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    科学

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    宇宙空間で1年間生き延びた微生物、ただしイボができる

    宇宙空間で1年間生き延びた微生物、ただしイボができる image by:Tetyana Milojevic

     宇宙空間は過酷な環境にある。空気がなく、重力に乏しく、強烈な紫外線が降り注ぎ、温度も極端に変化する。生身の人間じゃとても生きてはいられない。

     だが最強クラスの生命力を誇る極限環境微生物(細菌)ならどうだろう?

     『Microbiome』(10月29日付)に掲載された研究によると、ある極限環境微生物が国際宇宙ステーションの外で1年間生き延びたという。ただし無傷ではなかった。全身がイボのようなものにおおわれていたそうだ。

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    地球内最強クラスの生命力を持つデイノコッカス・ラディオデュランス

     国際宇宙ステーションの日本実験棟「きぼう」では、かねてより「たんぽぽ計画」が進められている。

     この計画は、生命が惑星から惑星へ移動する可能性や、地球の生命の起源が宇宙にあるとする仮説を検証することを目的に掲げるプロジェクトだ。

     そして今回その実験ターゲットにされたのが、「デイノコッカス・ラディオデュランス」というグラム陽性細菌に分類される極限環境微生物である。

     D・ラディオデュランスは、「放射線に耐える奇妙な果実」という意味の名を与えられるほどの最強クラスの生命力を誇っており、かねてよりその不死身っぷりが研究されてきた。


    デイノコッカス・ラディオデュランス(Deinococcus radiodurans)

    1年間宇宙空間にさらされても生き残る!ただしイボに覆われていた

     今回の実験では、乾燥させたD・ラディオデュランスを国際宇宙ステーションに送り、そこで190ナノメートル以下の紫外線が遮断されるガラス窓付きケースに入れられ、宇宙空間に放置された。

     真空で、重力も乏しく、宇宙線や太陽からの紫外線が降り注ぎ、しかも凍りつく温度と沸騰する温度が繰り返される過酷な1年が経過した後、それらを再び地球に戻し、水分を補給する。

     これを地球に残されたグループと比較したところ、宇宙で1年間過ごしたグループの生存率は前者よりは低かったものの、確かに生きていることが確認されたという。

     ただし、宇宙の生活は極限環境微生物にとっても過酷であったらしく、以前とまったく同じ姿ではなくなっていた。

     宇宙に放置されたD・ラディオデュランスは、表面が小さなイボのようなものでおおわれていたのである。また何度も修復メカニズムが発動した形跡があり、タンパク質やmRNAの一部が増えていることも分かったという。

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    (左)地球に残されたD・ラディオデュランス(右)1年間宇宙にさらされたD・ラディオデュラン
    image by:Ott et al., Microbiome, 2020

     体がイボにおおわれてしまった理由は定かではない。だが研究グループは、細胞が生き延びようとするがゆえに起きた、ある種のストレス反応なのではないかと推測している。

     あるいはイボに含まれるタンパク質が、栄養の補給・DNA転写・有害物質の移動・菌体密度感知分子といった防衛メカニズムを発動させる上で重要なものである可能性もあるようだ。

    D・ラディオデュランスはまだまだやれる!

     なお、今回は1年間宇宙に放置されたD・ラディオデュランスだが、これは彼らの限界などではない。それ以前には3年間も宇宙に放置され、無事生き延びたことが報告されている。


     こうした実験が大切なのは、今私たちが月や火星へ向けて有人飛行を行おうとしていることとも関係がある。

     今は生命など存在しない不毛の惑星や衛星であっても、人間がそこを訪れるようになれば、一緒に細菌を持ち込んでしまう恐れがあるし、将来的にはさらに遠くへと拡散させてしまう日すらくるかもしれない。

     今回の実験で190ナノメートル以下の紫外線カットされたのは、火星の大気を想定してのことであるそうだ。

     火星で生命が発見されたと思ったら、じつは自分たちが持ち込んだものが変異したものだとしたら?それは新たなる脅威となるのだろうか?それとも人間が不毛な惑星に生命を宿らせた記念すべき瞬間だろうか?

    References:microbiomejournal / eurekalert / written by hiroching / edited by parumo

    全文をカラパイアで読む:
    http://karapaia.com/archives/52296433.html
     

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    (出典 news.nicovideo.jp)


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     今回紹介する、アルファベータさんが投稿した『サメの泳ぐ速さはどのくらい?【ゆっくり解説】』という動画では、音声読み上げソフトを使用して、サメの泳ぐ速さについて解説していきます。

    投稿者メッセージ動画説明文より)

    サメの泳ぐ速さについて調べてみました。



    霊夢:
     サメは現在、世界中に約500種類が生きているとされ、体調20センチぐらいの小さなサメから10メートルを超える大きなサメが生息しています。

    魔理沙
     サメの起源は4億年前まで遡ることが出来るらしいです。

    霊夢:
     今回はそんなサメの泳ぐ速さについて調べて見ました。サメはライオンや虎と同じく獲物を捕らえるたあめに狩りの時はものすごいスピードを出せるような体のつくりをしています。

    魔理沙
     狩りをするために泳ぎが速いんですね。

    霊夢:
     獲物となる魚などの生き物よりも短距離だけでも早く泳ぐことができなければ、獲物に逃げられてしまうことになります。

    魔理沙
     遅いものは生き残れないということですね。

    霊夢:
     泳ぐ速度はサメの種類によっても異なり、体が比較的小さくて流線型をしているサメは体が大きくガッチリしているサメよりも早く泳ぐことができます。

    魔理沙
     ホホジロザメとかは体形がガッチリしていますよね。

    霊夢:
     一般的な傾向として、サメがどこかに移動する時はだいたい時速8キロのスピードで泳ぎ、人間で言うと水泳のオリンピック選手と同じくらいの速度です。

    魔理沙
     まだ本気じゃない時はそのぐらいなんですね。

    霊夢:
     のんびりリラックスしている時のサメは2.5キロぐらいの速度で泳いでいることも多いと言います。捕食動物であるサメは、獲物を襲うときには瞬間的にものすごい力を発揮し、短い距離とは言えかなりの速さで泳ぐことができます。

     狩りをする時のスピードは時速20キロを余裕で超えて、これは人間が地上を走るぐらいの速さです。もし人間が水中で本気のサメに襲われたら、泳いで逃げ切れる可能性はほぼ0です。

     サメが人間を襲うと大きなニュースになりますが、実はサメにとって人間はあまり好ましい獲物ではないみたいです。

    魔理沙
     サメが出没するところは遊泳禁止になってたりしますよね。

    霊夢:
     サメが人間を襲うのは、見た目や匂いなどの要因により人間をよく食べる獲物と勘違いしたときに起きることが多いと言います。

    魔理沙
     人間を最初から狙っているわけではないんですね。

    霊夢:
     黒のウェットスーツを着て水中にいる人間はアザラシに見た目が似ていて、銛などで魚を捕まえているとその匂いがサメをおびき寄せてしまうこともあります。

    魔理沙
     銛で突いた魚は血が出てるからそれに寄って来ちゃうんですね。

    霊夢:
     普通に泳いでいる人間をサメが襲うことは少なく、海難事故で多くの人が海に投げ出された後も、サメが食べるのは力尽きて死んでしまった後だという調査結果もあるみたいです。

    魔理沙
     そのほうが楽なんですかね。

    霊夢:
     一番速く泳ぐことができるのはアオザメという種類のサメです。

    魔理沙
     アオザメは全長が平均3メートル、背中側が光沢のある青色をしているようです。

    霊夢:
     アオザメは海の中のチーターとも呼べる存在で、強靱な体と流線型のフォルムを持ち、一般的には時速50キロの速度を出すことができて95キロの速さを出すことができるという文献も存在します。

     アオザメは、バショウカジキやメカジキなどの泳ぎが速い魚を食べることが知られています。ニュージランドで行われた調査によると、若いアオザメ停止状態から30メートルを移動するのに2秒しかかからないことが分かっていて、海面上で6メートルの大ジャンプを見せることもあるといいます。

     アオザメは沖合に生息しているため、人間と遭遇することは稀で、出会ってしまったとしても人間を襲うことはほとんどないと言います。アオザメホオジロザメは体温を海水温よりも高く保つことができ、高い運動能力を獲得しています。

    魔理沙
     体温が高いと、筋肉から得られる力が強くなるらしいですね。

    霊夢:
     ホホジロザメが狩りを行う時のスピードは時速40キロぐらいで、普通の人間の10倍の速さで泳ぐことができます。

    魔理沙
     アオザメよりも少し遅いくらいですね。

    霊夢:
     最大の大きさを誇るジンベイザメは温厚な性格をしていて、遊泳速度は時速5キロぐらい、一番速い時でも10キロぐらいと動きは緩慢です。ジンベイザメプランクトンや小魚・海藻を食べて生きていて、人間にとって危険性は低いです。

    魔理沙
     大人しいサメなんですね。

     オリンピック並みの速さを誇るサメの中でも一番速いサメは、アオザメ。そして最大の大きさはジンベイザメということがわかりました。二人の解説をノーカットで楽しみたい方はぜひ動画をご視聴ください。


    ▼動画をノーカットで楽しみたい方は
    こちらから視聴できます

    サメの泳ぐ速さはどのくらい?【ゆっくり解説】

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    (出典 news.nicovideo.jp)


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    AIにはどこまで可能性があるのか。作家の川添愛氏は「実は人間が普段なにげなくやっている行為は非常に複雑。それをAIに対して適切に定義することは非常に難しい」という——。(第2回/全2回)

    ※本稿は、川添愛『ヒトの言葉 機械の言葉』(角川新書)の一部を再編集したものです。

    ■「定義された課題」以外はこなせない

    AIについてよく尋ねられる質問に、「AIには○○ができますか?」というものがあります。

    「AIは言葉を理解できますか?」「AIは感情を持つことができますか?」「AIには人間のような思考ができますか?」「AIに哲学はできますか?」……などなど、挙げていけばきりがありません。しかし、こういったことについて考える前に、まずはっきりさせておかなくてはならないことがあります。

    それは、「その○○は、どんな仕事として定義できるのか?」ということです。

    前回の記事でも触れたように、今のAIの中身は「数(の並び)を入力したら、数(の並び)を出力する関数」です。よって、AIを開発するときには、先に「何を入力として、何を出力するか」、また「入力と出力をどんな数の並びとして表すか」を決めなくてはなりません。

    つまり、「AIにさせる課題(タスク)を定義しなくてはならない」ということです。

    今のAIの開発に盛んに使われている深層学習はとても強力な方法なので、入力と出力をきちんと定義することができ、学習に使える良質のデータが大量にそろえば、さまざまな課題を高い精度で行える可能性があります。しかし、ただ「こんなことができるようになってほしいなあ」と思うだけではAIは作れません。

    つまり「言葉を理解できるAI」「感情を持つAI」のような漠然としたイメージを、漠然としたまま実現することはできないわけです。

    ■似たような仕事でも、AIにとっては別物

    今すでに世間では「人の言葉が分かるAI」とか「人の心が分かるAI」などといったことを謳っているシステムもありますが、それらの実体は「雑談をするAI」だったり、「質問文を入力として受け付け、答えとなる単語を出力するAI」だったり、「文章を入力として、『喜び』『怒り』『悲しみ』などといった感情の種類を出力するAI」であったりします。

    漠然とした宣伝文句に踊らされないようにするためには、「そのAIがする具体的な仕事は、いったいどのように定義されているのか」を見極める必要があるでしょう。

    また注意しなくてはならないのは、たとえ人間にとっては似たような仕事であっても、AIにさせる場合は「まったくの別もの」である可能性があるということです。人間の場合は、難しい文章を外国語に翻訳できる人が、文章の要約や日常会話、ましてや言葉の聞き取りもできることなどはほぼ当たり前で、不思議でも何でもありません。

    よって、機械に対しても、「こんなに高度な翻訳ができるんだから、文章の要約ぐらい簡単だろう」とか、「言葉の聞き取りが人間並みにできるんだったら、当然日常会話はできるだろう」と思いがちです。

    しかし機械にとっては原則として、翻訳と要約、対話、音声の認識はどれも異なる仕事です。

    また、「機械学習によって作られたAIは、人間がすべてプログラムして作ったAIより融通が利くはず」という意見を見たこともありますが、機械学習の「融通」は、あくまで「機械学習がうまくいっている場合は、本来の使われ方(=それが本来するべき仕事)の範囲内で、開発時に使われるデータには存在しないデータに対しても、高い確率で正解を出せる」ということです。

    これは、必ずしも「本来想定していない使われ方をされても大丈夫」ということを意味しません。こういった点にも注意が必要です。

    ■「言われたとおりにやる」が弱点

    AIとコミュニケーションを取るには、他にも課題があります。言葉に込められた他人の意図を適切に理解するには、単に言葉についての知識だけでなく、それ以外にも多様な知識が必要です。つまり意図の理解というのは、多様な知識を持った者がそれらの知識を上手に組み合わせた結果、初めてうまくいくものなのです。

    これだけでも非常に難しいことですが、他人の意図を理解することの先にも、さらに難しい課題があります。それは、「言われたことを適切に実行する」ということです。

    私たちがAIに対して期待することが、「私たちの言うことを聞いてくれること」や「私たちの指示どおりに動いてくれること」であることは言うまでもありません。しかし、これは人間相手であっても難しいことです。読者の皆さんにも、親や先生や上司から「これをしなさい」と言われたことを、うまくできなかった経験がおありだと思います。

    しかし、機械にとって「言われたとおりに行動する」ことは、私たちの想像以上に難しいことです。以下では、いったい何がハードルになるかを見ていきましょう。

    ■“なんとなく”では適切に動けない

    言われたとおりに行動することの難しさの一つは、「言葉に表れていること以外にもさまざまなことを考慮しなければ、言われたことを適切に実行できない」という点にあります。

    たとえば、「コップに水を入れて」というのは、私たちにはとても具体的で簡単な指示であるように思えます。しかし、いざこれを実行しようとすると、意外な複雑性が絡んできます。

    その複雑性の説明に移る前に、この指示自体にも曖昧さがあることを押さえておきましょう。「コップ」には、一つのコップなのか、複数のコップなのか、コップであればどれでもいいのか、特定のコップのことなのかなどといった曖昧さがありますし、「水」もペットボトル入りのミネラルウォーターなのか水道水なのか、やかんに入った水なのか曖昧です。

    「入れる」にしても、どれくらいの量を入れればいいのか明確ではありません。このあたりの曖昧さを解消するには、常識や文脈、話し手についての知識などを考慮しなければなりません。

    ここでは一応、そのあたりの曖昧さは解消されており、「特定の一個のコップに、水道水を、コップに入る量の3分の2ほど入れる」という指示者の意図が分かっていると仮定します。

    ■シンプルな行為に「付随する仕事」

    指示者の意図がここまで詳細に分かれば、「コップに水を入れて」という指示に従うのは簡単であるように思えるかもしれません。しかし、もしコップが汚れていたり、コップの内側に虫が止まっていたりしたらどうでしょうか。

    きっとたいていの人は、そのまま水を入れることはせず、コップを洗ったり、コップから虫を追い出したりするでしょう。つまりここで、「コップに水を入れる」という行動とは別の行動が必要になります。

    また、コップをつかむときには、コップを落とすほど弱くつかんではいけませんし、逆にコップが割れそうなほど強くつかんでもいけません。水道水コップに入れるときにも、もし近くに水に濡れてはならないものがある場合は、水が飛び散らないように気をつける必要があります。

    つまり、コップに水を入れるという行為に伴って、さまざまな「望ましくない結果」が起こらないようにすることも考慮しなければなりません。

    このように、「コップに水を入れて」というきわめてシンプルな指示を実行する上でも、ただ言われたことだけをすればいいというわけではなく、それに「付随する仕事」が発生したり、「気をつけるべき点」が出てきたりします。

    卵焼きを作れ」とか「洗剤を買ってこい」のようなより複雑な指示の場合には、そういった「付随する仕事」や「気をつけるべき点」が増えるのも想像に難くないでしょう。

    ■なにげないことでも、実は高度で複雑

    人間やAIが言われたことをうまく実行できるかどうかは、このような「付随する仕事」や「気をつけるべき点」を適切に発見できるかによります。こういったことを発見するには、常識や文脈についての考慮はもちろん、指示をしてくる人がそもそも何を念頭に置き、何を目的にして指示をしてくるのかを知ることが重要です。

    コップに水を入れて」にしても、人間やペットが飲むためなのか、鉢植えの花に水をやるためなのか、何らかの掃除に使うためなのか、お仏壇にお供えするためなのかなどによって、「付随する仕事」や「気をつけるべき点」も変わってきます。

    もし、人間や動物が飲むための水であれば、コップの汚れは気にしなければなりません。しかし、鉢植えへの水やりや掃除のためであれば、そこまで気にしなくても良いかもしれません。

    また、指示をしてくる人が非常に急いでいる場合は、コップを念入りに洗っている時間はないかもしれません。そのときも、コップを洗わないか、急いで洗うか、(指示した人の意図を一部無視して)別のきれいなコップを使うか、(指示した人が急いでいるのを無視して)自分の気のすむまでじっくり洗うかといった、さまざまな選択肢が出てきます。

    いずれにしても、私たちが他人の指示に従って何かを行う際には、実はこういった膨大な判断が関わっています。

    そういった判断は、指示をしてきた人や自分が何を優先すべきと考えているか、何に気をつけるべきと考えているかに基づいてなされる必要がありますが、私たち人間はそういった判断をたいてい瞬時に行っているのです。

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    川添 愛かわぞえ・あい)
    作家
    1973年生まれ。九州大学文学部卒業。2005年大学院にて博士号(理論言語学)を取得。津田塾大学女性研究者支援センター特任准教授、国立情報学研究所社会共有知研究センター特任准教授などを経て、言語学や情報科学をテーマに著作活動を行っている。著書に『白と黒のとびら オートマトンと形式言語をめぐる冒険』『精霊の箱 チューリングマシンをめぐる冒険』『働きたくないイタチと言葉がわかるロボット 人工知能から考える「人と言葉」』『数の女王』などがある。

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    ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/Ociacia


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    珍しい7本足のタコ、カンテンダコが浜辺に打ち上げられる

    珍しい7本足のタコが浜辺に打ち上げられる image by:Ron Newberry / Whidbey Camano Land Trust

     アメリカワシントン州ピュージェット湾にある島の波打ち際に不思議な生物が打ち上げられているのが発見された。一見タコのようだが、その足は7本しかなかった。

     発見者は、この不気味生き物の写真を撮って、地元の環境保護団体などに報告した。その結果、この生き物は「カンテンダコ」という深海ダコだということが判明した。

     カンテンダコはいまだその生態が謎に包まれている。足(脚)は8本あるのだが、そのうちの1本が目の下に隠れているため7本に見えることから、7本足(Seven-arm octopus)のタコと呼ばれている。

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    浜辺に打ち上げられていた7本足のタコ

     発見者のロン・ニューベリーさんは最初、この不気味な赤い色をした生き物がタコだとは思わなかったという。

     よくあるように、死んだクラゲが打ち上げられているのかと思って、触れずに写真だけ何枚か撮ったという。体長は1メートルほどあったらしい。

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     ニューベリーさんは、撮った写真を地元の環境保護団体「Whidbey Camano Land Trust」に送った。

     ミズダコ類やコウモリダコだとすれば、たいてい水深600~900メートルの深海に住んでいるため、めったに浜辺には上がってこない。専門家もこのタコはなんだろうと、首を傾げた。

     シアトル水族館のボブ・キールさんは、ジュウモンジダコ属のダンボ・オクトパスの可能性があると言った。このタコも深海に住み、体長は1.5メートルほどになる。

     この生物の写真は、スミソニアン協会やモントレーベイ水族館研究所、アメリカ海洋大気庁(NOAA)などにも共有され、最終的にこれは「カンテンダコ」だということで意見が一致した。

    カンテンダコ

    image by:Ron Newberry / Whidbey Camano Land Trust

    7本足にしか見えない巨大なカンテンダコ


     カンテンダコは一見、足(脚)が7本しかないように見えるが、実は目の近くにある嚢(ふくろ)の中に、交接腕と呼ばれる8本目を隠し持っている。

     これは交尾のときにしか使わない生殖器で、普段は厚い皮膚の下に隠れていて見えない。

     大型のタコでメスの方が大きく体長は1メートルほど。未確認記録では触腕を含めた長さが4メートルもあったと推定される個体も見つかっている。

     ただしオスは深海生物に多くみられる「矮雄(わいゆう)」と呼ばれるもので、とても小さく、大きくても30センチ程しかない。

     深海を浮遊しているといわれるが、詳しい生態は謎に包まれている。


    Haliphron atlanticus(カンテンダコ)

    なぜカンテンダコがこんな場所に?

     カンテンダコは通常、太西洋の温かい海の水深200メートルから400メートルの場所に生息しており、こんな北部で見られるのは珍しい。

     海洋専門家たちは、気候変動が海の生物たちの生息域に影響を与えていると考えている。

     NOAAの海洋生物学者エライナ・ヨルゲンセンさんは、このタコは嵐の影響でピュージェット湾まで流され、最終的に海水の塩分濃度の変化のせいで死んだのではないかと語っている。

    References:heraldnet / whidbeynewstimes/ written by konohazuku / edited by parumo

    全文をカラパイアで読む:
    http://karapaia.com/archives/52295189.html
     

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    珍しい深海生物、7本足のタコが浜辺で発見される(アメリカ)


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    ゴキブリといえば、人間から最も嫌われている虫のひとつです。別に毒を吐いたり、刺したりするわけではないのですが、とにかくその動きと特徴から嫌われるという、なんとも不憫ないきものであります。しかし彼らもそれを持って3億年前から生き抜いてきているので成功した虫の一つかもしれません。今回はそんなゴキブリがついに有益になるという話です。

    ゴキブリサイボーグ化に成功

    なんてことをしてくれるんだ!と思うのかもしれませんが、まあ、ちょっとこの技術の凄さを御覧ください。この技術は「Calmbots」と呼ばれ、他のロボットが決して真似できないゴキブリならではのサイボーグ技術なのです。つまり、ゴキブリにしか出来ない、唯一無二の素晴らしい技術。

    説明によると以下のように記載。

    本研究では、昆虫の持つ移動能力、自己維持能力、隠れる能力を利用した斬新なユーザーインターフェースである「Calmbots」を提案する。カームボットでは,マダガスカルゴキブリを利用し,複数のゴキブリを電気刺激で制御することで,ゴキブリディスプレイ(画素化)や物体の移動に利用したり,ペンを装着して線を引かせたりすることができる。さらに、カルムボットを入力や触覚インターフェースオーディオデバイスとして利用することも可能である。

    引用:筑波大学

    しかもやばいのが、我ら、日本の大学チーム筑波大学」がこれを実現。

    この技術により、ゴキブリにあらゆる物体を運んだり、移動させたりさせることが出来る。将来的にはそれぞれを我々が意のままに操ることが出来、非常に役に立つであろうと期待されている。

    その様子がこちら。


    何度も言いますが、他の虫では駄目なんです。

    ゴキブリじゃないと、この卓越した生命力と身体能力は発揮できない。今までそれが脅威となっていたものが、むしろ武器となる。しかも最強。

    サイボーグなので、生命維持ができなくなったら終わりですが、将来的には100%ロボットゴキブリを誕生させることも出来るのかもしれない。しかも本物と区別できないほどのリアリティを実現。

    もしそうなったら、この世は益々ゴキブリであふれることだろう。本当にやばい、こちらのインスタ映えするゴキブリもヤバいが、本当にやばいのは、ゴキブリよりもこの筑波大学ではなかろうか。

    Source:CalmotsDailyMail



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    ゴキブリをサイボーグ化する謎技術が成功、人類に有益な虫となる


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    人体自然発火現象の謎

    人体自然発火現象の謎/iStock

     外的な熱源がないのに人体が勝手に発火し、燃え上がることなどあるのだろうか。この不可解な現象は長いこと議論されてきた謎のひとつだ。

     だが、過去300年の間に、200件以上の報告例があるのも事実だ。この現象は、「人体自然発火現象(SHC)」と呼ばれていて、いきなり人体の中から発火して死をもたらすという。

     数百件にものぼる報告記録は、似たようなパターンで起こっていることを示している。

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    人体自然発火現象の事例

     犠牲者はひとり暮らしの高齢者が多く、たいてい自分の家の中で死んでいる。だが、不思議なことに手や足先など体の先端部分は燃えずに残ることが多い。

     頭部や上半身は、本人と見分けがつかないくらい黒焦げになってしまうのに、内臓はまるで無傷という珍しいケースもある。

     犠牲者が亡くなっていた部屋は、家具や壁に脂の残滓が付着していた以外、ほとんど燃えていないことが多い。さらに、いぶしたような甘いにおいが残っていることもあるという。

    人体自然発火現象の歴史

     人体自然発火現象は、すでに中世の文献に登場するほど古くからある。聖書の中にも、この現象を示しているくだりがいくつかあると信じる者さえいる。

     1641年、デンマークの医師トーマス・バルソリン(1616~1680)が、奇妙な医学現象を集めた自著『Historiarum Anatomicarum Rariorum』の中で、ポロヌス・ヴォルスティウスの死について書いている。

     ヴォルスティウスはイタリアの騎士だが、1470年にイタリア、ミラノにある自宅で強いワインを飲んだ後で、突然、口から炎を吐き出し始め、全身が炎に包まれたという。これが、人体自然発火が報告された史上初の記録だと考えられている。

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     1673年、フランスの作家、ジョナス・デュポンは、人体自然発火についての症例と研究をまとめた『De Incendiis Corporis Humani Spontaneis』を出版した。

     フランスでの有名な事件は1725年にさかのぼる。パリにある宿屋の主人が、煙のにおいに目を覚ますと、妻のニコール・ミレーの体が燃えて灰になっていた。だが、彼女が寝ていた寝床の藁は、まったく燃えていなかったという。

     慢性的なアルコール中毒だったニコールの体で残っていたのは、頭蓋骨、背骨が数本、下腿の骨だけだったという。周囲にあった木材の類は、まったく燃えていなかった。結局、夫が殺人罪で有罪になった。

     ニコールの遺体が発見されたとき、その宿屋にはクロードニコラス・ル・キャット博士という外科医が泊まっていた。彼の証言のおかげもあって、抗告審判で裁判官は、ニコールの死因は「人体自然発火」だったという弁護を認めた。のちに、ニコールの死は"神の思し召しの結果"ということになった。

     19世紀には、有名なイギリスの作家、チャールズ・ディケンズが『荒涼館』の中で、登場人物のひとりを殺すのに人体自然発火現象を利用したため、この現象が世間に知られるようになった。批評家は、ありえない現象を正当化しようとしているとして、ディケンズを批判したが、彼は当時、記録されていた30の事例を示す現実の研究があることを指摘したという。

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    チャールズ・ディケンズの『荒涼館』の中の人体自然発火のイラスト / image by:public domain

    人体自然発火現象のおもな共通点


     1938年ブリティッシュメディカルジャーナルで、人体自然発火現象の話題が取り上げられたとき、L・Aペリーは記事の中で1823年に出版された『法医学』の本を引用した。それによると、人体自然発火現象にはいくつかの共通の特徴があるという。
    ・犠牲者は慢性アルコール中毒
    ・犠牲者は年配女性が多い。
    ・体から自然発火しているが、火のついたものに接触したケースもあった。
    ・手や足先は燃えずに残っている。
    ・遺体に触れていた燃えやすいものには、ほとんどダメージがない。
    ・体が燃えた後には、脂のようなものや強いにおいのする灰が残り、あたりに不快な空気が漂う。

     アルコール中毒が、人体自然発火に大きく関与しているようにみえる。

     ヴィクトリア時代には、アルコール中毒がSHCの原因の一部だと考えた医師や作家者もいた。

    人体自然発火現象

    iStock

    科学的に有力な仮説:ロウソク効果


     アルコール中毒以外にも、人体自然発火の原因についてはいくつか説がある。燃えやすい体脂肪、多量のアセトン、静電気、メタンガス、バクテリアストレス、果ては神の介入などなど。

     科学的にもっとも支持されている説は、ロウソク効果だ。犠牲者の体がロウソクのような状態になって燃えたというもの。

     ロウソクは、中央の芯が燃えやすい脂肪酸でできたロウで覆われている。芯に火がつくと、脂肪分の多いロウを燃料として燃え続ける。

     この場合、人間の体脂肪が可燃性物質、つまりロウで、犠牲者の衣服や髪が芯にあたる。例えば、タバコの火が衣服についたとすると、皮膚の表面が焦げて、皮下の脂肪が露出する。

     熱で脂肪が溶けて衣服に吸収されると、ロウのような役目を果たして、芯が燃え続けることになる。燃料になるものがそこにある限り、火は燃え続ける。

     この説を支持する者は、犠牲者の体が燃えているのに、まわりのものがほとんど燃えない理由の説明にもなるといっている。

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    ロウソク効果説の3つの段階 image by:arzbmad16 / Slideshare

    その他科学的仮説


     生物学教授のブライアン・J・フォードは、人体自然発火の原因は多量のアセトンではないかという。
    人はなんらかの病気になると、体内に自然にアセトンが増えることがある。アセトンは非常に燃えやすい化学物質だ。アセトンに浸した豚肉に火をつけてみると、焼夷弾のように爆発的に燃えあがるという。

    ほかの多くの疾病と同様、アルコール中毒がこのアセトンの生成を引き起こした可能性がある。健康状態の悪い人の体内で多量のアセトンが作られ、それが脂肪組織に蓄積して、静電気やタバコなどによって引火した可能性がある


     考慮しなくてはならないのは、人体自然発火のほとんどは、屋内で、ひとりでいるとき、そして近くになんらかの熱源があるときに起こっているという事実だ。

     町中の通りの真ん中で、この現象が起きたという事例はほとんど知られていない。さらに、これは人間だけに見られる現象で、動物に起こったケースはない。

     ロウソク効果は、燃えている最中に犠牲者がもがき苦しんだりしない理由の説明にはならないようだ。また。周囲の家具などが炎の影響を受けない理由も、十分に説明できていない。

     人体を完全に灰にするには、摂氏1600度もの高温が必要だという。火葬にするだけなら、980℃ほどでいいらしい。

    人体自然発火現象の謎

    iStock

    現代の人体自然発火現象の事例


     人体自然発火は昔の話ではなく、現代でも起こっている。2010年アイルランドでの例だ。

     76歳のマイケル・ファハティの焼死体が見つかったのは、彼のアパートの部屋で、暖炉に頭を向けて倒れていた。例のごとく、床や天井、そのほか室内はどこも燃えていなかった。検死官は、ファハティの死因は人体自然発火だと断定した。

     2017年には、70歳の男性がロンドンの通りの真ん中で突然炎に包まれた。消防署の調べでは、促進剤の類の痕跡はなにも見つからなかったという。説明がつかず、この男性の死は不明として扱われた。これも人体自然発火の一例なのだろうか?

     人体には、この地球上のさまざまな生き物の中で人間をユニークな存在にしている特徴がたくさんあり、私たち自身にもまだよくわかっていない人間の側面があると多くが信じている。そんな特徴のひとつが、いまだ謎だらけの人体自然発火という現象なのかもしれない。

    References:Spontaneous Human Combustion: A Burning Mystery | Ancient Origins/ written by konohazuku / edited by parumo
    追記(2020/11/03)本文を修正して再送します。

    全文をカラパイアで読む:
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    (出典 news.nicovideo.jp)


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    image:pixabay

    ロボットというものはいつか人間を越える能力を発揮し、襲いかかってくるというターミネーターのような話が最近懸念れされつつありますが、既に我々の驚異としては「コンピューターウイルス」や「マルウェア」などで危険な状況となっております。それが実体化したものがAIを搭載したロボットですが、徐々に現実味を帯びております。

    視線を送るロボットが開発される

    さて今話題となっておりますのはこちらのロボット。既に皮膚が無いという状況で不気味ではあるのですが、恐るべきはこのロボットの能力。

    まるで人間のように、視線をおくり、まばたきをし、歯を備え、表情を作る。あたかも人間と会話をしているような錯覚さえ覚える。

    さらに、このロボットの能力として相手の表情を見て、感情を感知するという能力があり、空気を読めない人にとってはこの能力の羨ましさたるや半端ない。

    開発したのは・・・あのディズニー

    しかもこのロボットを開発したのが、怪しいロボット企業ではなくなんとあの「ウォルト・ディズニー」のエンジニアだという。このロボットの能力を発揮し、アトラクションの人間に搭載するのだろうか。

    それを考えるとアトラクションがまたさらにリアルになりそうだ。イッツァスモウワールドは、人形のようなコミカルな動きが可愛い。しかしこのヒューマノイドがその場に導入されれば、状況は一変。かなり不気味でしかなく、子供は泣き叫ぶだろう。


    今後はこのロボットにちゃんと皮膚をつけて、より人間らしさを演出させていくに違いないが、この技術がより進化しもはや人間特別がつかない状況になったら、我々とロボットの区別はどうすればよいのか。

    こちらのロボット銀行も話題ですが

    既にもう我々の中にロボットがいてもおかしくなく、根本的な話をすると、我々が誰かに作られたものなのかもしれない。

    Source: DailyMail 参照:資料(PDF



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    ディズニーが開発したヒューマノイドが、不気味すぎると話題に


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    収束進化で海の生き物のカニ化が進む

    海の生き物のカニ化が進む / Pixabay

     収束進化(収斂進化)は、統の異なる生物種間で類似した形質を個別に進化させることを意味するが、どうやらカニの形状は理想の究極ボディの1つであるらしく、海の中ではさまざまな種がそれぞれ独自にカニの姿に進化しているという。

     これを「カニ化(carcinisation)」と呼ぶのだそうだ。

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    ネット上で疑問解決

     ネットは発見の宝庫である。自分で直接目にすることができなくても、代わりにそれを確認してくれる人がどこかにいる。世界各地からそうした情報が日々寄せられている。

     例えば、ぷぅと膨らむフグはどうやって膨らむかご存知だろうか? 風船なら空気で膨らむが、海の中に膨らむくらいたくさんの空気なんてあるのだろうか?そんなモヤモヤした疑問もほら、こちらの報告を見ればスッキリだ。


    フグが空気で膨らむはずがないってずっと思ってたのよね。

     だが、ここでのテーマはフグではない。カニだ。

    収束進化の一種「カニ化」

     
     自然界では、お互いに関係がないはずの生物同士であっても、それぞれ独自に同じような形状や機能を進化させることがある。これが収束進化だ。

     たとえばクジラコウモリは、それぞれ海と陸というまったく違う環境で暮らしながらも、反響定位という音の反響を受け止め、それによって周囲の状況を知る能力を進化させた。もっと身近な生物なら鳥や昆虫が(もちろんコウモリも)空を飛ぶ能力を身につけた。

     収束進化が起きる理由は、似たような環境や生態的地位で生きるために似たような解決策にたどり着くからだ。

     海の中では今、様々な種が独自にカニの姿に収束進化しており、それを「カニ化(carcinisation)」と呼ぶのだそうだ。


    甲殻類は少なくとも5回、独自にカニの姿に進化したんだって。

    カニ化とは、甲殻類が非カニ形状からカニ形状へと進化する収束進化の一事例。進化生物学の用語としてこれを考案したL. A. ボラデイルは、「カニに進化しようとする自然によるいくつもの試みのうちの1つ」と定義する。


     水の中においてカニ形状は非常に効率的であるらしく、これまで十脚目(エビ・カニ・ヤドカリなど)に属すグループが少なくとも5回、それぞれ独自にカニの姿に進化してきたと考えられている。

    カニ化に関するTwitterの反応

     カニ化に関するTwitterユーザーの反応は面白い。中には宇宙にカニ型宇宙人がいる可能性すら浮上した。


    イモムシも同じだよ。蠕虫(ぜんちゅう)には9つの門がある。とても幅広いグループで、みんなまったく無関係。なのにイモムシはうじゃうじゃいるでしょ。

    蠕虫とは、数種の無脊椎動物の総称で、扁形動物、環形動物、紐形動物、線形動物、星口動物、ユムシ動物、鉤頭動物、有鬚動物、毛顎動物がいる。


    知ってた:環境から似たような選択圧を受けている種において、収束進化は珍しくない。
    カニカニ:何もかもがカニカニカニ。

    男の理想のカラダ。いまいちと思っても、パフォーマンスを追求すればこうなる。

    カニじゃないカニダマシ、そういうことか。理想の体は50%以上が武器ってことね。

    宇宙的恐怖をひとつ。炭素ベースの生物が生存できる水温の流体力学が一貫していること、宇宙に生命が高確率でたくさん存在すること、これらからおそらくは知的カニ型宇宙人が数種いるだろうと推測できる。

    カニのライフサイクル
    率直に言って、不合理なほどの段階を経て成長するが、そのいずれもカニである。

    カニのライフサイクル
    段階は1つ。
    これこそカニである。

    スタート 移動中

    宇宙人がやってきたら、2つの可能性がある。
    1. 彼らは宇宙カニである。
    2. 彼らは宇宙カニから逃げてきた。

    つまりカニ型宇宙人が存在する可能性は高いってことだな。いいぞ。

     尚、既にカニの中には、イソギンチャクとの共生を進化させ、両ハサミにイソギンチャクを付けたキンチャクガニという凄い属が存在する。

     彼らはイソギンチャクをボクサーのグローブ代わりに使用し、その毒で捕食者を追い払う。イソギンチャクは代償としてカニの食べ残しをもらえる。


    A Boxer Crab that Wears Sea Anemone Boxing Gloves

     めったなことじゃこのグローブ(イソギンチャク)を手放すことはないそうだが、無理やり片方のイソギンチャクを奪い取るとどうなるか?

     なんと残った1つのイソギンチャクを器用に半分に引き裂き、失った方のハサミに装着するそうだ。

     2つに分かれたイソギンチャクは、数日のうちに元の大きさに再生し、元のイソギンチャククローンが新しく誕生するのだという。

     では両方のイソギンチャクを奪い取られたらどうなるのか?仲間のキンチャクガニのイソギンチャクの1つを必死に奪い取り、それをまた2つに割って両ハサミに装着するという。

    References:People Are Just Now Discovering Carcinization, And They Are Not Huge Fans | IFLScience/ written by hiroching / edited by parumo

    全文をカラパイアで読む:
    http://karapaia.com/archives/52296039.html
     

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    海の中では収束進化でカニ化が進んでいた。もしかしたらカニ型宇宙人が存在しているかもしれない?


    (出典 news.nicovideo.jp)


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     日本学術会議会員への任命拒否は、中国の「千人計画」という思わぬものを掘り出した。

    JBpressですべての写真や図表を見る

     そして、日本を侵略する危険性のある中国に魂を売っている科学者のさもしい姿を描き出した。

     中国は「中華民族の偉大なる復興」を目指しており、カギとなる「中国製造(made in china)2025」を日米欧の大学や研究所、企業などからの技術窃盗や「千人計画」の下でのヘッドハンティングで達成しようとしている。

     目的達成後には世界一の軍隊が出現し、これを後ろ盾にした異形の覇権国家が聳え立つのだ。

     民間組織の中国科学技術協会は中国政府直属のアカデミーである中国工程院と連携しているとされ、習近平主席が唱道する「軍民融合」で、軍に直結している。

     日本学術会議は日本の大学などに「軍事研究はしない」ように指導する一方で、中国科学技術協会と提携しており、結果的には人民解放軍の戦力増強に寄与することを厭わない姿勢をとっていることになる。

    『「中国製造2025」の衝撃 習近平はいま何を目論んでいるのか』の著者で中国問題グローバル研究所の遠藤誉所長は、中国は「中国製造2025」に命運をかけており、この達成には「千人計画」はおろか、「万人計画」も立案されていると述べている。

     2016年9月28日放映のNHKクローズアップ現代は「〝軍事″と大学  岐路に立つ日本の科学者たち」をテーマに取り上げていた。

     ここで、ノーベル賞受賞者の益川敏英氏が「防衛のためには(軍事研究への協力も)いいですか」と数人の学生に問うていた。

     ある学生が「(外国の攻撃を抑止する)防衛のための・・・」と一寸口にすると、「一度手がければどんどん深みにはまって行く」と語り、議論を遮るように見えた。

     この頃の同氏は高校生とのシンポジウムも開いていたし、「しんぶん赤旗」(日曜版)では軍学共同研究を批判して「市民と野党が結束し、安倍晋三政権を退場させる年にしたい」とまで語った。

    朝日新聞」(2017年1月11日朝刊)でも「軍事研究かどうかは、どんな機関が、何の目的で資金を出しているかで判断するべきだ」と語っていた。

     渡部昇一氏は東京裁判史観を受け継ぐ形で既得権益化した者たちを「敗戦利得者」と呼び、日本学術会議をはじめとした各種学会が日本の軍事技術には絶対協力しないと宣言しながら、他国の軍事技術やそれへの協力に寛容なのは、こうした学界のムラ組織が弟子たちに受け継がれ、メインストリームとなっているからにほかならないと語っていたことが強く印象に残っている。

    千人計画とは何か

     元公安調査庁金沢公安調査事務所長で現在は日本戦略研究フォーラム政策提言委員の藤谷昌敏氏は、「中国『千人計画』を生んだのは毛沢東の大失策だった」(2020.10.23)で、概略以下のように記述している。

     毛沢東大躍進政策や文化大革命で知識人は追放され枯渇した。

     近代化を目指す中国は20世紀末までに内外の優秀な人材100人を毎年招致する「百人計画」(通称・海亀政策)を1994年1月に作成。給与、医療保険、手当などのほか、200万元(3000万円前後)の研究費を与えるというもので、2008年3月までに1459人を招致し、中国科学院院士14人、研究所所長クラス85人、国家重点実験室主任51人を輩出した。

     ちなみに、中国初の5か年計画(1953~57年)はソ連の援助で進められ、156の重工業プロジェクトが行われ、ソ連からの約11000人の科学者や技術者が指導にあたった。

    「千人計画」の正式名称は「海外ハイレベル人材招致『千人計画』」で、ハイレベル外国人を招聘し国家級プロジェクトの責任者などにするもので、2009年から中国共産党中央組織部「中央人材工作協調チーム」が主導している。

     2012年7月までに外国人学者や研究者204人を含む2263人を招致したと公表し、「相当数の日本人研究者」が含まれているという。

     招致者の研究環境や生活費はもとより、配偶者についても招致人材の就職先機関が仕事を手配するか、生活補助金を出し、子女の就学についても志望に応じて関連機関が対応する。

     藤谷氏は「東大、京大、理研などに所属する名だたる研究者が多数参加しており、『千人計画』を通した技術移転・窃盗が極めて巧妙に行われてきたことが伺われる」と語る。

     そのため、文科省は科学技術系部局に「学術スパイ」対策などに当たる経済安保担当ポストを新設、外務省は来年度から大学への留学生や研究者らに発給するビザの審査を厳格化するなどの制度改革を図るという。

     そして、「欧米との共同研究体制を活発化し、安全保障に対する懸念を払拭するためには、大学・研究者の意識改革など官民学による強固な技術管理体制が必要」と提言している。

    米国の著名科学者たちが逮捕される現実

     米国では中国の「千人計画」に協力したかどで逮捕される著名な科学者が今年になってからだけでも続出し、メディアを賑わしている。

    「黄文雄の『日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実』」(2020.10.9)で、「アメリカ政府から補助金を貰っている学者が、中国のために研究を行い報酬を得て、それを隠していたということで、詐欺罪で逮捕されるケースが多い」として、今年半年間の著名人をリストアップしている。

     ハーバード大学化学・化学生物学部のチャールズ・リーバー学部長(ノーベル化学賞候補に挙がる人物で、ナノテクノロジー分野で世界の化学者をリードする存在)、ウェストバージニア大学物理学科教授のジェームズパトリックルイス博士、元エモリ―大学教授で生物学者の中国系米国人・李暁江、夫と共謀して勤務先の研究所から企業秘密を盗み中国で会社設立した女性科学者・陳莉など6人が逮捕や起訴され、有罪が確定するなどしている。

     この3年間でFBIが科学技術窃盗容疑で逮捕した中国関連の人物は約40人で、「千人計画」への参加者が多くいたし、豪州や台湾でも中国による学術界への浸透工作や技術窃盗が数多く暴かれているという。

     一般的には、シリコンバレー所在企業からヘッドハンティングされた科学・技術者や、米国の大学に勤務する学者、さらには米国の大学に進出している孔子学院などを通じてシャープパワーと称される巧みな工作でカムフラージュしながら情報収集や人集めなどが行われていることも明確になっている。

     米国ではドナルド・トランプ政権になり調査が進み、孔子学院などの閉鎖が進んでいることなどから、草刈り場が日本を含む他の国々に拡散しているとされる。

     しかし、日本ではスパイ防止法などがないため、政府は技術窃盗や「千人計画」への参加状況などは「把握していません」としか答えることができない。

     代わって応えてくれているのが「週刊新潮」(10月22日号)で、「学術会議会員もいる! 日本の科学技術を盗む『中国千人計画』」の大見出しの報道である。

     同誌29日号は続編で「謎のベールを剥ぐ!」となっており、さらに次週号へとつながる。

     産経新聞ワシントン駐在客員特派員で麗澤大学特別教授の古森義久氏は、レイFBI長官の7月の講演で「捜査中の外国機関による米国に対する約5000件の各種犯罪案件のうち、半数は中国関連」と語ったという。

     米連邦議会上院の国土安全保障委員会は「千人計画」への特別調査を実施、昨年11月の報告書で「計画に関わる研究者たちに、諸外国の高度技術を窃盗してでも入手して中国の軍事や経済に活用することを求めている」し、「計画への関与を一切口外しないよう命令されている」とも。

     米メディアの報道として2018年までの「千人計画」への参加者が全世界では7000人を超え、国別で日本は米国、ドイツに並んでトップ3に入っているという。

     同誌が千人計画に携わった日本人教授や研究者など14人を特定し、匿名希望も含め11人を取材しているが、もとより氷山の一角でしかない。

     野放し状況で草刈り場になっており、まさに「スパイ天国」だ。

    特定された教授たち

     再三の依頼に断固無回答であったのはマイクロナノロボットや生物模型ロボットシステムの権威で2011年から3年間、学術会議会員であった名城大学の福田敏男教授。

     また、2012年に同会議の特任連携会員となった天文学の権威の梶野敏貴・東大准教授は一度取材を許諾したが直前に「断り」が来たという。

     実名公表で取材に応じたのが2008年から中国で教鞭をとる原子炉工学の権威である吉川榮和・京大名誉教授である。

     定年翌年に、哈爾賓工程大学の助教授になっていた京大時代の中国人教え子から「中国政府の千人計画に申請したい」と言ってきた。

     履歴書を書いただけで、すべては大学の方でやってくれ、パスして現地に赴くと、20人ほどの大学院生の指導を任された。

     研究室は3部屋で、研究費は年間2000万~3000万円、5年間で1億5000万円、予算にはすごく余裕があった。月給は50万円ほどで、冬は極寒であるため滞在は6月から9月ぐらいの3カ月だけで、避暑感覚で、費用は大学もちのホテル住まいだったという。

     土井正男・東大名誉教授は現在も北京航空航天大学でソフトマター物理学を教えている。

     9年前に北京の理論物理学の研究所で連続講演をした際に知り合った中国人の先生から「千人計画」に誘われた。

     こちらも申請など先方ですべてやってくれ、時々の帰国は学会を兼ねているので出張費が出る。

     東大時代のように科研費の取得や学会に顔を出すなどの気配りもなく研究に集中できるので「楽園」ですと語る。

     どちらも中国の「国防7校」の重要拠点であるが、土井氏は「よもや日本にそんな技術がありますかね?」と語り、警戒の様子は一向にない。

     もっとも、警戒や疑心を抱けば渡海する決心には至らなかったかもしれない。

     ビーム機能化学の専門家である真嶋哲朗・阪大産業科学研究所名誉教授も准教授になった教え子から「千人計画」への応募を勧められ、「見事に」選ばれ、高度人材向けの10年有効ビザまで発給されている。

     霊長類の遺伝子を研究する高畑亨教授(43)は浙江大学に5年前に選ばれ1500万円と5年分の研究室運営費5000万円を支給されて赴任している。

     給料は准教授並み(平均年収700万円前後)であるが、『ネイチャー』や『サイエンス』に論文が掲載されると1500万円のボーナスが出る。

     習近平主席が「科学大国」を宣言して〝論文掲載数世界一″を目指すため、外国人の論文も中国の大学や研究所発の論文としているが、日本や米国の研究者は発表の形にはこだわらないという。

     ダニの研究で著名な齋藤裕・北大名誉教授は福建省の農業科学アカデミーに招聘された。「千人計画」にリストされた際に賞金が出、3年間2100万円の研究費はこの分野では高額。住居費は中国もちで週末は星付きのホテル泊と満足。

     定年を迎えた人士は、日本では名誉教授など単なる肩書で給料も研究室もないが、中国では給料・研究費も恵まれている。

     申請手続きなどすべてやってくれるし、避暑や遠隔地赴任などの感覚でホテル住まいも許され快適ということらしい。

     他方、43歳の高畑教授は、ポスドク問題に見るように日本に研究者などポストがないため仕方なく中国へ行くしかなかったと語っている。

     本誌(29日号)で研究費の削減で基礎研究ができなくなっている現状に危機感を述べているのが、ノーベル賞受賞者の2人である。

     オートファジーで受賞した大隅良典・東京工大栄誉教授は「基礎科学者が中国に流出することがいま以上に増えていく」と危惧し、当人にも年間1億円の予算確保で声を掛けてきたと明かし、「(今の中国は)基礎科学を大事にしており、何をやってもいいような自由がある。非常にレベルが高くなっており、量も質も敵いません」と、科学者として魅力を感じるという。

     オプジーボの基を発見して受賞した本庶佑・京大特別教授は「マラソンに例えるなら、今の日本は優勝争いを繰り広げる先頭集団の最後尾」で、一度脱落すれば挽回には大変なエネルギーを必要とするので「今がまさに、わが国の科学技術政策を見直すラストチャンス」と訴える。

    おわりに

     研究費などの減少で中国へ流れていく研究者が増えている実情は何とも情けない。

     定年後の貢献の仕方は、意識次第でいくらでもあるのではないだろうか。自衛官は一般公務員よりも定年が5年早いし、大学教授などに比すれが10年早い。それでも国家に貢献したという満足感をもつものが多い。

     こうした自衛官の国家への貢献を無にしかねないのが、「学問の自由」を声高に叫び立てる人士たちだから、何をかいわんやである。

     学術会議が問題化する前の6月2日の参院財政金融委員会で自民党の有村治子議員が「千人計画」を採り上げ政府に見解を質している。

     日本では文科省外務省が関係するが、誰が参加し、どんな便宜を受けているか把握しておらず、無防備を露呈した。

     日本学術会議は、続発した科学者の不正行為に強い危機感を持ち過去に何度か倫理規定などを示してきたが、平成18(2006)年にも再発防止の対策を関係諸機関に促す「科学者の行動規範について」を声明として出している。

     2017年に軍事研究云々の声明を出した時の会長・大西隆東大名誉教授は「中国の方から話があって仲良くしましょうということでしたが、・・・『千人計画』については、一切関係がないですね」と同上誌で語っている。

     学術会議は組織として「千人計画」に関わってはいないかもしれないが、個々の会員や元会員、連携会員などが関係していることは明確になっている。しかも日中間組織の連携が個人活動を容易にしているとは言えないだろうか。

     平成18年の行動規範では「責任」「行動」「説明と公開」「利益相反」などの小項目があり、「人類の健康と福祉、社会の安全と安寧、そして地球環境の持続性に貢献するという責任を有する」「研究が人間、社会、環境に及ぼし得る影響や起こし得る変化を評価し、その結果を中立性・客観性をもって公表する」などと記されている。

     ここでの「社会」は日本だけでなく国際社会も包含するであろうが、上記の数少ない例示からは科学者が日中の関係を忘れてはいないだろうか。

     筆者はパレスチナのベツレヘムにあるゴルゴダの丘へ通じる「ヴィア・ドロローサ」(「苦難の道」:キリスト十字架を背負って歩いた道)を歩いたが、学術会議は自ら「日本」という宝物を背負って刑場に向かっているのではないかとさえ思えてならない。

    [もっと知りたい!続けてお読みください →]  コロナ対策にも無力な日本学術会議、実は憲法違反

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    (出典 news.nicovideo.jp)


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     岐阜大学の研究チームが開発した「お散歩彼女 My Girlfriend in Walk」は、利用者が装着することで、恋人と手をつないで歩く体験を提供するハンドデバイスだ。柔らかく人肌の温かさを持つこのデバイスは、握り返してくれ、手汗をかき、歩く時の呼吸や服の擦れる音、相手の匂い、引っ張る動作もあり、臨場感ある疑似体験を提供する。

    【その他の画像】

     異性やパートナー、友達と手をつないで歩く行為は充足感を得られる場合もある。しかし手をつなぐ間柄の相手が必要だ。

     そこで、1人で歩いているのに手をつないで歩いているような錯覚を提供するハンドデバイスを提案する。このデバイスは、スマートフォンマイコン、圧力センサーモーターフィルムヒーターなどで構成される。手の骨格を柔らかいゲル素材で覆い、人肌に似せた触覚を再現している。

     フィルムヒーターを用いて手のぬくもりも再現。デバイスを握ると、握る強さを圧力センサーが検知し握り返してくれる。

     人間と手をつないで歩いた場合、必ずしも歩幅が合う訳ではなく、どちらかが速いと相手に引っ張られる。これを再現するため、前腕にモーター付きレールを固定し、引っ張られる感覚を実装する。これにより、前後に引っ張るような感覚と、手を振っているような感覚が得られる。

     また手汗で緊張感を再現する。これは細かい穴を開けたゲル素材とフィルムヒーターの間に湿った布を挟み、布に染み込んだ水がフィルムヒーターで加熱されにじみ出すことで実装している。この布にはシャンプーの香りといった香料も染み込ませており、相手の匂いを再現している。

     さらに、つないだ手の気配をより強くするため、人が歩くときに発する足音、服の擦れる音、呼吸音をユーザーが携帯するスマートフォンの加速度センサースピーカーを用い、速度に応じて再生する。

     これらの技術を組み合わせることで、相手がいないにもかかわらず2人で手をつなぎ歩いているような疑似体験が得られる。コロナ禍においての密を避け、孤独感の緩和や運動不足の解消に役立つという。

    ※この記事は、テクノロジーの最新研究を紹介するWebメディアSeamless」を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。

    デバイスと恋人つなぎをしている前からの様子


    (出典 news.nicovideo.jp)


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