せなかったという。

    ロビンさんが亡くなる当日、鎮痛剤だけ与えたシャロンは腹痛を訴えるロビンさんをひとり残してバーへと出かけた。ほどなくしてシャロンは友人の男性と一緒に帰宅したのだが、ソファーに横になっているシャロンさんを気にかけることもなく冷蔵庫からアルコールを取り出し、外に出て庭で男性と飲み続けていた。

    その1時間後、男性がロビンさんの様子を確認したところ、既に息絶えていた。皮肉にもシャロンロビンさんのために救急車を呼んだのは、娘が亡くなった後のことだった。のちにロビンさんは穿孔性胃・十二指腸潰瘍による腹膜炎を発症して亡くなったことが分かった。

    ロビンさんの死に警察が関与することとなり、シャロンは起訴されることになったが、彼女は自分が9歳の時に重度の外傷性脳損傷を負ったことで認知的に問題を生じ、これが自身の管理能力の不完全さに繋がったとして、無罪を訴えていた。

    しかし今年の10月29日エディンバラ保安官裁判所で開かれた裁判で、シャロンロビンさんに殴るなどの暴行を働き、食事や衣料などの十分なものを与えず、娘に大麻とアルコールを与えていたことを認めた。これによりシャロンは有罪となり3年6か月の懲役刑が下された。判決を下した裁判官シャロンに対して次のように戒めた。

    「あなたは長期にわたって自分の娘に相当な残虐行為を働いていました。あなたは娘のための食事を買うのに十分なお金を持っていました。しかしそのお金であなたはアルコールと大麻を購入し、あろうことか食事の代わりにこれらを彼女に与えていたのです。」

    画像は『The Sun 2020年10月29日付「WORST MUM Mum, 45, who left daughter, 13, dying on sofa while she went to the pub is jailed」』のスクリーンショット
    (TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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     10月31日神戸市長田区のコンビニエンスストアで、神戸市水道局に勤務する42歳の男がガラスを壊したとして逮捕されたことが判明、その行動と言い訳に呆れの声が相次いだ。
     男は31日午後11時20分頃、神戸市長田区のローソン長田神楽町店を訪れると、出入り口のドアを足で蹴り壊した。壊れたドアは下部が大破し、かなり強い調子で蹴り続けたものと見られている。

     ​>>32歳男、コンビニで15分間下半身を露出するも気が付かれず後に逮捕<<​​​

     蹴り壊す様子を見た店員が警察に110番通報し、駆けつけた警察官が器物損壊容疑で現行犯逮捕した。当時、男は酒に酔っていたという。警察の取り調べに対して、犯行に及んだ理由について、「店員のレジの対応が遅くて腹が立った」と供述。そして、ドアを壊したことは「結果的に壊したことは間違いないが、蹴る時に目測を誤った」と話しているという。

     酒に酔った上、店員のレジ対応に腹を立てドアを蹴り壊す行為はあまりにも異常。しかも、犯行は神戸市水道局の職員によるもの。なんとも酷い事件に、「神戸はどうなっているんだ。こんな人間を税金で養っていていいのか」「客だからって偉そうにするな。それとも公務員だからと肩で風を切って歩いてたのか」「何をそこまでイライラしているのか。中年って怖いね」「行動も言い訳も意味不明」と憤りや怒りの声が相次ぐ。

     また、コンビニ店員経験者からは「こういう意味もなく怒っている人間が結構いる。本当に鬱陶しい」「やることがたくさんあって、覚えることも多い上に、地雷のようなクレーマーの対応もしなければいけない。もう二度とやりたくない」「コンビニは店員のケアもするべきだ」とコンビニ店員の負担増加を心配する声も多かった。

     ネット民から「最低」「異常」と評された神戸市水道局職員。今後、刑事罰ともに、懲戒免職など含めた処分が行われるものと思われる。目測とともに、人生も誤った。

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    ディズニー映画アラジン』でお馴染みの魔法のランプ2019年には実写版が制作され、ランプから登場する魔人ジーニーをウィルスミスが演じて話題になったが、このたびインドで偽の魔法のランプで詐欺を働いた男2人が逮捕された。映画から抜け出した嘘のようなニュースを『Oddity Central』『India News』などが伝えている。

    インド北部ウッタル・プラデーシュ州メーラトに住むリーク・カーン医師(Dr.Laeek Khan)は今から2年前、手術後の女性患者であるセミーナの自宅を度々訪れ、傷の手当にあたっていた。

    そんなある日、カーン医師はセミーナの自宅で魔法の力を持つというイスラムディン(Islamuddin)という男を紹介され、男の不思議な魅力にすっかりはまってしまった。

    イスラムディンはそのうちアニーズ(Anees)という男を連れてくるようになり、カーン医師に「私はあなたに富、健康、幸運をもたらす“アラジンの魔法のランプ”を持っている。望むならお見せしよう」と夢のような話を持ちかけた。

    ロンドンで学んだというカーン医師だが、2人は魔法のランプから魔人ジーニーを登場させるなどのトリックを見せたそうで、「あなたがその気なら、約3500万円(2500万ルピー)でこのランプを売りますよ」とそそのかされてその気になった。カーン医師は、ランプからジーンが出てくるのを見るために約1万7000円(1万2000ルピー)を支払うと、その後も分割でランプ代を払い続けた。

    しかしながらすべての支払いが終わり、カーン医師がいざ魔法のランプを持ち帰ろうとすると、2人は「ランプを触ると、あなたに悪運がもたらされる」と言って拒否。そんなことが続いた後でカーン医師は、ジーニーに扮していたのはイスラムディンであったこと、自分が騙されていたことに気付き、先月末にメーラトの警察署に相談に訪れた。

    こうして2人の詐欺師は数日後、地元警察に拘留され、偽のランプも押収された。またセミーナはイスラムディンの妻であることが判明したものの、現在は逃亡中で警察が行方を追っている。

    なお『India News』はカーン医師が分割により約3500万円の支払いを済ませたと報じているが、『Jagran English』など一部のメディアでは2人はランプ代を約2100万円(1500万ルピー)にディスカウントし、医師は頭金として約435万円(310万ルピー)だけ支払ったとしている。いずれにしても医師はかなりのお金を“ガラクタ”につぎ込んだことになり、警察は同様の被害が複数件あるとみて捜査を進めている。

    ちなみに2018年にはアメリカで、ホームレス男性とカップルが共謀して詐欺を働き、4500万円以上の寄付金を集めていたことが発覚し裁判沙汰になっていた。3人は第2級窃盗罪で逮捕されており、「恥を知れ」という非難の声があがったのは言うまでもない。

    画像は『Oddity Central 2020年10月30日付「Doctor Allegedly Pays Conmen $335,000 for Fake Wish-Granting Aladdin’s Lamp」(Photo: Facebook)』『Navbharat Times 2020年10月26日付「‘अलादीन का चिराग’ के झांसे में आया लंदन रिटर्न डॉक्टर, ढाई करोड़ रुपये की हुई ठगी, दो तांत्रिक गिरफ्तार」』のスクリーンショット
    (TechinsightJapan編集部 A.C.)

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    遺体・霊安室(fergregory/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

    見ず知らずの人の土葬された亡骸を次々と墓から掘り起こし、持ち去っていた犯人。その亡骸で何をしていたのか事実を知った誰もが、「この世にそんな趣味を持った人がいるとは」と驚愕した。50代になった被告を、母親だけは擁護しているという。


    ■3~12歳までの女児の亡骸

    ロシア第5の都市ニジニ・ノヴゴロド市の墓地で、2007年以降ひんぱんに起きていた墓荒らし事件。しかも、宝飾品などではなく「亡骸」そのものが持ち去られるという不気味さだった。

    2011年、警察はある男について家族から異様な私生活に関する相談を受け、その自宅を任意で捜査。そこで29体ものミイラが発見された。ミイラは3~12歳までの女児ばかりで、頭部にリボンやスカーフを着け、かわいいドレスを着て花、オルゴールなどが添えられていた。

    これにより、警察はアナトリー・モスクビンという男を連続墓荒らし事件の容疑者として逮捕。本人も犯行を認め、死体損壊等罪を含む44件の罪で起訴された。


    関連記事:新型コロナ死した女性の遺体を強姦 遺体安置所に侵入男が3年の服役へ

    ■翻訳者・歴史学者として活躍

    13もの言語を巧みに使いこなし、歴史学の博士号を取得し、執筆業の傍らソビエト赤軍のため翻訳者としても活躍したモスクビン被告。大変優秀だったこの男は、ミイラと一緒の暮らしを「小さな女の子たちとパーティーをしている」と表現していた。

    その後の取り調べで、12歳の時にある少女の葬儀で遺体の顔にキスをした体験について語り、「それ以来、遺体に強い関心を抱くようになった」などと供述。ただし警察の報告によれば、性的関心の対象ではなかったようだ。

    ■被告を擁護する母親

    精神鑑定で統合失調症を指摘され、入院加療が10年近く続いたモスクビン被告は現在53歳。このたびの裁判所出廷では、「高齢の母親を介護する必要がある。恋人ができたので彼女と一緒に暮らしたい。精神病院から早く出してほしい」などと陳情した。

    その母親エルヴィラさん(77)も、「人形たちの中身が少女のミイラだと知って驚いたが、息子はとてもかわいがっていた。そんなにも罪深いことをしたとは思えない」などと話し、息子を擁護したという。

    また最近の被告の様子については、医師も「投薬による治療は順調で、保釈もそろそろ可能」という評価を示した。


    ■「冷たい土の下はかわいそう」

    だが裁判官モスクビン被告のある発言をきっかけに、まだ社会復帰を叶える時期ではないと判断し、治安精神病院での勾留について6ヶ月の延長を言い渡した。

    死体損壊の行為を遺族に謝罪するよう求めたところ、「幼い娘を墓地の冷たい土の下に埋め、去ってしまった親こそ冷酷だ。僕の自宅で女の子たちを温めてあげただけで、何も悪いことはしていない」と被告が反論したためだ。

    被害者の遺族らは裁判官の評価を強く支持。「一生このケダモノを社会に戻さないで」と改めて訴えている。

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    (文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

    持ち去った大量の少女の遺体を着せ替え人形にした50代男 謝罪命令にも反省の色なし


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