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    学校教育

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    image:写真AC

    「人は見た目じゃない」なんて言葉はよく耳にしますが、残念ながら見た目で人の人格まで誤解されてしまうことは、決して少なくありません。海外では全身びっしりとタトゥーを入れた小学校教師を巡り、物議を醸す事態となっているようです。果たして皆さんはどのような印象を抱くでしょうか。

    全身タトゥー小学校教師が話題に

    現在、フランス小学校教師であるシルヴァンさんの存在が大きな注目を集める事態となっています。

    彼は27歳のときより8年間を費やし、体の全身、歯茎や舌、眼球までにタトゥーが施されています。

    報道によると、やはり保護者や周囲の大人からは不審に思われることもあるようですが、最終的には彼を優れた教師として認めてくれるケースが多いと自ら語っているそうです。

    そんな彼を巡って「教師としての業務を正しくこなしているのでは、問題はないだろう」という主張もあれば、「子供や保護者に嫌悪感を与えるならば教壇に立つべきではない」との声も寄せられているようです。

    SNS上では賛否両論の事態に

    ルヴァンさんの話題について、SNS上でも賛否両論の話題となっているようです。



    SNS上では「しっかり仕事ができるならば良いのでは」という肯定的な意見もあれば「多様性を認めるって何でもアリって意味ではないだろ」「個人の自由を何でも認めてたら社会は成り立たないよ」という反対意見も多く見られます。

    賛否両論の反応に分かれるという意味では、どの国でもある程度近しい部分があるようです。

    ファッションとしての文化、多様性に寛容になりつつある現代ですが、ピアス、ヘアカラーなどと比較すると、まだ世界的にタトゥーを見る目は厳しいものがあると言えそうです。

    タトゥーの話題で言えば以前に日本のアニメが好きすぎるためにタトゥーを入れた人も話題になりました。

    source:The SUN



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    閲覧注意、全身タトゥーの小学校教師、SNS上では賛否両論の事態に


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    やはりプログラミングの独学は難しい?挫折しない勉強法4つのポイント


    電化製品の制御プログラムスマートフォンアプリプログラムの多くは、Javaというプログラミング言語で書かれています。ふと「電化製品やスマートフォンアプリはどういう仕組みで動作するのだろう」と疑問に思ったことがきっかけでプログラミングに興味を持ち、勉強を始める方も少なくありません。しかし、中には途中で諦めてしまう方もいるのが実情です。そこで今回は、「挫折しないプログラミング勉強法」のポイントをご紹介します。


    プログラミングの独学は難しい?


    プログラムは人の言葉ではなく、コンピューターが理解できる専用の言葉で記述されており、用途やプラットフォームによって利用するプログラミング言語違います。したがって、経験者であっても新しい言語を習得する場合は、ある程度の時間が必要です。初心者の方が「プログラミングは難しい」と感じるのは当然と言えるでしょう。
    またプログラミングの概念も独特で、全体像を把握するまでにはかなりの時間がかかります。目指すレベルと言語によりますが、未経験の方の場合は数年に及ぶかもしれません。長期間モチベーションを保つことができれば、いずれ習得することはできます。しかし、行き詰まってしまうとよほどの強い気持ちがなければ乗り越えられません。
    それでは、挫折せずに勉強を続けるためには、どうすればいいのでしょうか。


    挫折しない勉強法のポイントとは?


    【ポイント1】自分のレベルに合った学習環境


    未経験者が経験者と同じ環境で学習しても、期待するような成果は得られません。自分のレベルに合った環境かどうかを見極めてから学習に臨みましょう。


    【ポイント2】 疑問をその場で解決できる環境


    疑問点は一つ一つ解決することを心掛けましょう。解決しないまま放置していると、やがて理解不能という状況に陥る恐れがあります。質問や相談ができる人を見つけ、分からない状態を放置しないことが大切です。


    (続きは以下の記事より閲覧できます)


    やはりプログラミングの独学は難しい?挫折しない勉強法4つのポイント


    インターネット・アカデミー公式YouTubeチャンネル


    ITスキルを身につけたい、勉強をしてみたい、就職や在宅、副業など希望のキャリアをかなえたい方へ、グラフィックソフトIllustratorPhotoshopの操作方法、コーディングプログラミングについての書き方などを紹介していきます。コロナに負けず、誰よりも「おうち時間」を有効に活用していきましょう!


    インターネット・アカデミー


    インターネット・アカデミーについて


    インターネットアカデミーは日本で初めてのWeb専門校として、1995年10月に開校しました。以来、母体がWeb制作会社であるという強みと、トライアングルビジネスモデルに基づいたグループ企業との連携を活かし、即戦力となる人材の育成に取り組んでいます。また、2000年Web技術の標準化を行う世界最高位の団体「W3C(World Wide Web Consortium)」のメンバーとして日本の教育機関で初めて認定を受け、世界的な最先端技術の普及活動にも貢献しています。


    プログラミングスクール【インターネット・アカデミー】


    無料カウンセリングのお申込み - Webデザイン・プログラミングスクール インターネット・アカデミー




    (出典 news.nicovideo.jp)


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    ―[貧困東大生・布施川天馬]―


     現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

     突然ですが、「大学受験は平等な勝負だ」だとお考えではないでしょうか? 学力だけを測るペーパーテストで進路を決めるのですから、あたかも平等に見えます。しかし、それは違います。なぜならば、受験の結果は学力ではなくて「家庭の経済力」でほぼ決まってしまうからです。

    ◆〇みっちりお金をかけて育まれてくる東大生たち

     前回の記事にて、東大の受験は小学校4年生からすでに始まっているということを述べました。

     東大受験者、入学者は難関中高一貫校出身が大半を占めており、中学受験未経験者はほとんどいないと思えるような「魔境」です。さらに彼らの多くは学校のほかにも進学塾に通います。

     小学校ではSAPIX、中高では鉄緑会のような超進学塾に通うケースが多く、当然これらの塾にもお金はかかってきます。恐ろしいのが、これらの塾はあまりにも授業の進度が早いので、往々にして本命の進学塾の他に、補習用の家庭教師を雇っている家庭が多いという事実です。

     当然、二つの塾に入るのですから負担も倍増、やはりここでも資金力がものをいいます。

     このように東大受験には非常にお金がかかります。では、「普通の東大生」たちはいったいいくらの資金と時間をかけて育てられているのでしょうか? また、逆の見方をすると、いくらあれば「普通の東大生」を作ることができるのでしょうか? 今回は、小学校から大学受験までにいくらの費用がかかるのかについて試算してみたいと思います。

    ◆〇4年生から「本格課金」がいよいよスタート

    小学校:基本費用250万円〉

     小学校に関しては学習カリキュラムが特殊な私立の名門小学校に通う場合もあるようなのですが、今回は地元の公立小学校に通ったと仮定します。

     前回の記事でも述べたように、東大に合格している学生の多くは灘中学や開成中学、桜蔭中学や女子学院中学などの名門中高一貫校から輩出されています。

     これらの中学に入学するには、公立小学校の通常のカリキュラムだけでは到底学習量が足りません。ですから、これらの名門中学に合格するために、ほとんどの受験生はSAPIXなどの進学塾に通うことになります。

     SAPIXの料金システムは月額制で小学校4年生が月額4万1800円、小学校5年生が月額5万2800円、小学校6年生が5万9950円となっています。入塾時には入室料として3万3000円かかりますから、通常の授業料だけで170万円もかかります。

     さらに春期講習、夏季講習など特別講習や参考資料代、公開模試の費用は別にかかります。人にもよりますが、一年あたり春期講習で数万円、夏季講習などで20円万程度という通算の下に考えると、200万円は優に超えてくることになります。

     なお、夏季講習とは別に志望校別の特訓コースなどがあるようで、これにもやはり10万円以上の費用がかかります。

     以上を計算すると、総額250万円程度はかかってしまう可能性が高いわけです。ちなみに私立小学校に通った場合だと、学校にもよりますが、1年間でおおよそ100万円、6年間で600万円程度もさらに多くかかります

    ◆〇名門進学塾に通えるか否で早くも明暗

    中学校:基本費用300万円+70万~120万円〉

     厳しい受験の冬を乗り越えて、ついに志望していた有名難関中高一貫中学に入学することができたとしましょう。ここでは開成中学に入ることができたとします。

     まず、開成中学は私立校です。公立だと中学校義務教育課程なので授業料はかかりませんが、私立中学校の場合には個別の授業料が学費としてかかります

     学費は学校ごとによりけりですが、開成中学の場合だと、入学金や授業料、父母の会会費などを諸々併せて初年度は120万円ほど、2年目以降は約75万円+学級費を支払うこととなります。すべてあわせておおよそ270万円+学級費というところでしょう。3年間の交通費や模試の費用、部活に入る場合は部費などをあせれば300万円まで達します。

     これに追加で塾に通う必要が出てきます。もっともポピュラー選択肢として、鉄緑会という超名門の進学塾があります。ここは開成高校などの一部超名門中学校からの学生しか受け入れておらず、入塾時点で選ばれし者か否かが決められているような、まさにエリートのための塾です。

     鉄緑会の学費は、週に2回選抜クラスに通うとして、年間40万円程度です。ですから、3年間合計して120万円ほどかかることになります。なお、選抜ではないクラスの場合はグッと下がって75万円程度で通えます。ただし、言うまでもありませんが、学費が安いからといって選抜クラスを避けるような生徒はこの塾には存在しません。

    ◆〇2年生から塾関連費用が大きく跳ね上がる

    〈高校:基本費用300万円+60万~250万円〉

     さて、中高一貫ですから高校に進学したといっても、ほとんどの生徒は内部進学を選択します。その場合、入学金で一部優遇があるなどありますが、月額の学費などはほとんど中学校の頃と変わりません。3年間で300万円程度です。

     問題は塾のほうです。高校からは大学受験がかなり近づくためか、どの塾でも中学校の頃とは比べ物にならないほどに学費が跳ね上がります

     高校1年生には英語と数学の2科目しか教えないため、月額2万~3万円程度で済みます。ですから、1年次の塾費用は年間で30万円前後といったところでしょう。

     これが高校2年生になると指導教科数が増えるため、一気に幅が広がります。一科目だけの指導をお願いした場合には20万円程度になりますが、もし東大受験に使う7科目すべての指導をお願いするとなると、月額にして10万円程度の費用がかかってきます。ですから、年額だと20万円から120万円程度とかなり幅がでるところです。

     高校3年生でもこれは変わらず、指導教科数によって変わります。年間でいえば20万円から100万円程度。当然ですが、これらの月謝は夏期講習などの特別講習にかかる費用を含みません。たとえば、赤本や青本、「東大の○○25か年」などを含む諸々の過去問問題集を買うのにも3万円程度がかかります。

     ここまでで示したのはあくまで最低限塾に通うのに必要な学費です。

    ◆〇何のために大学受験はあるのか?

     というわけで、「普通の東大生」にはおおよそ1000万円かかってしまうことがわかりました。高校の塾選択で一番高いコースを希望した場合には1000万円どころか、1250万円程度まで膨れ上がります

     そして、これらはあくまで順調に小学校から大学まで進めた場合の費用です。小学校や中学、高校で躓いて補習用の塾に通ったり、家庭教師を雇ったりすれば追加で数十万~数百万円かかりますし、大学受験で失敗して浪人して塾に通う場合にはさらに年間100万円がかかります

     僕はこの状況に対して警鐘を鳴らしたいと考えています。「受験」というイベントは貧乏人が這い上がるためのイベントであると思っています。貧乏人が一流のエリートに仲間入りするためには、大学受験でいい大学に入ることが何より現実的な手段だからです。

     しかし、現実は違っているようです。貧乏人はこんな受験エリート街道を進めないに決まっているのにもかかわらず、この道を通ってきた人たちだけで東大の合格者の大半が占められている。これは東大受験が「課金ゲーム」であることを示す証拠であると考えます。

    ◆「貧乏人の子供は貧乏人にしかなれない社会」にしないために

     東大受験に限らず、難関大学への受験が「課金ゲーム」となってしまうと、それは社会階層の再生産に繋がります。平たく言えば、金持ちの子供は金持ちに、貧乏人の子供は貧乏人にしかなれない社会へとなってしまいます。

     僕自身も世帯年収300万円台という貧乏な世帯の出身ですが、貧乏な暮らしを知っているからこそ、大人になったらお金持ちになりたいと願うものなのです。そんな希望が「大学受験」というフィールドで早くも「金銭の暴力」の前に叩き潰されてよいものでしょうか?

     そもそも生まれ持った能力や環境自体が「ガチャ」に近いものではありますが、だからこそ大学受験というイベントは出生という名の「ガチャ」の結果に左右されないような、できるだけ平等かつ一発逆転が可能なイベントであってほしいのです。

     貧乏人が東大に行きにくくなっている現代の大学受験は、いったい誰のためのものなのでしょうか。

    【布施川天馬】
    1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』が発売中

    ―[貧困東大生・布施川天馬]―




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    ―[貧困東大生・布施川天馬]―


     現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

    ◆東大受験のための準備はいつから?

    「自分の子供が東京大学に入ったら嬉しい!」と思う方、いらっしゃると思います。じゃあ、東大生は何歳から東大受験を始めたという例が多いか、みなさんはご存じでしょうか?

     高校三年生の春から? いいえ。
     高校に入学したとき? いいえ。遅すぎます。
     じゃあ、中学生になったときから? まだ遅い。


     正解は小学校四年生の春からです。多くの東大生は、10歳の頃からすでに東大受験への道を歩み始めているのです。もっと言うとこれにもある程度の準備が必要となるので、本当はもう少し早まるのですが、俗にいう「エリート東大生」というのは概ねこのようなルートをたどってエリートと呼ばれる存在になります。

     今回はそんな「エリート」たちが、いったいどのような少年時代を送って東京大学の門戸を叩くまで至るのかをじっくり見ていきましょう。

    ◆小学4年生春―名門進学塾SAPIXに入塾

     多くの東大生たちは小学校4年生からいったい何の準備を始めるのか。それはもちろん、中学受験です。

     かつて人気を誇っていた「高校生クイズ」という番組を皆さんお覚えでしょうか。開成高校や灘高校、ラサール高校などの名門校の学生たちがクイズ日本一の座をかけて争うという番組でしたが、今あげた高校はすべて「毎年東大合格者を大量に輩出している高校」であり、「中高一貫校」です。

     東京大学の受験者の多くはある特定の高校から輩出されています。そして、その“特定の高校”はほとんどが中高一貫の私立高校です。

     2019年に行われた調査によれば、合格者を27名以上輩出している24校の東大合格者数を合計したところ、1383人にも上ったといいます。これは東大合格者数約3000人のうちのほぼ半数に迫る数です。

     もちろん中高一貫校はこの24校だけに絞られるわけではありません。東大全体を見渡せば、帰国子女を除くと中学受験未経験者はほとんどいないでしょう。

     それでは、どのような学校がその24校に名を連ねているのかというと、開成高校や灘高校、麻布高校に桜蔭高校など、中学受験経験者ならほとんどがその名前を知っているような超難関中高一貫校ばかりになります。

     じゃあ、そういった学校に高校から入ればいいじゃないかと思われる方もいるでしょう。しかし、これは大変難しいのです。

     なぜなら、これら高校は中高一貫コースを最大限活かした独自のカリキュラムによる英才教育がウリであり、入試記録を見てみると、高校の入学受け入れ人数は中学校の半分から1/4程度しかないからです。

     つまり手っ取り早く東大に入りたいと思ったら何をすればいいのか。それは、毎年数十人から百数十人も東大合格者を出すような超名門中高一貫中学に子供を入れればいいのです。だからこそ、“教育ママ”は我が子を中学受験に追い立てるのです。

    ◆大学受験以上に過酷な中学受験

     中学受験といってもその中身はまったく子供向けではありません。大学受験以上に過酷な生活が待っています。

     まず、厳しい入塾テストをかいくぐって、名門塾の上位クラスに潜り込まなければ、難関中学合格の芽はありません。毎期行われるテストの結果によりクラスが変わるのは当たり前、順位によってクラス内での席順が変わります。1位の生徒から順番に座らされるので、教室における自分の“カースト”が一目瞭然になります。

     さらには、週に3日も4日も授業があるため、膨大な量の予習復習を行わなければなりません。友達の家に行ってジュースお菓子をつまみながらまる一日ゲーム、次の日も遊ぶ約束をして帰る? そんな自由はありません。だって、塾の課題が終わらないから。

     塾の課題が終わらない、もしくは進度についていけないから、別の塾に入れて補習をさせたり、家庭教師を雇ったりして対応するという家庭もあります。実際、僕はそのような生徒さんを何人も受け持ったことがあります。遊びたい盛りの彼らのやりたいことは、勉強とはまた別にあったようでしたが……。

     灘中学や開成中学などの超名門中学校というところは、そういった地獄のサバイバルを勝ち抜いてきた“勝者”にのみ門戸を開くのです。

     ちなみに、彼らの多くはこの中学受験を辛い思い出として語りません。なぜなら、そこで勝ち抜いてきた猛者だけが残るので、そこには輝かしい思い出しか残らないのです。

    中学校入学 ― 名門進学塾鉄緑会に入塾

     やっと中学校に入れた! 厳しかった受験の冬も終わりだ! そう思っていませんか? 違います。多くの場合、子供はそう思っていても、親御さんのゴールはもっと先にあります。

     中学校に入学すると、多くの子は目を回しながら勉強します。さすがは名門校、カリキュラムの進み方も“優秀”な生徒を前提として組まれます。僕も一度教科書や問題集を見せてもらったことがありましたが、中高どころか大学数学レベルの内容に触れている生徒もいました。一部の数学好きな子以外は置いてけぼりになっているようでしたが……。

     少しでも気を抜けば置いていかれるような学校での授業に加えて、彼らには追加の勉強が待っています。そう、名門進学塾に入塾して、やはり勉強をするのです。

     鉄緑会という東大生合格者御用達の塾があります。そのホームページを見れば誇らしげに東大進学者数が載せられていますが、それはある意味で当然の結果です。

     なぜなら、この塾に入れるのは一部の超名門中学校の子息のみだからです。頭のいい子たちを英才教育でさらに叩きのばして東大に入れるための塾、それが東大進学専門塾、鉄緑会なのです。

     幸い比較的学費は安めなこの塾ですが、生徒に山のような課題と演習をこなさせる塾としても有名です。高校1年生の頃から東大の過去問を解き始めるようなペースで学習が進む鉄緑会はでも、やはりこの塾に通う我が子を補習用の塾に通わせるご家庭も数多くあります。

     これが大学受験までの6年間続きます。小学校の塾費用、私立中高の学費、中高の塾費用、全部合わせれば1000万円はくだりません。補習用の塾を活用するならここに追加で数百万。途方もない出費です。これこそがエリート東大生の実態なのです。

    ◆それでも東大に入りたいか?

     いわゆるエリートと呼ばれるテンプレ東大生たちの多くはこのような道筋を通ってきています。そして、これはほんの一部にすぎません。

     SAPIXに入るためには入塾テストに向けて勉強しなければなりませんし、そのためには名門小学校に入って先取り学習をするのが一番の特効薬となりましょう。名門小学校に入るためには名門の幼稚園に入って特別な教育を受けるのが手っ取り早く……とさかのぼり続ければキリがありません。

     僕はこれを東大受験の闇だと思っています。東大生と言われれば、一般的には大変輝かしい経歴の持ち主であるように思われますが、その多くはこのようにして、10年近い年月と1000万円以上の出費をもって作られています。

     そうしてエリートとなった子供たちは、我が子にも英才教育を施し、東大やそれ以上の舞台へ我が子を送り出します。かたや大学進学という選択肢を思いつきさえしないような人さえもいるというのに。

     これを教育格差と呼ばずして、いったい何と呼べばいいのでしょう? 僕はこのような現状に対して、警鐘を鳴らしたいと考えています。次回は東大受験にかかる費用について、詳しく内訳を解説していきたいと思います。

    【布施川天馬】
    1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』が発売中

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     今、大学生の2人に1人が利用する奨学金。その大半が「日本学生支援機構(JASSO)」の「貸与型」であり、大学や大学院を出てからの返還に苦しむ人が増えているのだという。
     
    ・【映像】夢を叶えるための奨学金が足かせに…1500万円を借りて弁護士になった男性の苦悩

     日本学生支援機構の貸与型奨学金には、「特に優れた学生及び生徒、経済的理由により著しく修学困難者(今年4月からは要件が世帯収入のみに)」が対象の「第一種」(無利子)と、これよりも基準の緩やかな「第二種」(有利子、利率は年利3%が上限。今年7月に貸与終了した場合、利率固定方式は0.233%、見直し方式は0.003%)となっている。

     「キツいですね」。そう話すのはトモシビさん(28)。弁護士になるという夢を叶えるため、在学中は司法試験の勉強に専念。アルバイトもしなかったため、生活費、そして予備校の費用まで奨学金で賄おうとした。その結果、貸与額は学部時代に第一種の約300万円、第二種の626万円、さらに法科大学院時代に約500万円と、総額1500万円近くになった。

     無事に弁護士になることはできたものの、待っていたのは返還に追われる日々。「選択肢はこれしかなかった。ただ、月6万2000円くらいが47、48歳まで続く。なんとか生活は回っているが、貯金は全くできず、生活はギリギリだ」。結婚し子どももいるが、学資保険を組むだけの余裕はないという。「自分でお金を返すんだ、というイメージ高校生の段階で持てるかどうかが大事だと思う。教育をしっかりしてもらって、後悔のないようにしてもらえればと思う」。
     

    ■「未婚化や少子化にも影響」

     教育学者で「奨学金問題対策全国会議」共同代表の大内裕和・中京大学教授は「返還に困っている人の中には、結婚しようと思ってもできない、あるいは子どもを産めないという人もいることが調査から分かっている。夫婦両方とも借りていれば、すぐに1000万を超えてしまう。つまり奨学金は未婚化や少子化にも関係している」と指摘する。

     大内教授によると、日本学生支援機構の奨学金回収率は90%を超える一方、返還を1日以上延滞した人は延べ33万6000人に上り、滞納者のうち46%が3カ月以上の長期滞納になっているという。

     「多くの人は無理をしてでも一生懸命に返すので、返還率は高く90%を超えている一方、延滞する人の8割前後が年収300万未満。返さないのではなくて、返せない状況だ。一般の借金とは違うので、かつては学生を大事にするという視点があったが、取り立てを民間委託するようになって、厳しくなっているという状況もある。やはり最大の問題は、まだ将来の職業や収入が分からない時点で借りてしまうということだ。20代で月に数万円を返すのがどれだけ大変かということが、社会に出る前の高校生大学生に伝えるのは難しい。以前よりは改善しているものの、貸与前のそうした説明が不十分だった面もある」。

     こうした状況が生まれる背景について、大内氏は大学、大学院並みの学歴が必要な職業が増えていること、さらに授業料の高さがあると説明する。

     「大学というのは一部の勉強のできる人だけが行くものだというイメージを持たれている高齢の方もいるが、世界的に見れば大学に行く人は多く、同じ職業でもかつてよりも学校に長い期間行かなければ就けなくなっている。実際、OECD諸国の平均では60%を超えているが、実は学費が高いからという経済的な理由から、日本は50%前後と、むしろ大学進学率の低い国になっている。これはやはり高等教育に対する予算がOECDの中で最も一番少ないということに関係している」。
     

    ■“日本型奨学金システム”の改革を

     ジャーナリストの堀潤氏は「“奨学金”“日本学生支援機構”と、勉強する人を支援するような名前になっているが、そうではない。この奨学金は“ローン”だし、返済計画を立てられない若者に貸している構造が良くない。アメリカでも教育ローンの返済に苦しむ若者の存在が社会問題になっているが、日本でもこれは金融商品であり、債権だ、自己責任の投資として借りるんだ、ということを高校のうちに説明しないといけないのではないか。また、大学制度もこのままでいいのか。国費で面倒を見ますよというような改革も必要ではないか」と話す。

     また、学生時代に合計400万円近くの貸与を受けていたというテレビ朝日の平石直之アナウンサーは「公的な機関がやっているものではあるが、実質的には借金だ。社会人になったとき、マイナスからのスタートだなと思ったのを覚えている。そして返還を終えてみて感じるのは、長期雇用・終身雇用という仕組みの上に乗っかっていたからこそ、基本的に返せるし、機能してきたんだということ。採用形態も働き方も変わっている今、無職の期間も出てくると思うので、システムが時代に合っていないのではないか」と指摘する。

     大内教授は「延滞金を廃止と返還猶予期限の撤廃」「所得連動返還型奨学金制度」「無利子の貸与型奨学金の抜本的拡充」といった対策を提言している。

     「海外では、返還が必要なものは“ローン”と呼んでいる。英語の“スカラシップ”や“グラント”は返すものではなく、もらうものだ。しかし日本の場合、返還するものまで“奨学金”と呼んでいる。返還の必要のない給付型奨学金こそが奨学金であって、日本の奨学金の大半は“学生ローン”だという原則をはっきりさせることが必要だと思う。3年前からは日本学生支援機構にも給付型が導入されたが、これと無利子の比率を高めること。また、貸与型についても救済が不十分だ。年収300万以下の場合は猶予制度があるが、これも10年という年限が決まっていて、その後はいかなる年収であっても返さなければならない。年限は撤廃し、諸外国のように所得連動で減額する制度が入るだけでも、状況は改善する。そして返せない人にさらに延滞金が上乗せされる制度になっていて、年に3%、しかも返す順番は延滞、利子が先なので、元金がなかなか減らないという実態もある。これも元金からの返還にする必要があると思う」と訴えた。(ABEMA/『ABEMA Prime』より)
     
    日本学生支援機構の奨学金は時代にそぐわない“教育ローン”? 将来の見通しが立たない時点で申請してしまう問題も


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    2020年上半期(1月~6月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。社会部門の第5位は、こちら!(初公開日 2020年1月19日)。

    *  *  *

    「この前も朝礼で体育館に向かうとき、先生から『靴下が短すぎる』って言われて、入口で脱がされ、クラスの列に入れてもらえませんでした。ウチの学校は校則が厳しくて下着も白じゃないと先生に怒られる。1、2年生にいたってはスポーツブラでないとダメだって空気。何で白じゃなければいけないんでしょうか?」(浜松市内の女子中学生14歳

     いま静岡県浜松市の市立中学校の校則の厳しさが話題になっている。「ポニーテール禁止」「マフラー禁止」、さらには「男女ともに下着は白限定」などの項目が、朝日新聞をはじめ全国紙に取り上げられたほか、ネット上でも議論の的となった。

     そもそも、これらの校則が注目されたのは、2019年12月浜松市内の中学校の校則問題を市議会議員と市内のトランスジェンダー研究会が取り上げて、「今の時代に厳しすぎる」と声を上げたことだった。「浜松トランスジェンダー研究会」の鈴木げん代表が明かす。

    「きっかけは、あるトランスジェンダーの生徒からの『学生服』についての相談でした。戸籍上は男の子のため、中学校では『学ラン』を着なくてはならず悩んでいました。それで、まずどういうルールで学生服を着なくてはいけないのかを知ろうと、市内の中学の校則を取り寄せ始めた。すると、知れば知るほどLGBTという観点だけじゃなく、市内の校則が問題だらけだと分かったんです」

     鈴木代表は、地元市議とともに、市内全48の市立中学の校則を取り寄せた。「生活のきまり」「生活の心得」と記された各校の校則には、「スマホの持込禁止」や「制服の加工、髪染め、アクセサリーなどの禁止事項」などの項目だけではなく、なぜ決められているのか理解できないような校則が多く見つかったという。

    禁止の理由は「体操着」にあった?

     鈴木代表らが異論を唱えた校則の中でも、大きく議論を呼んでいるのが、「下着は白」と規定した学校が10校もあったことだ。

     この校則は、実際にどのように運用されているのか。冒頭で紹介した、浜松市内の女子中学生が語る。

    「暑い季節に派手な下着が透けて見えたりすると、女の先生から注意されますね。先生の呼び出しを受けて何度か注意されているのに守らないと、親に電話を掛けられてしまいます」

     この「白下着」問題について、現地で取材を進めると、浜松市内の学生服販売店の店主が意外な理由を口にした。

    浜松市の多くの中学校では夏場、登校後に制服から白い体操服着替えて過ごしているのです。そうすると、どうしてもブラが透けてしまう。思春期まっただ中の男子生徒が授業で集中できなかったり、ブラ紐を後ろから引っ張ってイタズラしたりする男子生徒が多いんです。その対策として、昔からスポーツブラや透けづらい色の下着を勧めています」

     実際、浜松市では市内全48校が制服で登校するが、そのうち46校が登校後「校内服」(ジャージ体操服)に着替える規定がある。

     学校の教師側は、この問題をどのように捉えているのか。市内の中学校に30年以上勤務する現役の男性教師が打ち明ける。

    「いま勤務している学校も『下着は白』と校則で決まっています。なぜダメかといえば、下着にしても靴下にしても、個性をだすと、そこで優劣がでたり、先輩に目をつけられたりして『調子にのってる』といじめになったりするから。だからこそ極力同じものにする必要がある。それに、やっぱり下着は体操服の下から透けてしまう。派手な柄だったりすると男子生徒への影響を考えてしまいますよ」

     一方で、「白下着」をめぐる校則は、学校側が積極的に残したものではないと話す。

    「頑張ってこの校則を守ってきたというわけではなく、それこそ何十年もルールが残っていて従っているだけです。一応、校則は数年に一度、職員会議で議題にして話し合いをしますが、『これをやめよう』という話よりは、『こういうのを足そう』というプラスになってしまう。例えば『携帯電話の持ち込み禁止』などという類いの話です。下着の校則についていえば、実際のところ、今の時代に男子教師が女子生徒にむかって『下着が透けてるぞ』などと言えないですよ」

    保護者の意見は千差万別

     いま浜松市内の中学校でも外国人の生徒が増えているという。そういった多様な生徒を迎える中で、校則も見直す時期を迎えていると、前出の鈴木代表とともに活動する鈴木恵・浜松市議が語る。

    「いま公立の中学校には外国人の生徒もたくさん入学してくる。そんな多様な文化を持った生徒がいる中で、下着の色や髪型まで指定するのは良いことなのでしょうか。それに、校則の問題が改善されないのは生徒の側から声を挙げにくい事情もあるのではないでしょうか。生徒は校則に不満をもっていても、内申書に響くから何も言えず、我慢するしかないのです」

    「下着は白」という校則に対して、現地で中学生子どもを持つ保護者たちに話を聞いてみた。すると意外にも、その反応は千差万別だった。

    「色まで指定される理由が分からない」「時代に合っていない」などの意見がある一方で、「厳しいままでよい。お洒落に興味ばかりもたれると、高い物に興味を持ちパパ活などされたら心配」など、賛成の声も多かった。

     浜松市教育委員会はどのように考えているのか。「週刊文春デジタル」の取材に、市教委の担当者は、今回の校則をめぐる一連の報道を受けて、次のように語った。

    「一つ一つをみていくと、『今必要なのか?』という校則も確かにありました。1月中に、各校の生徒指導の教諭の意見を聞きながら、人権に配慮した、合理的な校則であるかどうか検討し、必要があれば校則を見直すように働きかけていきます」

     しかし、校則を決める権限は「あくまで校長にある」ということだった。

    週刊文春デジタル」では、全国の変わった校則についての情報を募集しています。学校の独自ルールについて、つくられた経緯、経験談などをあわせて教えてください。メールアドレスは下記の通りです。

    sbdigital@bunshun.co.jp

    (「週刊文春デジタル」編集部/週刊文春デジタル

    「白の下着を着用」と指定された浜松市内の中学校の校則


    (出典 news.nicovideo.jp)


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     現役東大生の布施川天馬と申します。学生生活の傍ら、ライターとして受験に関する情報発信などをしています。

     みなさんは、「頭がいい人」と「頭が悪い人」の違いって、どこにあるかご存じでしょうか? 「地頭だろう!」と思われる方もいるかもしれませんが、実は違います。頭が悪い人は、「頭がいい人は絶対にやらないある習慣」を日常から行っています。それは「考え込む」という習慣です。

    ◆「無知であること」に抵抗がない東大生たち

    「えっ、考えるって大事なことでしょ?」と思われる人も多いでしょう。そうです。確かに「考えること」自体はとっても大事なこと。しかし、ひと口に「考える」といっても適切な加減があります。「考える」ことはいいことですが、「考え込む」ことはまったくの無駄です。

     あまりに長すぎる時間をかけてもダメですし、上手にやらなければ、逆効果となってしまいます。なぜなら「考える」ということは問題を解決するための手段でしかなく、「考える」という行為自体には意味がないからです。

     僕の周りの東大生は、みんなこのことをよくわかっており、とても上手に考えます。自分の知っていることを「わからないこと」と「わかっていること」に分けたうえで、「なぜわからないのか」「どうすればわかるのか」に焦点を絞って考えるおかげで、短時間で結論に辿り着くことができます。

     そして、「わからない原因」が考えてもわからないものなら、即座に知っている人に聞いたり、本を読んで調べたりします。

     東大生が主役のクイズ番組などを見ていると「東大生はいろいろな雑学に精通していて、たくさんのことを知っている」という印象を受けますね。

     だから、「いろいろなことを知っている彼らは質問なんて全然しない!」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか? でも、実はそれは大きな間違い。むしろ東大生は質問ばかりして生きている生き物のです。

     たとえば、同級生と普段話していると、質問されることが数多くあります。僕も東大入学後に自己紹介をしたときに「布施川ってどういう字を書くの?」「布施川ってどこの地域に多い苗字なの?」「そもそも布施川って『布施』と『川』なの? どういう名字の成り立ちなんだろう?」などと質問されたのを覚えています。

     彼らは何気ない雑談の中にも疑問に思うことがあったなら、それをすぐに質問してきます。「え、それってなに?」「それってどういうこと?」というように、自分がわからない、わかっていないことをさらけだすことに対して、まったく抵抗を感じていないのです。

    ◆「知ったかぶり」はコスパが悪い?

     これは普段の会話のみに限らず、授業中や授業後にも当てはまります。東大では先生が遅刻してきて授業の開始が遅れることがしばしばあります。決して先生が怠惰であるということではありません。その先生が前の時間に担当されていた授業のあと、質問する学生が殺到してしまい、対応が長引いてしまったため、やむをえず次の授業に遅刻してしまうというわけです。

     もちろん彼らは自分で考えることを放棄しているわけではありません。僕も授業後に質問のため、列に並ぶことがありますが、前で質問している学生の質問の内容を聞いていると、かなり細かいところまで考え込まれた質問をしている人が多いです。

     それこそ教授を唸らせるような質問が出ることも珍しくありません。彼らは、自分の力で考えられるところまでは自分でしっかりと考えたうえで、自分の力だけでは解決が難しい部分を特定し、教授に質問をしています。

     自分の力だけで問題を解くことにこだわって一人で考え込むよりも、自分よりもずっと力や知識のある人に協力してもらって問題を解決したほうがずっと効率的だということを理解しているわけです。

     ですから、彼らは「自分の知らないことを認める」ということに対して、まったく抵抗がありません。もちろん「知ったかぶり」なんてしません。なぜなら知ったかぶりをしながら話を続けることの非効率さをよくわかっているからです。

     知ったかぶりをしながら中途半端な会話を続けるくらいならば、自分がそれについてわかっていないということを素直に伝えて、教えてもらう、もしくは調べる時間をとってもらったほうがずっと効率がいいということを理解しているから、彼らは絶対に知ったかぶらないのです。

    ◆「知らない」と認めると、偏差値が上がる

     僕も効率よく勉強するということを意識していく中で、「わからない問題があったら3分だけ考えて、方針も浮かばなかったらすぐに答えを見る」ことを徹底しています。実家が裕福でなかったため、受験におカネをかけることができなかった僕はそのハンディに負けないため、高校生の頃から徹底的に節約して、効率性を追求してきました。

     膨大な範囲を勉強する上で、おカネがない自分にとって何よりも重要なのは「時間の使い方」であると理解していたからです。「知らないこと」を知ることで、効率的に偏差値を上げることができました。

     考えることは回答を見たあとでもできます。回答がある問題なのに、それを見ずに知らないことについて長々と考え続けるのは時間の無駄。逆に知ったかぶり」をする人は自分の力だけで考えこもうとする傾向があるように思えます。また、「考える」ということ自体に価値を見出してしまっているせいで、一人で考え続けることに固執してしまうような人も多くいます。

     しかし、自分が知らないことに答えがあるのであれば、解決する手段はそれを調べることのみです。しかし、意外とこれに気づかないまま、一人で考え込んでしまう人というのは多いものです。

     私たちはみんな限られた時間の中を生きているのですから、時間も可能な限り効率よく使ったほうが、要領よく人生を生きていけます。まずは、自分の知らないことを素直に「知らない」と認めるところから始めてみるのはいかがでしょうか。

    【布施川天馬】
    1997年生まれ。世帯年収300万円台の家庭に生まれながらも、効率的な勉強法を自ら編み出し、東大合格を果たす。最小限のコストで最大の成果を出すためのノウハウを体系化した著書『東大式節約勉強法』が発売中

    布施川天馬


    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 toyokeizai.net)



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     鳥取県が青少年健全育成条例を一部改正し、ECサイトでのボーガンなどの有害玩具や有害図書の販売を条例で規制しようとしている――そんな投稿がTwitter上で物議を醸している。ITmedia NEWSの取材に鳥取県は「以前からある販売規制に、ECサイトも含まれると明文化するもの。対応に変化はない」と説明した。

    【その他の画像】

     鳥取県の平井伸治知事は8月5日記者会見で、6月に兵庫県で起きたボーガンによる殺傷事件を受け、県の青少年健全育成条例の改正を進めていると発表した。改正案には、県が定めた有害図書や有害玩具を、ネットを通じて青少年に販売した事業者などに最大30万円の罰金を科すといった内容が含まれる。

     これまでは青少年健全育成条例の第16条で「有害図書類又は有害玩具、刃物類を青少年に販売し、頒布し、貸し付け、交換により入手させてはならない」と定めていた。ECサイトでの販売も以前から規制対象ではあったが、条例文にインターネット上の販売ルートについて特別の記載はなかった。

     県は条例改正について「以前からある販売規制に、ECサイトも含まれると明文化するもの」としており、改正に伴ってECサイトを運営する事業者に何か対応を求める考えは「いまのところない」としている。

     条例改正についてTwitter上では「しっかりと考えてほしい」「ECサイトにブロックされたいのか」など、妥当性や実効性の面で疑問の声が上がっている。

     県は現在、改正案の内容を吟味している段階で、9月16日に始まる定例議会に提出する予定という。



    (出典 news.nicovideo.jp)


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     現在、日本で生活する外国人のうち、国籍・地域別にみると中国人が最多となっているが、日本人の「民度」に感銘を受けて日本に移り住む中国人もいるという。中国メディアの今日頭条は27日、「日本人の民度が高いのは、子どもの頃から受ける教育に深く関係している」と主張し、子どもの教育のために日本に移り住むことを考える中国人が増加していると伝えた。

     記事は、中国国内で2016年に行われた調査を引用し、中国人富裕層が他国へ移民する主な目的として「子どもの教育のため」と答えた人の割合は56.1%と非常に高い数値であったことを紹介し、この傾向は今も変わっていないと指摘した。

     続けて、これまで日本を訪れたことのある中国人は、「日本はどこへ行っても秩序が保たれていて、日本人の日常の姿から民度の高さが見て取れる」ことを認めていると指摘しつつ、これには「教育」が関係していると考える中国人は少なくないことを強調。続けて、中国の教育と最も異なるのは、日本では学業と同じように「子どもの民度を高めることを重視していること」だと指摘し、給食や清掃、課外活動などを通じて「子どもが集団での協調性やマナー、礼儀作法などを身に着けられるよう、多くの実践の場を与えている」と紹介した。

     中国の教育現場では学業の成績を重視した厳しい競争社会が存在するため、親は子どもが早いうちから少しでも優位に立てるように多くの習い事をさせる傾向が見られる。また、学校も子どもを成績のみで評価し、知識詰め込み型の教育を行うので、子どもたちは学校でも家でも大量の宿題に追われる日々を送っている。

     中国の親たちは日中の教育を比較し、「子どもが学校を卒業した後も、生涯にわたって役立つものこそが本当に与えるべき教育である」と感じ始めているという。日本を含め、国外への移住は簡単なことではないが、リスクを差し引いても「日本の教育は子どもに与える価値のある教育」と評価する中国人もいることを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

    日本の教育は子どもに与える価値がある! 日本に移り住みたいと考える人も=中国


    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 static.blogos.com)



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    突然ですが、「漸く」という漢字を見てすぐに読めますか?「しばらく」「きりさく」「いただく」などさまざまな読み方が頭に浮かぶかもしれません。しかし、答えは「ようやく」です。「ようやく終わった」などの使い方をしますが、漢字は知らない方も多いのではないでしょうか。

    2019年2月~3月に、文化庁が全国16歳以上の男女3590人を対象に行った「国語に関する世論調査」では、 日常の言葉遣いや話し方、文章の書き方など、国語についてどの程度関心があるか調べています。「非常に関心がある」(18.0%)と「ある程度関心がある」(58.5%)を合わせた「関心がある(計)」は 76.4%という結果が出ており、8割近い人が国語について興味を持っていることが分かります

    テレビ番組でもアイドルが難読漢字にチャレンジする企画が行われたり、漢字の書き順クイズにしたりすることもあるため、「漢字」はそれだけ関心の高い分野なのかもしれません。そこで、本記事では「漸く」のように読めそうで読めない難読漢字をランキング形式で紹介していきます。

    難読漢字とは?

    まずは、難読漢字とはどういう漢字なのかを解説します。難読漢字とは一般の人にとって読みにくい漢字系文字の総称で、読み方が熟字訓など表外のもの、当用漢字外の漢字や国字が入っているものなどを指します。

    難読漢字に関しては明確な基準はなく、「薔薇(ばら)」のように画数が多く難しそうな漢字であっても、過半数の人が読めるような漢字は難読とは呼びません。具体的には「蒲公英たんぽぽ)」「潴(みずたまり)」のように、普段は平仮名で書いたり読んだりすることが多く、一般の人が答えられないものを難読漢字としています。

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    読めそうで読めない!難読漢字ランキングTOP10

    それでは、読めそうで読めない難読漢字を紹介します。下位から発表していくので、だんだん難しく感じるかもしれません。どれくらい読めるか確認してみましょう。

    10位:胡座(あぐら)

    「あぐら」という言葉自体は使っても、漢字単体で見ると「あれ?」と思うこともあるのではないでしょうか。ちなみに「胡坐」はもともと貴族が座る高い座席や腰掛などの呼び名でしたが、江戸時代以降に座り方を指すようになりました。

    9位:強ち(あながち)

    「すなわち」「ただち」などさまざまな言葉が浮かびそうですが、答えは「あながち」。口に出すことはあっても、漢字はなかなか知らないものです。ちなみに「強か」は「したたか」と読みます。

    8位:転寝(うたたね)

    転がって寝る姿を想像して「ごろね」と読んでしまいそうですが、答えは「うたたね」。眠るつもりもないまま、うとうとと眠ることを指します。

    7位:夥しい(おびただしい)

    なかなか難しい漢字なので、読めた方も少ないのではないでしょうか。ちなみに「夥しい」という漢字の由来は「果実が多い」様子からだそうです。

    6位:木耳(きくらげ)

    きくらげ」は干したクラゲの味に似ていることから付けられた名前です。「木耳」と書くのは、形が人間の耳に似ているからだそうです。

    5位:口遊む(くちずさむ)

    「くちあそむ」と読みたいところですが、答えは「くちずさむ」。思いつくままに、声に出して言ったり歌ったりすることを指します。口が遊ぶさまから連想すると良いかもしれません。

    4位:準える(なぞらえる)

    「準える」だけでなく、「准える」「擬える」も読み方は「なぞらえる」です。「準える」「准える」は基準にあわせる、「擬える」は似せるという意味で使います。

    3位:設える(しつらえる)

    目的のための設備をある場所に設けることを指します。「誂える(あつらえる)」と混同しそうな難読漢字です。

    2位:然も(さも)

    単純なのですが意外と読めないのが「然も」です。「然も自分の手柄かのように」など、本当にそれらしいさまを表すときに使います。

    1位:具に(つぶさに)

    読めそうで読めない難読漢字ランキング1位は「具に」です。「ぐに」と読みたくなってしまうこの漢字は「つぶさに」と読み、細かくて詳しいさまを指します。「詳細」という言葉に言い換えられるので、「具に」を使うことはあまりないかもしません。

    読めないときは「手書きアプリ」を使ってみよう

    地名や人名などに、普段見慣れない漢字が使われていることがあります。漢字が読めないと、PCやスマホで変換できずに困ることも。そんな難読漢字に出会ったときに便利なのが「手書きアプリ」です。指で手書きした文字から漢字の候補を出してくれるので、読めない漢字も変換できるようになります。読めなくてスッキリしない漢字があるときは、ぜひ試してみてください。

    難読漢字は読めると楽しい

    読めそうで読めない難読漢字ランキングを紹介しました。口にすることはあっても、漢字にすると読めないものもあったのではないでしょうか?普段使うことはあまりない難読漢字ですが、読めると面白くなってきます。ぜひ、今後も難読漢字に注目してみてください。

    【参照】
    文化庁国語に関する世論調査



    (出典 news.nicovideo.jp)


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