漫画でもアニメでも映画でも、夜空のシーンが背景となったとき気になるのが月の大きさです。
リアルな描き方にこだわる作品もありますが、自由に表現できる創作の世界では、月がやたらと大きく描かれることがあります。
心象風景としての月に、いちいちサイズを指摘するのは無粋かもしれません。しかし、SF作品や異世界ファンタジーの夜空にでかい月が浮かんでいるのを見ると、「ああいう月が地球の周りに存在するとしたら、どれくらいの天体が浮かんでいれば実現できるんだろう?」とついつい考えてしまいます。
アマチュア天文学者のNicholas Holmes氏は、そんな疑問に答えるように、太陽系の惑星が月の位置に浮かんで地球を周回した場合のイメージ映像を、自身のYoutubeチャンネルに公開しています。
背景の撮影場所はアラバマ州ハンツビルの空だそうです。通常の月が浮かんだ場合の空はこんな感じです。うーん、実際の月はやはりかなり小さいですね。
地球とほぼ同じ大きさと言われる金星が月の位置に浮かんだ場合はこの様に見えます。地球サイズではまだまだ小さい月にしか見えません。
太陽系でもっとも大きい惑星、木星を配置すると…ああ、これこれと言いたくなるサイズになります。ファンタジー世界やSFの異星に浮かぶ月と言ったら、やはりこれくらいのサイズがないとインパクトがありません。
ああいう巨大な月は、もはや木星サイズということですね。
最後は土星。これも木星に次いで太陽系で巨大な惑星です。でもリングが存在するせいで、そのインパクトはより強いものに感じます。こんな月が浮かんでいたら夜空を眺めるのがもっと楽しくなるかもしれません。
まさにファンタジーな景色ですね。
この映像について、JAXAに勤務する惑星科学者James O’Donoghue氏は、自身のツイッターで月の位置に惑星が配置された場合の見かけ上の大きさについて、数学的にチェックした結果、正確なものだったということをつぶやいています。
This popular animation shows the correct (I checked the math!) apparent sizes of the planets if they were placed in the Moon’s position
Credit: @Yetidynamics! pic.twitter.com/YzwWupEqpg— Dr James O’Donoghue (@physicsJ) October 21, 2019
木星は直径が14万キロメートルほどあるとされています。地球は1万2742キロメートルなので、10倍以上の大きさです。
見た目は確かに魅力的ですが、ここまで巨大でないと実現できないとは、やはり大きな月はファンタジーだけのものですね。そもそも、これだけ地球とサイズ差があるのでは、どっちが月(衛星)だということになってしまいそうです。
(出典 news.nicovideo.jp)
<このニュースへのネットの反応>
人物をクッソ遠くから望遠撮影したらアニメの構図みたいな月の大きさになるゾ。主人公どんな目してるんだって話だが。
遠くから映せば現実でもモチーフの背景に大きな月の構図で撮れるよ
このまま衝突してきそうで怖い
地球からの距離が同じだとして土星や木星がその位置にあった場合の公転周期は…というより質量が逆転するから軌道も逆転するな.
地球の直径と木星の直径の差って、日本と中華の人口の差位あるんだとふと思った。
地球が「焼けて」生物終了だけどね
レンズ選びの問題じゃないのか??
【悲報】地球が衛星に格下げ
「月」だって衛星にしては大きすぎる件。
地球が引きずられそう。
実際に衛星がすごくでかいサイズだったら視界に入るだけで鳥肌立つと思う
まあ創作ならではよな。そういうこと言いだしたらそもそも人物が人間からかけ離れてるわけで
狼男が大量発生するんですね。わかります。
この動画・・セガサターンのCMに使えるな!
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