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    事件

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    犬(Sergii Gnatiuk/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

    まだ10代の体と心の中に、いつの間にか歪んだ性的志向を培っていた男。卑怯にもか弱い相手を狙うことばかり考えていた。

    ■性犯罪の前科

    米国・ジョージアブロック郡のステーツボロで、ジーザス・エステバンという19歳の男が犬に対する強姦容疑で逮捕され、拘置所に収監された。

    エステバン容疑者が警察の世話になるのはこれが初めてではない。性犯罪者として服役した過去を持つ、すでに要注意人物だった。

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    ■性犯罪に溺れる男

    2019年2月、最初の性犯罪事件を起こしたエステバンジョージア州キャンドラー郡のメターという町に暮らしていたとき、幼い少女に対する性的虐待で逮捕・起訴されていた。

    裁判で有罪判決を受け、17歳にして刑務所へ。刑期満了でやっと出所したものの、凝りもせず再び性犯罪を起こしていたことがわかったという。

    ■「嘘発見器」が有効なことも

    アメリカで性的虐待や強姦などの事件を起こした者は、服役後は保護観察期間に移り、GPS装置を足首に巻き付けられ、行動範囲の監視が続く。

    また性犯罪前歴者としての登録が義務付けられ、情報は市民に公開される。だが、小児性犯罪は子供が強い恐怖を感じるため親に被害を訴えることが難しく、事件の発覚には、性犯罪前歴者に対する定期的なポリグラフ検査が役に立つという。

    ■保護観察期間に再犯

    エステバンの獣姦は、郡保安官事務所が行ったポリグラフ検査に反応したことで発覚した。メス犬を襲った疑いについて厳しく問い詰めたところ、犯行を認めたという。

    保護観察期間中の再犯は罪がいっそう重くなる。幼女に対する性的虐待行為での服役に続き、非力な犬を襲う獣姦という性的志向を見せたエステバン容疑者に、今回はどれほどの刑が下るのか、注目が集まっている。

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    (文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

    幼女への性犯罪で捕まっても懲りない19歳男 出所後は犬を性的対象に…


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    地方では隣人同士で交流を持つ家庭も多いと思われるが、このほどアメリカで5歳男児が隣人の男に銃で殺害されるという事件が起きた。男児の家族と隣人は普段から交流があったが、普段何気なく挨拶を交わしている隣人が突然牙を剝き、殺人にまで発展した事件に地元住民らは驚きを隠せないようだ。『Metro』『People.com』などが伝えている。

    今月9日の午後5時30分頃、米ノースカロライナウィルソンアーチャーズ・ロード住宅街に住むキャノン・ヒナント君(Cannon Hinnant、5)が、隣人に殺害されてこの世を去ってしまった。

    キャノン君は当時、7歳と8歳になる姉と一緒に自宅の庭で自転車に乗って遊んでいた。複数のメディアによると、この時キャノン君は隣家の前庭に自転車で入ってしまったようだ。その瞬間、隣人のダリス・セッソムス(Darrius Sessoms、25)が家の中から現れ、姉らが見ている前で至近距離からキャノン君の頭部めがけて銃を発砲した。

    銃声に気づいたキャノン君の父親がすぐに駆けつけ、キャノン君は病院へと搬送されたものの医師によって死亡が確認された。ダリスはキャノン君を殺害した後に車で逃走したが、翌日の夜に警察の追跡によりウェイン郡ゴールズボロの街で発見され逮捕された。

    逮捕されたダリスはキャノン君家族とも交流があり、前日の夜にはキャノン君の父親と夕食をともにしていたとのことだ。キャノン君宅のすぐ近くに住むシャーリーン・ウォルバムさん(Charlene Walburn)は、ダリスについて次のように語っている。

    「私の夫はよくダリスと会話を交わす機会がありました。時には夫のところにやってきて『車のタイヤに空気を入れて欲しい』と頼みに来ていました。また私が玄関前でアイスキャンディーを食べていると『一つもらえないか』なんて言うこともありましたよ。」

    「事件当日、私達は夕食中で突然『バンッ!』という音が聞こえてきたのです。すぐに銃声だと分かったので夫にすぐ警察に通報するように言って、私は玄関口に向かいました。」

    シャーリーンさんが玄関のドアを開けて銃声のあった方向に目をやると、キャノン君の父親が「キャノンが撃たれた!」と叫んでいる姿が目に飛び込んできたという。

    ダリスがキャノン君に発砲した具体的な理由は明らかになっていないものの、『Metro』によるとキャノン君の葬儀費用を募るため「GoFundMe」に開設されたページには「キャノンは自分の人生を1分ほど楽しんだ後、隣人の庭に入ったため、人生を終えることとなってしまいました」と記されていたようだ。現在、同ページからはこの一文が削除されている。

    また『The Sun』によると、ダリスは2016年3月に銃器の窃盗による重罪、同年4月には違法薬物の保管管理、11月には大麻所持で有罪が下されていたという。今回ダリスは第1級殺人罪で起訴され、保釈金の設定無しでウィルソン刑務所に拘留されている。

    画像は『Metro 2020年8月11日付「Boy, 5, shot dead at point-blank range ‘for riding into neighbor’s yard’」(Pictures: GoFundMe/WRAL)』のスクリーンショット
    (TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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    (出典 news.nicovideo.jp)


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    少女KatarzynaBialasiewicz/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

    最低な性犯罪に走っていたことを理由に身柄を確保され、取り調べの段階でHIV陽性であることが判明した中年の男。被害を受けた少女らもそれに続き検査を受け、残酷な事実を突きつけられた。

    ■蛮行のきっかけ

    ウガンダ・マサカ県で大工として働いていたある男(48)は、今から6年前に妻に先立たれた。

    以来、特に性的に満たされない日々を過ごすようになった男は、徐々に強いストレスを感じるように。そして「性的欲求を満たしたい」という目的を果たすために性交渉の相手を求め、選んだのはあまりにも幼い複数の少女たちだった。

    関連記事:新型コロナ感染とHIV陽性を匂わせた女 警官らへの悪質行為で実刑判決に

    ■HIV陽性と判明

    未成年に性交渉の相手をさせて欲求を満たすようになった男は、先日も幼い少女にのしかかり襲いかかった。その様子をたまたま見かけた近所の住人が、慌てて村の議長に相談。通報を受けた警察が男のもとに向かい、身柄を確保した。

    男は病院にいったん移され、病気に感染していないかを調べるため検査を受けたところ、HIV陽性であることが発覚したという。


    ■少女らにも感染

    驚いた当局は捜査を急ぎ、8歳から13歳までの少女5名が被害者であることを突き止めた。すぐにHIV検査を受けさせたところ、その全員が陽性結果を得たという。

    また少女たちと男の関係については一切明かされておらず、親族なのか他人なのか、他人であればどのような接点があったのかなど、すべて伏せられている。この5人以外にも被害者がいるのかなどは、今後の捜査で明らかになるはずだ。

    ■未成年が被害に遭うケース

    未成年が、身勝手な男との性交渉によりHIVに感染するケースが後を絶たない。

    昨年は、アメリカで暮らす20代の男が、出会い系アプリで知り合った少年(16)にHIVをうつしていたことが判明。こちらはHIV陽性と知っていながら避妊具も使用せず少年と交際を続け、その結果の感染だったとして起訴された。

    あまりにも身勝手な大人のせいで、人生を狂わされてしまった子供たち。せめて心の傷が少しでも癒えることを願うばかりだ。

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    (文/しらべぇ編集部・マローン 小原

    妻に先立たれた中年男 性のはけ口にした少女5名にHIV感染させ逮捕


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    ナイフDaniel Tadevosyan/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

    惚れ込んだ女性と結婚できなかった男が、相手を激しく憎むように。女性はほどなくして別の男性の妻となり幸せに暮らしていたが、男に見つかり、刃物で30回も刺され重傷を負った。

    ■プロポーズに失敗

    インド・デリーで暮らす男が、同じ大学に通っていた女性(23)を好きになった。その思いは募るばかりで、「この人しかいない」と考えて昨年12月に求婚。しかし「妻になって」と懇願すると鼻で笑われ、その瞬間に男の愛情は深い恨みに変化した。

    女性は男にはまるで気がなかったらしく、今年2月にはグルガーオンで暮らす男性とゴールイン。男がこれを知ったのは3月に入ってからだというが、「必ず見つけ出し復讐してやる」と決意し、女性を捜し始めた。

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    ■ストーカー化した男

    彼女はグルガーオンにいる。情報を得て女性の新住所を突き止めようと動き始めた男だが、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻になり、自由に外出ができない状態に。しばらくはおとなしくしていたが、8月に入り再び動きだした。

    あるとき、ようやく女性を見かけた男は尾行を開始し、女性には気づかれぬまま自宅まで後をつけた。


    ■女性をメッタ刺しに

    女性が家に入ったのを確認し、ドアを叩いたこの男。その際に対応したのは女性の姑で、男は「ここで暮らす奥さんの親しい友人です」「会わせてください」と懇願した。

    驚いた女性が出てくると、男はポケットの中に隠し持っていたナイフを取り出し、女性をメッタ刺しに。頭や顔を狙い、約30回も刺したという。

    ■身柄を確保された男

    女性の叫び声を聞き慌てて出てきた舅が、男の蛮行を食い止めようと介入。その際に舅も手や脚を刺されたが、舅が大声で叫んだことから、近所で暮らす人々が続々と現場に駆けつけた。

    男は襲撃を断念してその場から逃げ出そうとしたが、隣人らが飛び掛かって取り押さえ、警察に突き出した。経済的には豊かなのか、すでに保釈金を支払い署をあとにしているとされるこの男。被害を受けた女性は危篤だといい、今も病院で治療を受けている。

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    (文/しらべぇ編集部・マローン 小原

    大学の元同級生に求婚を拒まれ… 逆恨みの男が女性を30回刺して逮捕


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    たいまつmetapompa/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

    子供がさらわれ性的暴行を受けるという、むごい事件が発生。これを知った地域住民が団結し、容疑者として名があがった少年を襲撃し殺害した。警察ではなく住民が少年を探し出し凄まじい制裁を加えたことに、当局も衝撃を受けている。

    ■連れ去られた少女

    南アフリカで暮らす10歳の少女が自宅から連れ去られるという事件が、7月23日朝に発生した。

    少女と同じ地域で暮らす人々は「一刻も早く少女を見つけ救出しよう」と誓い合い、捜索活動を開始。その甲斐もあって少女は失踪した日の晩に発見されたが、強姦被害を受けた後で、体にはいくつもの傷ができていたという。

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    ■犯人捜しがスタート

    その後、「容疑者は地元では多くの人に知られている10代の少年」という話が一気に広まり、地域の住民は激怒。

    制裁を加える目的で少年探しを開始し、まずは少年が暮らす家に向かった。この場で、住民は少年の兄弟が所有する小屋に放火するなどし暴走。その後ほどなくして少年を探しだすことに成功した。


    ■リンチを加えた末に惨殺

    ようやく少年を見つけ出した人々は、少年を連れて公園へ。そこで棒、石、レンガなどを用いて少年を痛めつけたうえ、ロープを首に巻き付け締めあげた。

    それでも人々の怒りは収まらず、少年の体に火をつけたとのこと。この時点で少年はまだ生きていた可能性が高く、一部メディアは「生きたまま焼き殺された」と少年の最期につき報じている。

    ■当局の声明

    その後、通報を受けた警察はすぐに捜査を開始。逮捕者はまだいないというが、「事件を目撃した人がいれば、ぜひ警察に連絡を」と呼びかけている。

    また当局は地域住民が容疑者に制裁を加えた点を重くみており、「この件に関わった人たちはそれなりの刑罰を受けることになる」とも発表した。殺害された少年に関しては多くは報じられていないが、年齢については15歳、または16歳と伝えられている。

    ちなみに当局は、少女の家族にも話を聞く予定とのこと。被害を受けた少女については、「一生消えない傷を心に負いました」とコメントしている。

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    (文/しらべぇ編集部・マローン 小原

    10代の少年が生きたまま焼かれる 少女強姦に激怒した住民が制裁


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    ハンマー・女性(Gutzemberg/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

    今から2年前、三姉妹が実の父親を惨殺するという事件がロシアで起きた。逮捕された娘たちは長年にわたる強姦の被害を訴え、正当防衛を主張。しかしその後、驚きの展開となっていることがわかった。

    ■ナイフとハンマーで急襲

    その殺人事件はロシアモスクワ市のアパート2018年7月に起きた。

    ミハイルハチャトゥリアンさんという当時57歳の男性が、実の娘であるクレスティーナ、アンジェリーナ、マリア(当時19、18、17歳)の三姉妹にうたた寝の最中に急襲されたもので、凶器は唐辛子スプレー、狩猟用ナイフハンマーだった。

    ミハイルさんは頭、首、胸など全身の30ヶ所に刺された跡や打撲の跡が確認されている。

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    ■「姉妹の無罪放免を」と世間

    三姉妹は警察に自首するも、2014年より小児性愛者の父による監禁、虐待と性的暴行を受けていたと正当防衛を主張。「母親が2015年に家から追い出されると被害に遭う回数が増え、耐えられなくなり殺した」と訴えた。

    続いて人権活動家三姉妹の無罪放免を求める運動を起こし、100万人近い市民が嘆願書にオンラインで署名。検察は起訴見送りの検討を余儀なくされたが、それに「待った」をかけたのは父親側の複数の親族だった。


    ■トラウマのひどい三女は…

    「父親の資産に目がくらんだ計画的殺人」「監禁、虐待や強姦の被害は嘘」と語った親族たち。ミハイルさんがイスラエル滞在で自宅を留守にした際、娘たちはドラッグパーティを主催してハメを外していたといい、厳格で威圧的な性格の父親をそもそも嫌っていたと主張した。

    これにより検察当局は今年5月、犯行当時19歳と18歳だったクレスティーナとアンジェリーナの両容疑者を殺人罪で正式に起訴。同17歳だったマリア容疑者は少年法で扱われることになったが、心的外傷後ストレス障害PTSD)がひどいため精神病院への入院が決まっている。

    ■2名が検査で処女と判明

    父親の遺産が目当てという新たな動機に注目が集まるなか、三姉妹の身体に関して医学的検査も行われた。2名がそこで処女と証明され、1名は処女でないもののボーイフレンドと肉体関係があることがわかった。

    裁判で有罪となれば、クレスティーナとアンジェリーナの両被告にはそれぞれ懲役20年の実刑判決が下ると考えられており、家を出た三姉妹の母親の証言にも高い関心が集まっている。

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    (文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

    「監禁と性的暴行に耐えきれず」は嘘か 父親を殺した3人娘の事件に驚きの展開


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    帽子Neosiam/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

    女性がとても大切に感じている髪の毛。内側に大量の接着剤が塗り付けられている帽子を突然かぶせられた女性は、そのすべてを失ってしまった。犯行の裏には、彼女に強い恨みか嫉妬を抱く見知らぬ女の存在が強く疑われているという。

    ■花を届けるふりをした男

    7月23日スペインバレンシア州のベナグアシルで、マルセラ・タスコンさん(31)が自宅前で見知らぬ男にいきなり襲われた。

    玄関のベルが鳴り防犯カメラの映像を確認すると、「プレゼント」だという赤い帽子と花束を持った男が映っていた。しかし受け取ろうとしたマルセラさんがドアを開けると、男は花を足元に投げつけ、口汚く罵りながらマルセラさんの頭に帽子をかぶせて逃走した。

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    ■すべての髪の毛を失う

    帽子の内側には、強力な接着剤が大量に塗り付けられていた。そのせいで豊かな長い黒髪は固まり、頭皮にも2度(熱傷の深さ)のやけどを負ったマルセラさん。治療のため髪の毛はすべて切り、剃り落とされ、現在はスキンヘッドの状態で治療を受けている。

    現場では8歳の息子もすべてを目撃しており、ふたりの話を基に警察が男の行方を追っているところだ。

    ■「シャンプー」という名の手口

    コロンビア出身の移民だというマルセラさんは、メディアの取材に「帽子を使ったこの悪質な犯行は、祖国では『シャンプー』と呼ばれ、よく知られています」と説明している。

    夫の浮気に逆上した妻が怒りの矛先を愛人に向ける、あるいは好きな男性が夢中になっている美女に激しく嫉妬するなど、犯行のほとんどが強い恨みを抱いた女性によるものだそうだ。

    ■誰かに恨まれている可能性

    さらにマルセラさんは自宅のあるビルで美容サロンを開業していて、警察に対し、事件のしばらく前から気になることがあったと伝えている。

    1ヶ月ほど前、コロンビア人らしいアクセントで話す女性からサロンの場所を尋ねる電話が入り、その2週間後には不審な男がビル内をうろつく様子が目撃された。そして犯行の数分前に再びその女性から電話があったが、マルセラさんの在宅を確かめるような雰囲気だったという。

    こうしたことから、マルセラさんは「男はその女にお金で犯行を依頼されていたのではないかと、強く疑っています」とも話している。

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    (文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

    帽子に塗られた大量の接着剤で女性が頭皮に大やけど 見知らぬ女の恨みか


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    誘拐(gelmold/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

    愛する人と暮らしながら、「どうしても赤ちゃんがほしい」と思い始めたある男。しかし“妻”はトランスジェンダーで、元男性。妊娠はできない身と知りつつ子供を強く望むようになった男は、とんでもない行動を起こした。

    ■元男性と暮らしていた男

    インド・ジャイプールで暮らす男(31)は、5年前にある“女性”と夫婦として暮らし始めた。しかしパートナーは元男性で、女性として生きてはいるものの、妊娠・出産は無理な話だった。

    男はそれを理解していたに違いないが、「どうしても子供をもうけたい」「父親になりたい」という気持ちがいつの間にか大きくなっていったという。

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    ■誘拐を計画

    「子供がほしくてたまらない」「でも俺のパートナーには子供が産めなくて…」という男の愚痴を聞いた友人(27)は、「なら(誘拐できそうな)赤ちゃんがいないか、あちこち探してみろよ」と提案。

    さらにこの友人は別の知人2名にも声を掛け、「お前ら、子供がいないか見て回ってくれ」などと指示し、従わせた。


    ■計画の失敗と第二の誘拐

    7月20日のこと、友人たちは小さな女の子を見つけ「この子ならばっちりだ」と喜び誘拐。だが男は「この子赤ちゃんとは言えない」「大きくなりすぎている」という理由で気に入らず、“娘”として育てることを断念した。

    男たちは女の子を自宅に戻し、再び子供探しを開始。同月22日の午後8時頃には建設作業者の娘(2)を見かけ、「この子なら」と考えて誘拐した。

    ■逮捕された男たち

    「子供がバイクに乗った4人組の男に誘拐された」との通報を受けた警察は、特別捜査チームを複数編成。様々な状況証拠などを集めて容疑者を特定し、女の子を発見、保護した。

    養子を引き取るといった選択肢もあったに違いないが、この男たちはよその親が一生懸命に育てていた幼い子供を誘拐。あまりにも身勝手な犯行を、複数の現地メディアが大々的に伝えている。

    男と一緒に暮らしていた元男性のコメントなどは、まだ発表されていない。

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    (文/しらべぇ編集部・マローン 小原

    トランスジェンダーと結ばれるも子供は望めず… 娘ほしさに女児を誘拐した男が逮捕


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    「もう、性犯罪から離れたいんです」。2019年9月中旬、記者にこう語った石橋さん(仮名・40代)は、その数日後に強制わいせつ、迷惑防止条例違反の疑いで逮捕・起訴された。

    東京地方裁判所は今年6月中旬、石橋さんに懲役3年6月(求刑5年)を言い渡した。

    判決を受け、彼はなにを思うのか。6月下旬、記者は受刑者や出所者を支援するNPO「マザーハウス」理事長の五十嵐弘志さんとともに、石橋さんがいる東京拘置所に向かった。(編集部・吉田緑)

    これまでは「帰る場所」がなかった

    石橋さんは今回の逮捕前にも、強制わいせつ、迷惑防止条例違反などの性犯罪を繰り返し、4回の服役経験がある。

    2019年6月に出所後は、性依存症の治療を受けたり、「マザーハウス」で更生に向け、歩き出したところだった(「もう性犯罪から離れたいんです」4回服役した男性、本心打ち明けた後に再び逮捕)。

    しかし、同じ年の8月、歩いていた3人の女性に対し、胸をつかむ、揉むなどしたとして、強制わいせつ、迷惑防止条例違反の疑いで逮捕・起訴されていた。


    判決を受け、彼はなにを思うのか。石橋さんに会いに東京拘置所に足を運ぶのは今年の2月下旬ぶりだ(性犯罪で4回服役、再び逮捕の男性「自分でもわからない」「もうやめたい」拘置所で明かした苦悩)。

    新型コロナウイルス感染防止のため、入口で検温と消毒をおこない、マスクをつけて面会室へと進む。アクリル板ごしに再会した石橋さんは、前回の面会時よりも表情がスッキリしてみえた。

    石橋さんは「判決が出てホッとしました」と話し始めた。

    「これまで、自分は(刑務所を出た後に)『帰る場所』がありませんでした。そのため、刑務所に行くために犯罪をしていた自分もいました。

    これまでの裁判では、判決はどうでもいいと思い、裁判官の話も聞いていませんでした。自分の言いたいことを主張したこともありません。

    公判で自分の言いたいことを言えたのは初めてでした。精一杯伝えた結果の判決なので、受け入れたいと思います」

    また、逮捕後から現在に至るまで、石橋さんと手紙の文通をしているマザーハウスボランティアスタッフなどもいるという。

    「手紙が来るのは嬉しいものですね。面会に来てくれたり、手紙をくれたりする人はこれまで誰もいませんでしたから」と石橋さんは笑顔を見せた。

    これまでは新型コロナウイルス感染拡大の影響で、裁判が延期になったり、面会が制限されたりしていた。先が見えない不安から解放されたことで、石橋さんは「ホッとした」のかもしれない。

    刑務所で過ごす時間を「回復の3年間」に

    東京地裁は「懲役5年」の求刑に対し、石橋さんに「懲役3年6月」の実刑判決を言い渡している。

    判決文によると、石橋さんが医師等に自分の気持ちを打ち明けるなどして治療を受け続け、2度と同種犯行をしないと述べていること、情状証人として出廷した五十嵐さんがサポートすると証言したこと、病院での治療が期待できることなどの事情を考慮したとされる。

    未決勾留日数150日が刑に算入されるため、石橋さんが刑務所で過ごす期間は約3年間だ。

    刑務所内でも、対象者に「性犯罪再犯防止指導(R3)(再犯リスクなどから必要と判断された性犯罪受刑者が受講するプログラム。主にグループワーク形式でおこなう)」というプログラムをおこなっている。

    しかし、石橋さんはR3以外に自分でできるプログラムがあればおこないたいという。

    「自分を変えられるのは、自分しかいない。これから刑務所で過ごす3年間を『回復の3年間』にし、時間を大切にしてほしい」

    五十嵐さんがこう話すと、石橋さんは深く頷いた。

    いつか「社会」に戻ってくる日のために

    これから石橋さんはいずれかの刑務所に服役することになる。しかし、刑期を終えれば、再び社会に戻ってくる。

    刑務所の出入りを繰り返してきた石橋さんだが、これまでと違うのは、出所後に受け入れてくれる人たちがいることだ。


    五十嵐さんは「これからも彼とは関わり続けます。彼が社会に戻ってきたときには、再び受け入れる」と覚悟を語る。今後は専門家などとも話し合い、できることを考えていくという。

    「石橋さんがこの裁判を通して、自分の言葉で言いたいことが言えたのは、強制わいせつを繰り返す自分を『助けてほしい』と叫んでいるように私は感じます。自分ではどうにもならない依存症から助けてほしいと、この裁判で彼は自分を変えようとしたと感じます。

    今後、マザーハウスでは、受刑中の文通、面会を通して石橋さんが回復の道を歩めるようにサポートしていきたいです」(五十嵐さん)

    しかし、被害者の傷や恐怖がなくなるわけではない。「被害にあうのではないか」と不安を抱く人もいるだろう。

    再犯を防ぐため、そして新たな被害者を生まないために、いったい何ができるのか。石橋さんが社会で「生き直す」ために何が必要なのか。これからも模索は続く。

    公判での主張に裁判所「信用できない」

    公判で初めて「言いたいことを言えた」と話した石橋さん。彼は何を語ったのか。

    今年4月はじめに開かれた3回目の公判では「マザーハウス」の五十嵐さんや、石橋さんが通院していた病院で相談員(精神保健福祉士)を務める會田(あいだ)伸司さんが情状証人として出廷し、今後のサポートをおこなうことなどを語った(繰り返した性犯罪「なぜ事件を起こすのですか?」被告人の男性が法廷で語ったこと)。


    ところが、被害者の女性2人(Aさん・Bさん)と石橋さんの話は食い違っており、石橋さんの行為は強制わいせつ罪における「暴行」にあたるか否かが争われていた。

    公判で、石橋さんは「強制わいせつにならないようにしたので、胸を揉んではいない」「胸を揉んだか揉んでいないかは重要ではないと思ったので、警察の取り調べでは『揉んだ』と言った」などと話し、強制わいせつ罪における「暴行」にあたる行為はしていないと主張した。

    しかし、判決文によると、Aさんは後ろから近づいてきた石橋さんに両肩を両手で掴まれて引き寄せられ、左胸を左手で2回ほど強く揉まれたと供述。Bさんも背後から抱きつかれ、両胸を両手で2回揉まれたという。

    裁判所は、被害者の話は一貫していて「十分信用できる」のに対し、石橋さんの主張は「強制わいせつにならないように考えたという被告人が、行為態様について重要ではないと考えたというのは不合理」であり、「供述は信用できない」とした。

    そして、石橋さんの行為は被害者2人の意思に反して「性的自由を侵害するものであり、かつ、その反抗を著しく困難にする程度のものである」とし、強制わいせつ罪における「暴行」にあたると示した。

    性犯罪を繰り返し、5度目の服役へ 加害男性「判決が出てホッとしました」胸の内を語る


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    闇サイト殺人事件 残虐な犯行に対する「死刑判決」はなぜ覆ったのか から続く

     ネット掲示板「闇の職業安定所」で集まった互いに素性を知らない男たちが起こした凄惨な事件「闇サイト殺人事件」。何の落ち度もない被害者女性に対し、金目的で無差別に牙を剥くという無軌道な犯罪を起こしていながら、実行犯3人のうち2人は無期懲役判決が確定した。果たしてこの判決は正しいものなのだろうか。

     日本の刑事裁判の理不尽さを知悉する弁護士、ならびに被害者遺族による著書『死刑賛成弁護士』(文春新書)より、被害者遺族が語る現行の死刑制度についての思いを引用し、紹介する。

    筆:磯谷富美子(被害者遺族)

    ◇◇◇

    集まった33万筆の署名

    「一人の被害者では、日本の司法では、なぜか死刑にはならないだろう」

     事件が起きて早々に、見ず知らずの方から送られてきた手紙の一節です。

     娘の磯谷利恵は、2007年8月24日から25日にかけて起きた強盗殺人事件の被害者となり、見知らぬ3人の男たちの手によって31歳という若さで人生を終えました。事件の概要は、名古屋闇サイト殺人事件の紹介のとおりです。判決は、被告3人の死刑求刑に対し、神田が死刑、堀と川岸は無期懲役でした。その後、神田は2015年6月に刑が執行されました。

    死刑にならないなんて考えもしなかった

     この手紙を読むまでは、娘を殺害した3人の男たちは、当たり前のように死刑になると思っていました。しかし、何の関係も落ち度もない娘の命を奪ったのに、奪った者の命は保障されるというのです。当然納得などできるはずもありません。法律の知識など全くない私どもが思いつくのは、「3人の極刑を求める」ための署名活動しかありませんでした。

     事件からわずか20日後に、姉と2人で活動をスタート。署名用紙を送る宛名書きは毎夜2時、3時まで続き、手首は腱鞘炎のような痛みを覚えるほどでした。娘の死を悲しむいとまもない多忙さが、精神的にはかえって良かったように思います。仕事に復帰してからも多忙な状態は続き、身体を心配した姉に説得され退職。また、署名用紙を求めて見知らぬ人が訪ねてくることもあり、ひとりで生活する事を考えると、怖くて転居せざるを得ませんでした。

     署名活動は、死刑を求める内容にもかかわらず、多くの方々が私たち遺族の気持ちに寄り添って賛同してくれました。「鬼畜としか思えない彼らの極刑を願います」「周りの友人知人に声をかけ、署名を募ります」「お母さんは一人ではありません。お母さんの後ろには応援する人が沢山ついています」などなど署名に同封されたお手紙や送られてくるメールがどれほど大きな支えになったことでしょうか。暗くて深い闇の中でひとりポツンと取り残され、涙も出ないほどに打ちのめされた私が一歩踏み出す勇気と元気になりました。皆様にはただただ感謝の気持ちで一杯です。この活動は全ての裁判が結審した事を受けて、娘の5年目の命日に終了しましたが、ご協力いただいた方は33万2806人になります。この間、一度も活動をやめようと思った事はありません。

    白無垢に見えた白装束

     娘は事件に巻き込まれる前に、このような言葉をミクシィの日記に残していました。会社関係の方が突然お亡くなりになった時に書いたものです。「人と人との繋がりって、普通に今日も明日も変わらずに続くと無意識に信じてしまっていますが、今回みたいな事があると思い知らされます。どうして明日もまた、無邪気に会えると信じてしまっているのでしょう。もっと身の回りの人との関係を、大事にしていかないとなって思いました。今、この時が、最期になるかもしれないのですよね」

     まさか、この3カ月後に、自らの命が犯罪によって喪われるとは想像だにしていなかったことでしょう。日記にこう書き込んだ本人が当事者になる──。誰が被害者や遺族となってもおかしくない社会なのです。

     私にしても、突然の悲報は当然受け入れることなどできませんでした。警察署で会った娘は、ブルーシートに包まれて首から上だけが出ている状態で、顔には何カ所も青あざが広がっておりパンパンにむくんでいました。眉間や左ほほ、顎には傷があり、バリバリに固まった髪の毛は、大量の出血を想像させました。その左側頭部はガーゼが当ててあり、傷口を隠してありました。

     そんな娘の顔を見て、強く抱きしめると痛いのではないかと思い「お母さんがいるからもう大丈夫よ。安心して。もう怖くないからね」と言いながら、そっとなでることしかできませんでした。

    忘れられない娘の冷たさ

     当時の事はあまり覚えていませんが、今でもはっきり覚えているのは、ほほをつけた時の娘の異常な冷たさです。亡くなったという現実を突き付けられたショックが、記憶としてとどまったのかもしれません。

     また、司法解剖を終え、物言わぬ姿で帰宅した娘の両手首は、手錠を掛けられていたために変色し腫れていました。どれほど怖かったことでしょうか。どれほど苦しかったことでしょうか。どれほど痛かったことでしょうか。そして、どれほど生きたかったことでしょうか。

     荼毘に付す前、私は娘の顔の青あざを少しでも隠してあげたいと思い、姉と2人で化粧をしてあげました。すると、娘は花嫁と見違えるばかりになりました。私には解剖の跡を隠すように覆った綿のようなものが綿帽子に見え、白装束が白無垢に見えたのです。

     一緒に娘の花嫁姿を見ることを想像していた主人は、娘が1歳9カ月のときに、急性骨髄性白血病で亡くなっています。それからというもの、私は娘を生きがいに事件までの30年間をずっと一緒に暮らしてきました。片親だからと言って、人に指をさされるような子供には絶対にしないとの思いで厳しく育ててきました。娘もそんな私の気持ちをわかってくれて、真面目で優しく、よく気がつく子に育ってくれました。娘の幸せが私の一番の幸せでした。

    貯金を守り通した母への思い

     でも、そんな娘の命を、大の男が3人がかりで奪ったのです。娘は、本当に惨い殺され方をしました。腕や紐で首を絞め、ガムテープを顔面に縦横と23周も巻き、レジ袋を頭からすっぽり被せ、首から顎にかけてガムテープを8周巻いて止め、既に痙攣の始まっている娘に対し、その頭に30回から40回ほどハンマーを振り下ろしたのです。

    「殺さないって言ったじゃない……お願い助けて……死にたくない……お願い話を聞いて……」と、とぎれとぎれの絞り出すような最期の言葉を聞いても、「まだ生きてやがる」と行動はエスカレートするばかりでした。娘は3人がかりのために手足の自由を奪われ、抵抗もできない状態の中で虫けらのように殺されていきました。検察は生き埋めと同じだと言いました。死因は窒息死です。

     親として、子供をこのような形で亡くすことほど辛く苦しい事はありません。

     娘は生前親しい人に、「一番の親不孝は親より先に死ぬ事だから、私は絶対にそんな事はしない」と言ったそうです。ですから薄れゆく意識の中で、ひとり遺していく私の事を心配していたのではないかと思うと胸が苦しくなります。

     こうしてあえて惨い内容を記したのは、「死刑反対」と軽々しく口に出して欲しくないからです。私が3人の死刑を望むのは当然のことです。皆様も、最愛の人が何の落ち度も関係もないのに、このような形で命を奪われたとしたら、同じ思いになるのではありませんか。それでも生きて償わせるとおっしゃるのでしょうか。

     一方で、娘は、彼らのどんな脅迫にも屈しませんでした。語呂合わせでニクムワと読める2960という嘘の暗証番号を彼らに伝えたのです。狭い車の中で、自分よりずっと体格の大きい見知らぬ3人の男たちに囲まれ、手錠をかけられ、包丁で脅された状態で、嘘の暗証番号を選択した娘の心情を思うと、いたたまれない気持ちで一杯になります。

     神田はこの時の震える娘の状況を、友人に立ちあげてもらったブログで「ガッタガタのマグニチュード10」と表現しています。当然誰も、こんな状況で聞き出した番号が嘘の暗証番号だとは思いません。確認もせずにすぐに命を奪ったのです。

     私は、主人とマイホームを持つという約束をしていました。その事は娘も知っていました。分譲マンションのチラシや、家に関する番組があるとよく娘と一緒に見たものです。それは2人にとってとても楽しい時間でした。

     そして、亡くなった後に知りました。守り通したお金は、亡き主人との約束だったマイホームを持つという夢を、娘が叶えようとして貯めていたものだったということを。

    「誰のおかげで事件が解決したのか」

     1審の論告で検察は、「この母親の切望に応えることこそ、法に課された使命とも言うべきである」と言ってくれました。そして、「被告人らの死刑を望む遺族らの意思は、被告人3名の量刑を決めるにあたって、最大限に考慮されなければならない」と。

     死刑は絞首刑で娘と同じ窒息死です。できる事なら、娘と同じやり方で刑を執行してもらいたいほどでした。

     しかし、自分が復讐できないなら、せめて死刑判決をとの願いも「被害者が1人」という事で叶いませんでした。

     被害者の数を重要視する裁判官こそ、人の命を軽んじているのではないかとさえ思いました。全ての裁判が結審し私の心に残ったのは、娘の無念を晴らせなかった悔しさと、司法に対する不信感だけです。

     堀は死刑から無期懲役に減刑された途端、それまでは申し出ていた謝罪の手紙を送りたいとの偽りの懺悔もなくなり、何も言ってこなくなりました。本気で反省し謝罪する気があったら、これまでに行った犯罪を自供していたはずです。さらに、減刑した2審判決でさえ、「自らが行った行為に対し、正面から向き合って真摯に反省しているとまでは言えない」としています。無差別強盗殺人を犯し、4年近く経っても反省できない人をどうして更生の可能性があると判断できたのでしょうか。

     堀は無期懲役が確定してからひと月も経たないうちに、娘の事件の9年前に犯した、面識のない人を2人も殺害した強盗殺人事件で逮捕され、その翌年には、娘の事件の1年前に犯した別の強盗殺人未遂事件で逮捕されました。

     これで2審の裁判官や犯罪心理鑑定人の、「犯罪傾向性は進んでいない」「犯罪への親和性は低い」とした判断が誤りだったことが明らかとなりました。この2つの事件の裁判では、堀は死刑、共犯者の2人は無期懲役が確定しています。

     もう1人自首減刑で無期懲役が確定した川岸は、1審の判決が下されたその日の取材で、「誰のおかげで事件が解決したかとの思いだったから満足している。今でも悪い事はばれなきゃいいという気持ちは変わらない」と答えています。

    不確定な「更生」が前提になっている司法のままでいいのか

     これまでの裁判を通し、自らの身勝手な欲のために、何の関係も落ち度もない人の命を簡単に奪える者は、善悪に対する根本的な考えが一般の人とは違うという事を知りました。被告の1人は、殺害行為は仕事感覚だと言いました。ゴキブリを殺すのと一緒だと。人はどのような人でも最低限の道徳心は持ち合わせていると思っていましたが、それは大きな誤りで、綺麗事では済まされないどうしようもない人間が存在する事を認識する必要があります。このように考えると、加害者の更生という未来の不確定なことを前提に裁くのではなく、真面目に生きている人を守る事を優先して裁く司法であって欲しいと思います。

    の笑顔が変わるとき

     次の言葉は、2審の裁判の時に裁判長に向かって話した内容です。

    「私はある日突然、見知らぬ3人の男たちによって、たったひとりの家族である娘を惨殺され亡くしました。その事により仕事を辞め、30年住んだ住居を去り、裁判や署名活動で多額の費用を使いました。

     娘は、真面目に生きていただけなのに、31 歳という若さで強制的に人生を閉じられ、夢や希望、未来の全てを奪われてしまいました。

     かたや罪を犯した者は、三食税金で食べさせてもらい、体調が悪いと診てもらえ、裁判ではひとりに2人や3人の国選弁護人をつけてもらい、犯罪心理鑑定などの手厚い弁護を受け、あげくに好き勝手な言動でより以上に遺族の心を逆なでします。

     娘の最期の言葉に耳を貸さずに命を奪ったのに、自らの命は守ろうとして叶えてもらいます。これってとてもおかしなことに思えます」

     残念ながら、3人の裁判官には遺族の思いは届きませんでした。

     私は被害者やその家族の人権や処遇を、被疑者や被告人同様に憲法に明記して欲しいと思います。

    「死刑」が遺族の唯一の望み

     大切な人が殺されたら、ほとんどの遺族は死刑を求めます。裁判でより重い刑を科してもらうことしかすべがないのです。しかし、被害者より加害者の利益を優先する今の裁判では、遺族はさらに辛い苦しみを強いられてしまいます。遺族の唯一の望みである死刑判決まで取り上げるような日本にならない事を切に願います。

     月日の経過とは別に、娘との時間はあの日以来止まったままで進むことはありません。今でも31歳のままの娘が生き続けています。その娘は、いくら声をかけても決して言葉を返してはくれず、黙って笑顔を見せるだけです。いつしかその笑顔が、警察署で見た悲惨な顔や証拠写真の無残な姿に変わる時、耐えきれずに泣きながら頭の中から娘を消し去ります。時間にするとほんの数分のことですが、私が生きている限りこの繰り返しが続くのでしょうか。できることなら、娘との楽しかった思い出だけを胸に生きて行きたいと願います。

     最後に、死刑反対の人にお聞きしたいことがあります。あなたの娘や息子、愛する家族の命を奪った加害者に対しても、あなたは堂々と死刑反対と言えるのでしょうか? 本当に親として家族の一員として、反対で満足なのでしょうか。他人事としてではなく、自分に降りかかったらどうだろうかと、今一度お考え下さい。

    (犯罪被害者支援弁護士フォーラム

    ©iStock.com


    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 stat.ameba.jp)



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