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    2019年08月

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    フィンランドトゥルク大学の研究が、直近の過去100年間で人間が地球の温暖化に影響を及ぼしたことはほとんどないということを発表しました。

    人為的なCO2濃度の上昇が温暖化にあまり関係がないという事実に目を向ければ、人為的気候変動というのは実際には存在しないということです。

    トゥルク大学の研究によれば、過去100年の間に気候が摂氏0.1度上がったとしても、人間が気候の上昇の原因だと思われるのはそのうちのたった0.01度しかありません。

    そのため、トゥルク大学の研究員たちは人為的な気候変動を主張するIPCC(気候変動に関する政府間パネル)に反論しました。
    さらに、IPCCの結論はコンピューティングで考察されたものであり、理論に合わなかったため、雲の形成がもたらす影響を除外して導かれている一方、トゥルク大学は実際の実証実験を経て結論に至ったものなのです。

    トゥルク大学は低い雲の生成が気候変動に関与しているということを突き止めました。

    そしてトゥルク大学と日本の神戸大学が共同で6月28日に発表したのが「地球の気候に与える宇宙線の影響」という論文で、それには雲の形成が気候に大きく影響すると書かれています。神戸大学の兵頭政幸教授と他数名の研究者たちは、地球に銀河宇宙線が届くのは雲の形成に関係があるということを理論化しました。それは地球の磁場の力に反比例しています。

    A new study conducted by a Finnish research team has found little evidence to support the idea of man-made climate change. The results of the study were soon corroborated by researchers in Japan In a paper published late last month, entitled ‘No experimental evidence for the significant anthropogenic climate change’, a team of scientists at Turku University in Finland determined that current climate models fail to take into account the effects of cloud coverage on global temperatures, causing them to overestimate the impact of human-generated greenhouse gasses Models used by official bodies such as the Intergovernmental Panel on Climate Change (IPCC) “cannot compute correctly the natural component included in the observed global temperature,” the study said, adding that “a strong negative feedback of the clouds is missing” in the models Adjusting for the cloud coverage factor and accounting for greenhouse gas emissions, the researchers found that mankind is simply not having much of an effect on the Earth’s temperature If we pay attention to the fact that only a small part of the increased CO2 concentration is anthropogenic, we have to recognize that the anthropogenic climate change does not exist in practice Link: https://www.rt.com/news/464051-finnish-study-no-evidence-warming/ Link to Finnish Study on Slide 5: https://arxiv.org/pdf/1907.00165.pdf Link to Japanese Study on Slide 6: https://www.sciencedaily.com/releases/2019/07/190703121407.htm #climatechange #justredpills

    Red Pills

    兵藤教授によれば、78万年前、地球は同様の低磁場に直面し、それに対応して宇宙線が大量に増加しました。この結果、暴風や砂嵐が雲を活性化し、結果的に「日傘効果」が現れ気候が変動しということです。

    神戸大学の論文には「78万年前、銀河宇宙線が地球の最後に地磁気逆転した時、雲の日傘効果で大陸が強く冷却され、シベリア高気圧が強化されたことによって冬の季節風が強まったということである。これは、銀河宇宙線が地球の気候に影響を与えている証拠である」と記述されています。

    IPCC(気候変動に関する政府間パネル)はそれに反論し、神戸大学の論文を査読もせず、フィンランドチームは気候コンピューティングモデルを明らかに拒否したが、彼らのレポートはそのモデルを基にしていたと反論しました。

    大気中のCO2に対する人間の影響と気候変動への影響の理論は、今度もずっと科学的および政治的な議論で討論され続けるでしょう。

    大紀元日本ウェブ編集部)

    Emissions spew from a large stack at the coal-fired Brandon Shores Power Plant in Baltimore, Md., on March 9, 2018. (Mark Wilson/Getty Images)


    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 livedoor.blogimg.jp)



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    このほどアメリカで、空港職員が意味もなく搭乗客に不愉快なメモを渡したことで解雇された。もしこれから旅行へ出発するという時であれば、せっかくの楽しい気持ちが台無しになることだろう。『CTV News』『NBC News』などが伝えている。

    今年6月、ニール・ストラスナーさん(Neal Strassner)は出張でカンザス州のウィチタに向かうため、米ニューヨークグレーター・ロチェスター国際空港を訪れた。そして保安検査場で金属探知機を通過した後、女性職員から紙切れを手渡された。

    ニールさんはその紙切れを見てみると、そこに手書きで「あんたってブサイクね」と書かれていたのだ。女性職員はその後もニールさんに声をかけ「そのメモ見た?」と尋ね、ニールさんの愕然とした表情を見て笑っていたという。

    他人を不愉快な気持ちに陥れることに何の意味があるのだろうか。憤りを感じたニールさんは、その日のうちに空港へ苦情の電話を入れた。その後、空港の警備室に立ち寄るように言われていたためニールさんはカンザス州から戻った際に警備室を訪ね、事の次第を話した。しかし空港側は彼の話を信じてくれなかったようだ。

    そこでニールさんは保安検査場に監視カメラが設置していることに気付き、当時の映像をアメリカの情報公開法に則った形で空港側に要求した。ニールさんは最近になってその映像を入手できたのだが、そこにはニールさんに女性職員がメモを渡す様子がしっかりと映っていた。

    それだけではなく女性職員はニールさんがその場を離れた後、近くに置いてあったティッシュケースの箱を小さくちぎり、そこにペンで何かを書いている様子が捉えられていた。おそらく他の搭乗客にも同様のメモを渡していたのだろう。

    ニールさんの入手した映像をもとに空港側では調査を行ったところ、ニールさんに不快なメモを渡した女性職員はバージニア州に本拠地がある警備会社「VMD Corporation」の従業員であることが分かり、運輸保安局を通じて空港で働いていたという。

    ニールさんは同社に連絡を入れ、今回の件について8月13日までに折り返し連絡をもらう約束をした。ところが同社からは連絡が来なかったため、ニールさんは問題の映像を海外掲示板サイトreddit』に投稿した。すると投稿から2時間以内に同社から連絡があり、ニールさんに「問題の女性職員は解雇になる予定」と告げてきたそうだ。

    その後、米運輸保安庁では「請負業者は最も高い倫理基準に則っていることが原則であり、今回のようなふるまいに対しては全く許容できるものではない」と声明を出し、女性職員は解雇されたことを明らかにした。

    ニールさんは今回のことがあったにもかかわらず、「私はいつもこの空港を利用しますが、実に良い空港です。私の訪れる空港の中でもお気に入りのひとつになっています」と話している。

    画像は『CTV News 2019年8月17日付「Airport worker loses job for giving passenger handwrittenYou ugly’ note」』のスクリーンショット
    (TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 thai123.net)



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    Image by Gerd Altmann from Pixabay

     地球温暖化に懐疑的な人ほど、くまなくメディアチェックしているという最新の研究結果が発表された。自分の信念を補強する情報ばかりを集めるようになるからだという。

     もちろんどんな研究にも反対意見があってしかるべきだが、例え信ぴょう性が高く、多くの専門家が支持している研究でも、信じたくない人は反証する意見ばかりを求める。メディアに出ている情報のバランスは必ずしも対等ではないにもかかわらずだ。

     温暖化を疑わしいと考える人は、それが人為的なものという見解を支持する科学者よりも49%多くメディアチェックしているという。

     これはアメリカカリフォルニア大学のチームが、温暖化関連の科学者とその否定派の人たちによる20万本の研究論文と10万本のデジタル・紙メディア記事を調べた末に明らかになった結論で、『Nature Communications』(8月13日)に掲載された。

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    メディアが報じる「偽のバランス」が一般人の温暖化問題の理解を阻害

    この結果について、ニュージーランドオークランド大学のショーン・ヘンディ教授(調査には不参加)は、「偽のバランス」が一般人による温暖化問題の理解を阻害していると解説する。

    これは私たちが長年戦ってきたものだと思います。たとえば気候学者が温暖化について話しているニュースを見たとします。そこにはそれを否定する人も登場します。これが偽のバランスです。

    気候学者の97%はいまでも温暖化が起きていると考えているわけです。でも毎年毎年、それを報道する価値は認められていないでしょう。

    あるニュースが伝えられると、その反対意見も欲しくなってきます。それで、多くの場合は、両方が対等の立場が伝えられるのですが、両者はイコールというわけではありません。

    科学者の97%が温暖化を確信しているという事実

     気候科学の分野における最近の査読付き論文1万2000本の調査からは、97%の科学者が温暖化は生じていると信じていることが判明している。

     残りの3%の多くは、いつも発生している物事にも疑問を持つ人たちだ。

    私たちは常に科学を疑っています。でもいずれは結論に達します。飛行機が墜落したとき、『ひどい、これは重力理論の欠陥のせいだ。科学者がこれを解明できていたら』とはなりませんよね。重力の理論ではなく、飛行機に問題があったと考えるはずです。

    気候科学はそのレベルに達しています。つまり、それに対する疑問や不確実性がごく小さく、極端だと言えるくらい、私たちが自信を深めているということです。

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    Image by luigi giordano/iStock

    温暖化の懐疑論者は確証バイアスを追求

     ヘンディ教授は、温暖化の懐疑論者はメディアによる確証バイアス(自分の意見を支持する情報ばかり集めること)を追求するだろうと考えている。


    私たちは溢れる情報に囲まれていますが、その中で欲しい情報は自分の考えを確認させてくれるものです。だから温暖化が疑わしいと思っている人ならば、自然と懐疑的なメディアばかりを見るようになるでしょう。

    残念ながらそれが人間というものです。

    個人としては、好みの情報源から生じたバイアスを克服するよう努めねばなりません。

    温暖化の科学的議論はすでに終わっている

     ヘンディ教授は、メディアはいい加減、温暖化が本当かどうか論じるのを止めるべきだと話す。

    科学者はもうそんなことを議論していません。だから公の場でその議論がされていたとしたら、それは科学を正確に反映したものではありません。科学はその先に進んでいます。ならばジャーナリストもそうすべきでしょう。

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    Image by cocoparisienne from Pixabay

    SNSは温暖化否定論に一番出会いやすい場所

     今回の研究では、編集によるコントロールが弱いメディアほど、主観的な発信源になることも明らかになっている。自由にやれるメディアであるほど、温暖化否定派が大きな力を持つ可能性が高いということだ。


    SNSはおそらく温暖化否定論に一番出会いやすいところでしょう。

    フェイスブックであれ、ツイッターであれ、温暖化についての投稿を追っていれば、すぐにその懐疑論に出会います。そうしたプラットフォームでは、意図的に誤解させたい人たちが虚偽情報を流すことができます。


    しばしば、否定派の人たちは本当だったかもしれない科学的情報を取り上げます。つまり6、70年前はかなり疑問視されていたような情報のことですが、それをいまだに怪しいと言い続けているわけです。

    そうした人たちは、科学者がとっくの昔に解決した事実を知らないか、無視しています。彼らの主張にはいくばくかの真実も含まれているのですが、実際のところ科学はもうその先に進んでいるのです。

    References:'Climate change contrarians' receive 49 per cent more media coverage than scientists, US study finds | 1 NEWS NOW | TVNZ/ written by hiroching / edited by parumo 全文をカラパイアで読む:
    http://karapaia.com/archives/52278354.html
     

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    地球温暖化に懐疑的な人は、自分の信念を支持する情報を集める為、科学者より49%多くのメディアをチェックしている


    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 stonewashersjournal.com)



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    Credit: Michael E. Ruane/The Washington Post

    Point

    ■Y染色体DNA個人識別法と系譜データから、約30年前に発掘された男性の遺骨の正体が特定された

    ■頭蓋骨がドクロのように、2本の大腿骨が交差させた形に配置されていることから、当時の吸血鬼信仰と関連付けられてきた

    ■結核で亡くなった人々が墓を抜け出して家族に病気をうつすと信じていた当時の人々は、遺体を掘り起こして心臓を焼く「治療的発掘」を行っていた

    ヴォイニッチ手稿が英国の言語学者によって解読される! 「亡国の王妃の参考資料」説が浮上


    1800年代初頭のある日、米国ニューイングランドのある墓地で1人の男性の遺体が掘り起こされました。臓器はすでに腐敗して無くなっていましたが、頭蓋骨はドクロの形のように、2本の大腿骨は交差させた形に並び替えられ、再び棺の中へ戻されました。棺の蓋には、真鍮の鋲で「JB 55」と記されていました。

    それからおよそ200年の時を経て、この男性がジョン・バーバーという名前の農夫だったことが判明しました。DNA解析を行ったのはアメリカ陸軍検視部のDNA鑑定研究所です。

    Y染色体DNA個人識別法と系譜データを用いて個人の特定に成功

    男性の遺骨が入った棺がコネチカット州グリスウォルドの採石場で発見されたのは、1990年11月のこと。砂利加工施設がこの地域で砕石を行っていた際、放棄された墓地に行き当たったことが事の発端でした。掘り進めるにつれて次々と人の骸骨や壊れた棺の一部が出土し、最終的には男性5体、女性8体、子ども14体を含む27体の遺骨が発掘されました。

    Credit: Michael E. Ruane/The Washington Post

    とりわけ目を引いたのは、No. 4の棺でした。他の遺骨が解剖学的な配置のまま保たれていたのに対し、この遺骨だけは大腿骨が引き抜かれ、胸の前で交差されていたのです。研究者たちは、これをニューイングランド地方の吸血鬼信仰と関連付けました。

    まもなく、遺骨は陸軍のメディカルセンターにある国立健康医学博物館へ、大腿骨から採取したサンプルはDNA鑑定研究所へ送られました。ですが、約30年前の当時の技術では得られた結果は乏しく、個人を特定することは不可能でした。

    ところが今回、Y染色体DNA個人識別法とインターネットで利用可能な系譜データを用いて、この男性の姓がバーバーと一致する可能性が高いことが判明しました。

    古い墓地や新聞記録をたどり、グリスウォルドにバーバーという姓の家族が住んでいたかどうかを調べたところ、1826年にジョン・バーバーと言う名前の男性を父親に持つネイサン・バーバーという12歳の少年の死を報じた記事が見つかりました。そこで「JB 55」の棺の側を調べてみると、同じく真鍮の鋲で「NB 13」と記された棺が発見されたのです。

    ではなぜ、彼はこのような奇妙な弔われ方をしたのでしょうか。

    死への恐怖と家族への愛がゆえの行動

    この発見は、1700年終盤から1800年代初頭にかけて、ニューイングランド地方の特にコネチカット州やロードアイランド州で人々の間に広まった吸血鬼信仰と、結核の流行の関係に光を当てるものです。

    当時、結核は原因不明の恐怖の病でした。顔色を失い痩せこけた患者が、口の端に血を滲ませながら壮絶な咳に苦しむ様子に恐れおののいた人々は、結核で亡くなった人々が墓を抜け出し、家族や親類に病気をうつしては血と命を吸い取ってしまうのだと信じていました。

    このため、墓に埋められた遺体は、再び掘り起こされて「二度」殺されなければなりませんでした。この「治療的発掘」を行うのは、家族の役目でした。ニューイングランドの僻地では、こうした例が80件も報告されています。

    ヴァンパイアを殺す方法は、掘り起こした遺体の心臓に液体の血が残っているかどうかを調べるというものでした。もし残っていれば、亡くなった人はヴァンパイアである確率が高いと判断されます。取り除かれた心臓は焼かれ、家族は時にさらなる病気を防ぐためにその煙を吸い込むこともあったそうです。

    次々と家族が倒れ、それを食い止める術が無い状況の中で、死の連鎖を断ち切る唯一の手段がこれだったのです。進んでこれを行いたがった人はもちろんいませんでしたが、彼らはただただ、まだ残されている命を必死に守ろうとしました。

    かしこのような手段を取っておきながら、当時の人々は結核にかかった家族の一員が、他の家族と一緒に食事の席についたり、同じ部屋で寝たりといったことが普通に行われていました。彼らはまだ、病気の伝染についての知識を持ち合わせていなかったのです、

    Credit: pixabay

    ジョン・バーバーの遺体も、埋葬後4〜5年が経過してから掘り起こされた遺体の1つでした。掘り起こされた時、心臓がすでに分解されて残っていなかったために、胸骨が壊され、頭蓋骨と大腿骨の配置が変えられたのではないかと見られています。

    故障した首の骨が治療されずにそのままになっていることや、膝に関節炎の跡が残っていることなどから、彼が下位中産階級に属する働き者の農夫だったことが伺え、その肋骨に残る痛々しい傷跡は彼の最期が壮絶なものだったことを物語っています。

    暑さに参ってしまいそうな今日この頃、背筋をヒヤリとさせる歴史の一幕でした。

    失われた古代都市「ヘラクレイオン」の巨大寺院を発見


    30年前に発掘された「ヴァンパイア」の正体が判明


    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 afpbb.ismcdn.jp)



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    弁護士・大貫憲介の「モラ夫バスターな日々<25>」
     妻に逃げられ、離婚を突き付けられた夫(40代)が、妻(40代)宛に手紙を書いた。そこには、

    「海よりも深く、山よりも高く、お前を愛している
    弁護士に邪魔されて、3ヶ月もお前や娘たちに会えていない。心配で死にそうだ。」

     と書かれていた。

     妻は、手紙を読み、暗い表情で深いため息をついた。

     モラ夫の多くは、妻に逃げられても「愛している」「戻ってきて欲しい」「今回のことは許してやる」などと言う。別居の直前まで夫婦仲はよかったなどと言い出す。同居していた頃の家族旅行の写真やビデオを家裁に提出するモラ夫も少なくない。

     他方、逃げた妻から聞くと、モラ夫は、日常的に妻をディスり、怒鳴る。機嫌が悪くなると、物に当たり、ドアをバタンと閉め、壁をパンチする。そして、妻をガン無視する。

     これらの事実をモラ夫にぶつけると、自らのモラを否定し、冤罪だ!と言い張る。そして、お前(弁護士)では話にならない、妻と直接話させろと吠える。

    ◆モラ夫の主張する「夫婦愛」は「従属関係」と同義
     確かに、妻が嘘を述べている(つまり「冤罪」)事案もあろう。しかし、多くの事案で、嘘をついているのはモラ夫であって妻ではない。

     モラ夫の提示するストーリーの一番の弱点は、妻が逃げた理由を合理的に説明できない点にある。別居直前まで仲が良かったのなら、なぜ逃げ出すのか。これをどうにか補強しようとして、「引き離し弁護士」が離婚を焚きつけたなどと真顔で語るモラ夫もいる。

     妻が当座の生活費を引き出した点を捉えて、俺の金を横領したので怖くて逃げ出したと言い出したり、何の根拠もなく、男と駆け落ちしたなどの「冤罪」で対抗するモラ夫もいる。

     ところで、妻への愛と妻イジメ(モラ)は、両立しないはずだ。しかし、多くのモラ夫は、妻をイジメながら、「妻への愛」を語る。モラ夫の愛はモラと両立するものとして語られるのである。

     すなわち、モラ夫の夫婦愛とは、モラ夫が支配し、妻が従属する、そのような支配従属の関係をいうのではないか。これは、もはや、通常の日本語とは異なるものである。

     よく観察すると、モラ夫の言語には、このような歪みが少なくない。例えば、モラ夫の言う「話し合い」とは、モラ夫が自分の考えを妻に押しつけることである。

     モラ夫の「謝罪」とは、「悪かったな!」と吐き捨てて、その話題を終了させることである。私は、このような、モラ夫の歪んだ言語をモラ語と呼んでいる。

     以上、モラ語の「愛している」「戻ってきて欲しい」は、支配従属関係の回復への期待を表している。これを通常の日本語の意味合いで受け取り、モラ夫の元に戻ると、従前よりも厳しい支配従属関係を押し付けられ、モラが激化する可能性が高い。

    ◆モラ夫に限っておしどり夫婦を演じる
     モラ夫は、世間体を気にするので、対外的には、おしどり夫婦を演じることが多い。被害妻は、モラ夫には逆らえないので、モラ夫の期待にしたがって、夫に従う良い妻を演じることになる。

     正面からモラハラを問う離婚裁判を起こされた、ロック歌手の高橋ジョージさんは、破局以前はおしどり夫婦として知られていた。しかし、実際には、妻を支配し、様々な俺様ルールを押し付けたとされている。

     その結果、妻は逃げ出した。結局、裁判は取り下げられ、協議離婚が成立した。高橋さんは、自らの「モラハラ」を否定しているらしいが、日本に「モラハラ」の言葉を広めた最大の功労者と言っても差し支えない。(参考

     高橋さんの例に限らず、夫唱婦随のおしどり夫婦が、実は、モラ夫と被害妻であることは少なくない。被害妻たちの多くは、離婚を決断するまでは、夫に従うよい妻を演じるのである。

    ◆子が心配と言いつつ、養育費を値切ろうとする
     モラ夫の多くは、子が心配と言い募る。家庭では支配者として君臨していたモラ夫が、家裁の調停室では、泣き崩れて、調停委員を泣き落そうとすることも決して稀ではない。同居時は、子育てに無関心だったにもかかわらず、家裁ではイクメンだったと言い張ることもある。

     他方、多くのモラ夫は、養育費を支払おうとしない。家裁では養育費を一円でも安くしようと、あることないこと(ないことないこと)を言い立てる。子が心配なのに、養育費を値切ろうと、精魂を傾けるのである。その熱心さは、「子が心配」って何なんだよ、と言いたくなるほどである。

     冒頭の手紙に戻ろう。海よりも深く妻を愛している夫の元に戻るのは、おそらく賢明な選択ではない。戻ったら、モラハラの海に沈められ二度と浮かび上がってこれないだろう。

    【大貫憲介】
    弁護士、東京第二弁護士会所属。92年、さつき法律事務所を設立。離婚、相続、ハーグ条約、入管/ビザ、外国人案件等などを主に扱う。著書に『入管実務マニュアル』(現代人文社)、『国際結婚マニュアルQ&A』(海風書房)、『アフガニスタンから来たモハメッド君のおはなし~モハメッド君を助けよう~』(つげ書房)。ツイッター@SatsukiLaw)にてモラ夫の実態を公開中



    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 hbol.jp)



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    ロンドン 19日 ロイター] - 英国は19日、欧州連合(EU)での移動の自由について、10月31日に合意がないままEUを離脱した場合、直ちに終了すると発表した。一方、ジョンソン英首相は移民に反対するつもりはないと述べた。

    英内務省の報道官は声明で「現在の移動の自由は、英国がEUを離脱する10月31日に終了する。EU離脱後は、出身地ではなく技能など英国への貢献度を優先する、より公平な移民システムを新たに導入する」とした。

    また移動の自由を巡る変更の詳細は現在作業中で間もなく発表される予定だが、犯罪に関する厳格な検査が含まれるとした。

    一方、ジョンソン首相はBBCラジオコーンウォールで「われわれがやろうとしていることはEUからの離脱であり、全ての権限が合法的に英国に戻ることを意味する。だからといって、英国への移民を停止するつもりはなく、移住や移民を敵対視する意向もない」と指摘。「英国への移民は民主的に管理される見込みで、そのためにオーストラリアのようなポイント制の移民政策の策定を予定している」と述べた。

    内務省によると、10月末まで英国に在住するEU市民に影響はないが、少なくとも2020年12月末までに英国在住に関する手続きを申請しなければならないとした。また定住する資格があれば、移動の自由が終了した後でも英国への再入国が認められるとした。

    政府研究所のプログラムディレクタージョー・オーウェン氏は、移動の自由を終了するためにはわずか2カ月間で新たなシステムの設計、法制化、執行が必要となるため実務上「不可能に近い」と指摘した。

    (※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

    英国は19日、欧州連合(EU)での移動の自由について、10月31日に合意がないままEUを離脱した場合、直ちに終了すると発表した。ベルリンで4月撮影(2019年 ロイター/Hannibal Hanschke)


    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 ggo.ismcdn.jp)



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    日本国憲法アメリカ人によって起草されたことは歴史上の事実だ。しかし日本の憲法学者たちは「敗戦によって天皇制の神権主義から国民主権主義への転換という『革命』が起こった。それが日本国憲法の成立の法理だ」と主張する。東京外大の篠田英朗教授は「こんな荒唐無稽な解釈が受け入れられるのは日本だけだ」と指摘する——。

    ※本稿は篠田英朗憲法学の病』新潮新書の一部を編集部で抜粋・再編集したものです。

    ■「八月革命論」というアクロバット

    日本の憲法学のガラパゴス的な性格を決定づけたのは、宮沢俊義(編集部注:1934~1959年、東京帝国大学法学部教授、憲法学第一講座担当)の「八月革命」説であろう。「八月革命」とは、日本がポツダム宣言を受諾した際に、「天皇が神意にもとづいて日本を統治する」天皇制の「神権主義」から「国民主権主義」への転換という「根本建前」の変転としての「革命」が起こったという説である(注1)。この「革命」があったからこそ、日本国憲法の樹立が可能になったという。

    かなり荒唐無稽な学説である。敗戦の決断であったポツダム宣言受諾を、革命の成就と読み替えるのは、空想の産物でしかないことは言うまでもない。国際的に全く通用しない学説であるばかりではない。日本国内ですら、かなり特殊な社会集団の中でしか通用しない学説だろう。

    宮沢は、「法律学的意味における革命」が起こったという説明が、日本国憲法成立の法理のために必要だ、と主張し続けた(注2)。しかしその宮沢自身ですら、ポツダム宣言によって「日本の政治は……国民主権がその建前とされることとなった」とするだけで、「国民」がどのような「革命」を起こしたのかを説明することはしなかった(注3)。「革命」とは、しょせんは「根本建前」のレトリックの話でしかなかったことを、宮沢は認めていた。

    しかしそれでも宮沢の弟子筋の憲法学者の間では、「八月革命」説は非常に強く支持されてきた。旧憲法から日本国憲法への改正は不法であって無効だと論じられる、と示唆した大石義雄・京都大学教授は退けられた。そして宮沢の弟子にあたる芦部信喜は、「八月革命」説を擁護し続けた(注4)。佐藤幸治・京大教授の広範な「八月革命説」批判も退けられた。そしてやはり宮沢の弟子たちが、「八月革命」を擁護した。「憲法成立の事実経過の説明とみるならば、難点がないわけではない」が、「成立の法理を説くものとしては妥当」だとされた(注5)

    (編集部注:今なお憲法学テキストの定番とされる)芦部信喜の『憲法』によれば、「八月革命」説とは、「国民主権を基本原理とする日本国憲法明治憲法七三条の改正手続で成立したという理論上の矛盾を説明する最も適切な学説」である。「八月革命」説によって、日本国憲法が「国民が制定した民定憲法である」ことがわかる。ただし「明治憲法との間に形式的な継続性をもたせることは、実際上は便宜で適当であった」だけにすぎない。だから明治憲法日本国憲法との間に「法的連続性」はないのだという(注6)

    ■日本国憲法の「アメリカの影」を覆い隠す

    果たしてこれは法律家らしい首尾一貫した説明だろうか。「便利だったからやっただけ」で、日本国憲法の正当性に問題はないが、日本国憲法を成立させた明治憲法改正手続きは成立していない!? 芦部のこの「便宜で適当であった」という「八月革命」の描写は、いったい何を意味しているのか。イデオロギー的に導き出したい結論を導いたかのように見せかけるだけの中身のない装飾だということではないのか。

    事実とは異なるが、法理を説明するには便利、というのは、要するに、結論先にありきの状況の中で、都合よく使える方便でしかない、ということだ。普通であれば、そこまであからさまな方便であれば、あまり信用されない。しかし「八月革命」説が際立っているのは、その現実から乖離した内容にもかかわらず、狭義の憲法学界を越えてすら、支持を受けたことだ。

    「八月革命」のアイディアを宮沢に示唆したのは、丸山眞男だったと言われる。事の真偽はともかくとして、「八月革命」説は、「護憲派」の強力なイデオロギー的支持を受けた。「八月革命」は、嘘(うそ)と言ってもいいほどの次元のフィクションであったが、イデオロギー的な理由により、かえって熱烈なファンを獲得した。

    アメリカの影を拒絶しつつ、憲法を正当化する「八月革命」の含意が、憲法学者には非常に便利に感じられたのだろう。だがそこに、日本の憲法学が、現実の国際社会との接点を見失い、ガラパゴス化していく、大きな罠(わな)があった、とも言える。

    ■戦時中は体制迎合、戦後は「護憲派の旗手」

    宮沢は、戦時中は体制迎合的な言説を繰り返していた(注7)。宮沢の師である美濃部達吉が1935年「天皇機関説事件」で迫害されている時期、宮沢は沈黙していた。それどころか、時局迎合的な言説を繰り返していた。宮沢は、1941年12月8日の日米開戦を、「最近日本でこの日くらい全国民を緊張させ、感激させ、そしてまた歓喜させた日はなかろう」という気持ちで迎えた。「とうとうやりましたな、……来るべきものがつひに来たといふ感じが梅雨明けのやうな明朗さをもたらした……。この瞬間、全国の日本人といふ日本人はその体内に同じ日本人の血が強く脈打つていることを改めてはつきりと意識したに相違ない。……それから息を継ぐひまもなく、相次ぐ戦勝の知らせである。……気の小さい者にはあまりにも強すぎる喜びの種であつた」などと描写していた(注8)

    宮沢は、さらに書いていた。もし英米諸国が正しく、日本が「アジヤをアングロ・サクソン国家の手から解放し、アジヤを真にアジヤ人のものたらしめようとすることが国際正義に反しているといふのであれば、アジヤの大部分は永遠にアングロ・サクソン国家に仕える奴隷としてとどまらなくてはならぬ理屈である。……だいたいアングロ・サクソン人くらい虫のいい人種はない。……アングロ・サクソン人のかういふ虫のいい考へが根本的に間違つていることをぜひ今度は彼らに知らせてやる必要がある。……願はくはこのたびの大東亜戦争をしてアジヤのルネサンスの輝かしき第一ページたらしめよ」(注9)

    戦時中にこうした言説を行っていた宮沢俊義という憲法学者こそ、戦後は護憲派の旗手として日本の憲法学界で絶大な影響力を誇り続けた人物である。憲法9条は絶対平和主義の条項だとして、(あたかも自分はそうではなかったかのように)戦前の軍国主義者の復活の阻止を声高に唱えながら、世界の国々は日本を模倣せよ、と訴えた人物である。この宮沢こそが、アメリカ人が起草した憲法を、ドイツ国法学の概念構成で読み解く日本の憲法学の伝統を開始した人物である。

    ■国際法や英米法に沿った解釈を憲法学者がなぜ憎むか

    今日、国際法に沿った憲法解釈、そして英米法の伝統を参考にした憲法解釈を行うと、憲法学者らが一斉に、「そんなことをしたら日本はアメリカの属国になる」などとイデオロギー的な反発を見せるのは、理由のないことではないのだろう。憲法解釈の論理的整合性を犠牲にしても、反米運動の道具として憲法を使うことこそが、日本の憲法学のDNAに刷り込まれた一大目標なのだ。

    宮沢は、誰よりもアメリカ人が日本の憲法を起草したという事実を憎んでいた。ポツダム宣言の際に主権を握った国民が、憲法をつくった、という奇想天外な理論である八月革命説を信じるためには、「八月革命を信じなければ、日本はアメリカの属国になる」という強迫観念を、まず信じ込まなければならないのである。

    ■アメリカに憲法を書かせた張本人

    実は宮沢は、終戦後の1945年末の段階ではなお、ポツダム宣言を考慮しても新憲法は必要ではない、大日本帝国憲法の適正運用で充分だ、という立場をとっていた。幣原喜重郎首相の内閣に設置された「松本委員会(憲法問題調査委員会)」の主導的な委員として守旧的な改正憲法案を起草したのは宮沢だった。そのあまりに保守的な内容でGHQ(連合国軍最高司令部)を焦らせて、GHQ独自案の起草に踏み切らせたのは、宮沢であった(注10)。宮沢は、逆説的な意味でのみ、日本国憲法の生みの親であった。

    その宮沢は、1946年2月に、GHQが起草した憲法改正草案要綱を見たとき、態度を変えた。「国民主権主義」を掲げて、新しい憲法を擁護する立場に舵を切り、後に「一つの人格が崩壊して別の人格が誕生した」とまで評されるようになった(注11)

    「八月革命」という奇妙な学説は、日本国憲法アメリカ人によって起草されたこと、つまり日本国憲法アメリカの憲法・政治思想の影響下にあることを覆い隠すための方便だった。「八月革命」とは、アメリカの影を追い払う政治工作の物語を確立するための措置だった。

    それにしても、この宮沢の措置の帰結として、憲法9条の解釈までもが、反米主義のガラパゴス的なものになってしまったのは、非常に残念なことであった。

    ■葬られた「国際法秩序の中の憲法」論

    宮沢の「八月革命」は、真の主権者が危機において出現する、といったカールシュミットの決断主義にむしろ近い。シュミットの影響は、丸山眞男が「八月革命」のアイディアを示唆したというエピソードとも合致する。丸山の出世作「超国家主義の論理と心理」は、宮沢の「八月革命」論文と同じ1946年5月に公刊された論文だったが、丸山が議論の基盤としていたのは、カールシュミットであった(注12)

    しかし、それにしても日本国憲法誕生の法理として密かにナチスとの関係も深かったシュミットが導入されていたことは、戦後の憲法学の発展の裏に潜む「出生の秘密」と言ってよい一大問題だ。

    宮沢は、法哲学者・尾高朝雄との間で、1947年から49年にかけて主権をめぐる有名な論争を行った。「ノモスの主権」で知られる尾高は、戦後の日本において、「国民主権主義と天皇制との調和点」を模索すべきだと考えた。ノモスとは「政治の矩(のり)」であり、「政治の方向を最後的に決定するものを主権というならば、主権はノモスに存しなければならない」。尾高は述べる。「私の主張を……直接にいうならば、それは、主権否定論であり、主権抹殺論である」(注13)

    実は尾高の議論は、今日であれば「国際的な法の支配」とでも呼ぶべき立場を擁護するものであった。尾高は「国際法の窮極に在るもの」としての「国際法を破ることなくして国際法を作らうとする力」が作り出す「新たな国際法秩序」を構想しようとしていた(注14)。しかし憲法を、国際秩序の中で構想しようとした尾高は、宮沢の弟子たちに「敗者」の烙印を押された。

    ■虚構の自作自演の上に立つ憲法学通説

    この尾高の立場を、「八月革命」の国民主権論で打ち破ったとされた宮沢は、結果として、国際社会に背を向けたガラパゴス的な憲法論の普及に大きく寄与した。宮沢は、ポツダム宣言受諾時に「革命」を起こしたという謎の「国民」概念を導入することによって、結果として抽象理念の世界にのみ存立する極度に観念論的な国民国家主義を作り上げた。

    明治時代から続く日本の憲法学のドイツ国法学との強いつながりは、第2次世界大戦後に新しい段階を迎えたが、裏口から迎え入れたシュミットによって、変則的な形で存続した。葬り去られたのは、国際主義の性格を持つ憲法論だった。「八月革命」によって、アメリカの影も封印された。憲法学通説が描き出す憲法は、日本国民の虚構の自作自演の「決断」・「革命」の芝居を通じて、閉ざされた法理の世界に生きていくものとなった。

    (注1)宮沢俊義「八月革命と国民主権主義」『世界文化』第1巻第4号(1946年5月)、68~69頁。
    (注2)宮沢俊義「日本国憲法生誕の法理」宮沢俊義『憲法の原理』(岩波書店1967年)所収、388頁。
    (注3)宮沢俊義『憲法』(勁草書房、1951年)、15頁。
    (注4)芦部信喜『憲法制定権力』(東京大学出版会、1983年)、114115頁。
    (注5)野中俊彦・中村睦男・高橋和之・高見勝利『憲法Ⅰ』第5版(有斐閣、2012年)、64~65頁。
    (注6)芦部信喜、『憲法』30~31頁。
    (注7)岩井淳「宮澤俊義──戦時体制下の宮澤憲法学」小野博司・出口雄一・松本尚子(編)『戦時体制と法学者──1931~1952』(国際書院、2016年)、高見勝利『宮沢俊義の憲法学史的研究』(有斐閣、2000年)、第2章。参照。
    (注8)宮沢俊義『東と西』(春秋社、1942年)、114115頁。
    (注9)宮沢『東と西』、116、117、122123124125頁。
    (注10)佐藤達夫『日本国憲法成立史』第一巻(有斐閣、1962年)、457―458頁、第二巻、718~726頁。
    (注11)江藤淳「“八・一五革命説”成立の事情──宮沢俊義教授の転向」『諸君!』14巻5号、1982年5月号、29頁。
    (注12)C・シュミット田中浩・原田武雄訳)『政治的なものの概念』(未来社、1970年)、C・シュミット田中浩・原田武雄訳)『政治神学』(未来社、1971年)、篠田『集団的自衛権の思想史』第1章、などを参照。
    (注13)尾高朝雄「ノモスの主権について」尾高朝雄『法の窮極にあるものについての再論』(勁草書房、1949年)所収、43、63頁。
    (注16)尾高朝雄『法の窮極に在るもの』(有斐閣、1947年)、304頁。

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    篠田 英朗(しのだ・ひであき)
    東京外国語大学教授
    1968年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、同大学大学院政治学研究科修士課程修了、ロンドン大学(LSE)大学院にて国際関係学Ph.D取得。専門は国際関係論、平和構築学。著書に『国際紛争を読み解く五つの視座 現代世界の「戦争の構造」』(講談社選書メチエ)、『集団的自衛権の思想史――憲法九条と日米安保』(風行社)、『ほんとうの憲法―戦後日本憲法学批判』(ちくま新書)など。

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    戦中は体制迎合的な言説を繰り返し、新憲法制定時には反動的な「松本案」を起草した宮沢俊義・東京大学教授。だがひとたび日本国憲法が制定されると、「八月革命論」という謎の理論で憲法解釈の主流派を形成していく——終戦時の国会議事堂とその周辺 - 写真=時事通信フォト


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    男(Milatas/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

    結婚生活を維持するうえで、お金は大切。女性は男性以上に、経済面を気にするものだろう。

    女性向け掲示板ガールズちゃんねる」のあるトピックが注目を集めている。

    ■貯金が半分しかない40歳彼氏

    先日、交際していた40歳の男性からプロポーズされたという30歳の女性。そして、今後について話し合いをしている流れで、彼の貯金金額を聞いたところ、なんと100万円もないことを知り、愕然としたという。

    結婚を意識して交際していた投稿者は、「それでも少ない」と思いながらも200万円をすでに貯めており、ショックを隠しきれず、気まずい空気になってしまうことに。

    なお、投稿者としてはお金目当ての結婚ではなかったものの、「40代で一般的企業に勤めてるし」という理由で、そこそこを期待している自分に気付いたそうだ。

    関連記事:貯金ゼロで「結婚したい、子供が欲しい」と訴える28歳男性 好きな女性の反応は…

    ■先行きが不安に…

    そして、貯金してなかった理由を尋ねたところ、結婚式費用の相場や、結婚に必要な費用を把握していなかったというものらしい。

    これに対し、投稿者は「私の普通を押し付けてもいけないけど」と前置きしつつ、他のネットユーザーに対して「先行き不安になるのはおかしいでしょうか?」「私は心が狭いですか」と投げかけた。


    ■「40歳でそれは…」との声相次ぐ

    切羽詰まった今回の投稿に対し、他のネットユーザーからは「狭くない」「40歳でそれはダメ」など、彼氏側を批判する声が相次いだ。

    「狭くないよ普通」

    「いや、結婚式とかより子供できたらどうすんのそれ。40で100万ないって…」

    「40でそれはやばい。主より10年も人生経験があるのに貯金がないなんて10年無駄に生きてたんじゃないのって私なら言っちゃう」

    「収入が低くて貯金できないか、もしくは毎月給料をほぼ使い切っちゃうとか定期的に多額の散財してるってことだよね。 どれも嫌だなぁ…」

    また、中には「貯金はともかく借金がないことは必ず確認」「貯金がなくとも借金がある可能性も」などの声も。

    ■貯金のない異性は恋愛対象外?

    しらべぇ編集部が全国の20代~60代の男女1,344名に「貯金のない異性」について意識調査を実施したところ、全体の34.4%が「恋愛対象外」と回答。女性だけをみると半数近くが該当していた。

    貯金なしグラフ

    貯金がたとえゼロでなくとも、結婚を前にした場合、「100万じゃ結婚対象外」となってしまうケースも存在するようだ。

    ・合わせて読みたい→ダレノガレ明美、忘れていた500円玉貯金を発見 その金額に「すごいです…」

    (文/しらべぇ編集部・倉本薫子

    【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2017年12月15日2017年12月18日
    対象:全国20代~60代の男女1,344名(有効回答数)

    10歳年上の彼氏から待望のプロポーズ 判明した「貯金事情」に絶句…


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    Credit: pixabay

    Point

    ■警察は、世間が仕事の難しさについて理解していないと感じるとモチベーションが低下し、積極的な仕事をしなくなる

    スマートフォンの普及で警察の不祥事などが拡散されやすい現代では、警察のモチベーション低下が危惧される

    ■研究者はこの問題解決のカギは、世間のイメージアップ方法を考案することだと考えている

    先日、フィラルフィアで6人の警官が銃撃を受け負傷したニュースが話題になったように、当然ながら警察の治安維持活動には危険が伴います。

    本来なら尊敬されるべき彼らの仕事ですが、誰もがスマートフォンを持つこの時代、警察の不祥事一般人によって記録され、ネットで拡散されてしまうようなことも珍しくありません。

    しかしそうした一般市民の活動が、警察のモチベーションに思いもよらぬ効果を与えていることが、テキサス大学のマコームズ・スクール・オブ・ビジネスの研究により明らかになりました。

    研究は「Organizational Behavior and Human Decision Processes」に掲載されています。

    I want to serve but the public does not understand:” Prosocial motivation, image discrepancies, and proactivity in public safety

    https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0749597817300675

    仕事を「理解すること」の重要性

    研究では、市民による批判的で「あら探し」をするような態度が、警官たちのモチベーションにネガティブな影響を与えてしまうことが明らかにされました。

    つまり警察は、自分たちの仕事の困難を世間が正しく理解していないと感じるとき、コミュニティに所属する市民と良好な関係を築き、地域のための積極的な施策を講じることが少なくなってしまうというのです。

    Credit: pixabay

    研究をおこなったシェファリ・パティル氏は、「ほとんどすべての仕事において、その難しさを他者が理解するのは非常に難しいことです。しかし人々は、そうした誤解が、実際にどの程度警察の行動に影響を与えているのかを認識できていません」と語っています。

    研究では、アメリカ南部に勤務する183人の警官、238人の消防士に対して、どれほど市民が彼らの仕事について理解していると思っているのかを尋ねました。また研究者らは、彼らの監督者に対して、彼らの仕事への積極性についても尋ねています。

    警察だって人間だ

    その結果、世間が自分たちの仕事について理解していないと答えた警官と消防士は、その監督者から、著しく積極性に欠けると評価されていたことが分かりました。

    パティル氏はこの悪影響について、次のように語っています。「積極的な警官であれば、近隣で何かが起こりそうであれば、たとえ行動の必要がなく、実際に誰も見ていなかったとしても、パトロールに出かけて誰かの力になろうとするでしょう」

    「しかし積極性に欠けていれば、勤務中にやる気を見せずに、基本的には上司から指示された仕事しかすることはないでしょう」

    Credit: pixabay

    パティル氏は、こうした悪影響を回避するためのカギは、世間のイメージを向上させる方法を考え出すことだと語ります。警察も人間です。自分たちの仕事の危険性や難しさが正しく理解されて敬意を払われていれば、モチベーション高くいい仕事ができるでしょう。

    パティル氏はこの研究の意義について、「私たちの研究は、警察に対する世間のイメージを本当に変えられるのはどのような方法なのかを考え出すための、次のステップがいかに重要であるかを示そうとしたものです」と語っています。

    日本でも公務員に対しては厳しい目が注がれる風潮がありますが、彼らに本当にやる気を出してもらうためには、私たちが彼らの仕事を理解しようとしてあげることも重要なのかもしれません。

    体に絵を描いて自殺を回避する方法が「画期的」と海外で話題に【一部閲覧注意】


    警察官が「やる気をなくす瞬間」が米の研究で明らかに


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    (出典 cdni-rt.secure2.footprint.net)



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    [クジニツァ(ポーランド) 16日 ロイター] - ニューヨークトランプタワーの前を走る通りの一部を「バラク・オバマ街」へ改称する案に、ネット上で31万2000人以上の署名が集まった。

    発起人のエリザベス・ローウィン氏は「トランプタワー前の5番街が、オバマ大統領にちなんだ名前に変わったら愉快だ」という投稿をツイッターで目にして、署名を集めることを思いついたという。

    ローウィン氏は「オバマ氏は2011年ホワイトハウス記者協会の夕食会で、トランプ氏をこき下ろした。だから、トランプ氏がオバマ氏を本当に嫌っているのは知っている」と指摘。「あの時の動画は大好きだ。トランプ氏は怒りをたぎらせながら座っているだけで、みんなが彼を笑っていた。彼はとても繊細なので、その後記者との懇親会は行われていない。トランプ氏の心は、ひとひらの雪のように壊れやすいのだ」とも述べた。

    この署名が、ネットで「釣り」と呼ばれる挑発に当たるかとの質問に対し、ローウィン氏はそうだと認め、「いじめであり、下らない行為だ。馬鹿げていることは承知の上だが、この困難な時代に人々へ共同体意識と笑いを与えること、そしてトランプ氏が政府をもっと台無しにするのを遅らせること、この2つの可能性があるからこのようなことを思いついた」と説明した。

    一方、ニューヨーク市議会のコリー・ジョンソン議長の事務所は、ロイターに電子メールを送り、名称変更に賛成していないと表明。「オバマ大統領を称賛するというアイデアは気に入ったが、これが最善の方法だとは思えない。オバマ夫妻は階級、公共サービスへの献身、大統領執務室への敬意の象徴だ。私が生きてきた中で最悪の大統領をこけにする以外の方法で、偉大な前大統領を称える方法を見つけられると確信している」と述べた。

    これに対し、ローウィン氏は「私たちは楽しむべきだ。オバマ氏には素晴らしいユーモアセンスがあり、『改称はやめて』と言うか、もしかしたら『とても面白い』とも言うかもしれない」と話した。

    もし万が一、通りの名前が変更されれば、トランプタワーの新しい住所は「バラク・オバマ街725」になる見込みだ。

     ニューヨークのトランプタワーの前を走る通りの一部を「バラク・オバマ街」へ改称する案に、ネット上で31万2000人以上の署名が集まった。4月18日撮影(2019年 ロイター/Caitlin Ochs)


    (出典 news.nicovideo.jp)


    (出典 www.sankeibiz.jp)



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