社会生活まとめ

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    タンパク質豊富な昆虫食。中でも、コオロギは食べやすい味をしている。以前の記事で、虫鍋をした際、昆虫の苦手な私(中澤)でも食べ物として見ることのできたものの1つだ。この度、そんなコオロギが練り込まれた『コオロギうどん』が爆誕した

    「食べやすく」試行錯誤したというこのうどんは、コオロギ100匹分の粉末をうどんに練り込んだもの。確かに、見た目的には普通のうどんだが……その努力オマケで台無しになってますがーーーーーーーー!!!!

    ・少しでも食べやすく試行錯誤

    通信販売、雑貨輸入、webメディアの運営等を行う「株式会社アールオーエヌ」が、 2019年3月25日から販売開始するこの商品。それにしても、なぜうどんなのか? そこには、以下のような想いがあったようだ。

    「どれだけ栄養があっても、そのままの昆虫を食べるという行為はまだまだ敬遠されがちです。そこで粉末にして食べやすく、日本人になじみのあるうどんに加えることで昆虫への抵抗を減らし美味しく食べられるようにしました」

    ──確かに、うどんは古くから馴染み深い日本食。粉末にして練り込めばコオロギ感はほぼない。そこには、なんとかコオロギを食べやすくしようという試行錯誤が垣間見える。天晴! ……と言いたいところだが、1つだけ引っかかることがある

    なんでオマケに『姿コオロギの薬味』つけちゃったの

    うどんだけならコオロギ感をなくすことに成功しているのに、このオマケによって忘れかけていたコオロギがカムバック! むっちゃコオロギですやんこのうどん……。

    ・衝撃のオマケ

    言っていることと真逆の行動と言っても過言ではない。ツンデレか? もしくはドジッ子なのか? いずれにしても衝撃のオマケと言えるだろう。

    とは言え、人口増加による未来の食糧事情を解決するエースと見る動きもある昆虫食。税抜き580円とのことなので、馴染みのない人は、こういうところから慣れていくのも良いのではないだろうか。食べやすくしようという真心は十分に伝わってくるわけだし。

    参照元:PRTIMES株式会社アールオーエヌBugsFarm
    執筆:中澤星児

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    【衝撃】コオロギ100匹が練り込まれた『コオロギうどん』が爆誕 →「食べやすく」試行錯誤もその努力が台無しすぎるオマケをつけてしまう……


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    ホワイトデー前夜の3月13日、「英国男優を愛でる会」が開催されました。「海外の男優はイギリスでもアメリカでも同じなのでは?」と思っていた筆者がカルチャーショックを受けるほど、男優愛と萌えに満ちあふれたイベントでした。

    イギリスづくしに演出された会場

    主催は英国の放送局BBCドラマを世界各国でいち早く届けるチャンネルブランドBBC FIRSTを展開する、日本唯一のミステリー専門チャンネルAXNミステリー

    会場は東京・渋谷にある東京カルチャーカルチャー。AXNミステリーとのコラボイベントとしては、昨年「金田一耕助ナイト」というイベントが開催されました。

    入ってまず目を惹くのが、ズラリと飾られた英国男優のポスタースマホで撮影するファンの方も多数。お気に入りもそれぞれ違うようです。

    会場はイギリス一色。イギリス伝統の紅茶である「ヨークシャーティー」も特別にふるまわれました。ふくよかな香りが漂います。ティーバッグとは思えぬくらい濃厚な味! 

    そしてイギリス自体が好きな人のために、「イギリスの暮らし」をテーマにした雑誌『RSVP』も販売。

    本場イギリスの生活情報だけでなく、日本にあるブリティッシュ・パブの情報なども掲載。アイリッシュ・パブは時折街中で見かけますが、ブリティッシュ・パブとなると数が少ないのだそう。落ち着いた雰囲気のパブにも興味が湧いてきました。

    パブといったら英国料理。ということで、今回会場では特別メニューも提供。魚を揚げたフィッシュ・アンド・チップス、ゆで卵を肉などで包んで揚げたスコッチエッグは、馴染みがあります。

    はじめましてだったのは、ホットトディ。ウィスキーのお湯割りに、蜂蜜・レモンを加えたもので、風邪の薬としても飲まれるそう。バランタインの香りが鼻に抜け、甘くて美味しかったです。

    今回パフェの形状で出されたのはトライフル。フルーツクリームスポンジなどをどんどん重ねて、気楽につくるデザートです。

    ■英国のドラマや俳優の特徴が見えてきた

    料理に舌鼓を打っている中、どんどんお客さんがやってきます。会場は抽選で招待された100名のファンで満員! 年代はさまざまですが「男優を愛でる」というテーマからか、9割が女性でした。

    AXNミステリー中の人によるBBC FIRSTの取り組みの話の後、司会の青山さんから本イベントの趣旨が語られます。男優愛を最大限に解放しつつも、推しつけ(!?)はせずにみんなで愉しく推しを愛でましょうとアナウンスがされ、いよいよ宴のはじまりです!

    登壇したのは、雑誌『SPUR』で映画レビューをしているジャーナリストの萩原麻理さん、オジさま大好きのイラストレーターの諏岸(すぎし)さん、20年間英国ドラマを販売してきたBBCスタジオジャパンの木下美雪さんの3名。

    みんなで「英国男優に乾杯」した後、まずは海外ドラマ・映画における英国の立ち位置について、萩原さんが解説。

    1990年代は、ヒュー・グラント主演の映画『フォーウェディング』(今年同じメンバーで25年後を描いた短編映画が製作される、との情報にヒュー様ファンから歓声があがります)に代表されるように、ロマンチックコメディの印象が強め。

    同作を制作したワーキングタイトル社は、その後『ノッティングヒルの恋人』『ブリジットジョーンズの日記』『ラブ・アクチュアリー』などの作品を世に出します。

    なるほど、こうして並べるとなんとなく傾向が見えてきますね。

    2000年代になると、ハリウッドとの共作が増えます。世界的な大ヒット映画の『ハリー・ポッターシリーズから、ダニエル・クレイグによりリブートされた『007シリーズバットマンシリアススーパーヒーローとして描いた『ダークナイト』など。こうして、イギリスの監督・俳優が世界へと羽ばたいていきます。

    極め付きが2010年からBBCで放送された『SHERLOCK/シャーロック』(スライドが登場しただけで、会場からは拍手の嵐)。主演のベネディクトカンバーバッチはBBCの顔となり、実力が認められトップスターへ。

    特に、これらイギリスの作品はアメリカブームとなるより前に、日本で人気に火が付いていたんだそう。リアルタイムでOAを見るためだけに渡英する熱狂的なファンの話などが語られました。

    さらに「英国のドラマと俳優がなぜ魅力なのか?」木下さんによる分析。

    そのひとつの鍵が“シェイクスピア”。16世紀のロンドンからの歴史ある劇場文化は、現在のイギリスにも引き継がれており、巧みなストーリーや演技力のある俳優が生まれる土壌があります。実際に今でもTVプロデューサーは、自ら小劇場に通って有望な若手を探しているのだとか。

    もうひとつは“インディ”ことインディペンデント プロデューサー1990年代に法令ができ、英国の放送局は、自社でないインディから25%の番組調達が決められました。このクリエイティブを尊重した制度によって、競争が生まれ、クオリティの高い様々な作品が生まれました。実は、先ほどの『シャーロック』もインディ生まれなんですって!

    今後のキーワードとして“ダイバーシティ(多様性)”が挙げられました。イギリスでは、昔から身分差別やLGBTなどの問題も懐深くコメディで描いてきました。その新しいことへ大胆に取り組む姿勢は、今も変わらないそう。

    確かに日本のドラマでは、シリアステーマを正面から捉えた作品はあまりないなぁと感じました。

    旬なドラマとして、AXNミステリーBBC FIRSTでイドリス・エルバ主演の『刑事ジョンルーサー』が紹介されました。英国で1月に放映されたばかりのドラマが、4月から日本で放映されますよ。

    ■セーター&カーディガン萌え? 40歳代は若手? 英国男優愛で盛り上がる

    いよいよ本日のメインイベント。3人の登壇者による、推している英国男優に対する3分間のプレゼンが行われます。

    1番手の萩原さんのテーマは【世界最高にかわいい生き物】。一体どんな動物なのか? それは……

    「ベン・ウィショーです!」と萩原さんが開口一番。キャーという歓声や賛同の拍手が巻き起こります!

    その美しさについて、時代物にあたる映画『ブライトスター いちばん美しい恋の詩』での繊細で病弱な姿が語られます。萩原さんによると「英国男優は、一度はコスチュームプレイをやってほしい」とのこと。

    一方『007 スカイフォール』では、歴代シリーズ最年少のガジェット担当の役を演じました。「カーディガンに眼鏡でマグカップの姿に、女子はズキューンと胸打たれます」とのこと。

    クラウドアトラス』出演の頃から自身がゲイであることをオープンにし、切ない役も演じきるなど、話は尽きませんでしたがここで3分間が終了。あらためて、先程挙がった服装の話題でアフタートークが進みます。

    カーディガンやセーターに着目した萌えってあるんですか? という質問に、「素肌にVネックがいい」「とっくりという感じのほうがいい」「……無いです」「部屋着っぽいのもいいですよね」などさまざまな意見が出てきます。

    会場からの大きな賛同と、司会の青山さんの「セーター映画やカーディガン萌えってあるんだ……」と愕然とした様子が印象的でした。

    AXNミステリーで4月から放映の『英国スキャンダルセックスと陰謀のソープ事件』に登場するベンの姿を見ながら、1時間経過により(会場からは「いつの間にそんな時間が経ったの!」と驚きの声)一旦休憩。

    休憩明けは、諏岸さんのプレゼンから始まります。テーマは「英国イケオジ偏愛主義宣言」。そのストライクゾーンとなる男優は“50歳以上”からで、40歳代はまだまだ若手として見ているとのこと。

    先のベン・ウィショーなどについても、今よりも30年後の熟成した姿が楽しみとのことでした。

    会場にもオジさまファンの女子は結構います。イドリス・エルバアラン・リックマン、コリン・ファースといった俳優の名前があがり、「困り顔」「深みの増す皺」といった魅力ポイントが触れられるたびに、黄色い歓声がわきあがります。

    アフタートークでも、数年前に亡くなったアラン・リックマン(『ハリー・ポッターシリーズスネイプ先生役が有名)などの名が挙がり、推しである英国男優と同じ時代を生きてリアルタイムドラマが見られることの幸せ、という話題になりました。

    最後の木下さんのプレゼンは【イドリスと私】というタイトル通り、イドリス・エルバが対象。まず演じる役柄から入るという木下さんからは、『刑事ジョンルーサー』での渋い色気、ツイードのコートが似合う、そして声がいいなどの推しポイントが語られます。

    さらに【無人島でサバイバルするならどの男優を選ぶか?】というお題を自ら提唱。イドリスならなんとかしてくれそうとの主張と共に、秘蔵写真が公開されました。

    アフタートークでは、イケオジ好きの諏岸さんもイドリスはストライクとの話に(ただし46歳なので「若手」とのこと)。

    誰と無人島に行くかというテーマでもひと盛り上がり。萩原さんが選んだのは(ベンが好きだけど彼は弱そうなのでやめて)トム・ハーディー。諏岸さんはコリン・ファースを連れてくけど、横からただただ見ていたい(それって無人島関係ないのでは……?)との回答がありました。

    なんか、学校の放課後にダベってる感じで楽しい! 客席からも私なら誰々という声がちらほら聞こえてきました。

    最後のコーナーアンケート結果の分析。好きな男優などのランキングが発表されました。通常のアンケートよりも、コメントが多かったそうです。

    好きな男優1位は、大方の予想通り、ベネディクトカンバーバッチ。『シャーロック』人気は強いです。

    萩原さんによると、テニスのウインブルドンの中継で、観客席で彼を見ることもあるそう。そして諏岸さんはその横にいるお父さん(!!)がかわくて惹かれるそうで、どんどん話はマニアックで愉しい方向へ向かっていきます。

    2位はコリン・ファース。『キングスマン』でのスーツ姿に惹かれたなどの意見がありました。

    3位はヒュー・グラント。こちらには納得と驚きの声とがあがります。顔が上品なのにゲスい、イケメン情けない男の代表など、ちょっと違った角度からの評価ポイントがあるようです。

    ちなみに4位以下は、エディレッドメインケネス・ブラナー、ダニエル・クレイグデビッド・スーシェ、マーティン・フリーマン、ジェームズノートン、トム・ヒドルストンと続きました。

    また注目の若手英国俳優の結果も発表。こちらは、エディレッドメインが1位で、以下、トム・ホランド、タロン・エジャートン、ニコラス・ホルト、ベネディクトカンバーバッチ(こちらにも5位でランクイン!)、ジェームズノートン、トム・ヒューズ、ベン・ハーディ、ベン・ウィショー、サム・ヒューアンと続きました。

    お気に入りの英国男優はいたでしょうか?

    さらに萩原さんが6年前に雑誌『SPUR』に掲載した、UK男子図鑑の話に。2013年当時、英国男優を「ロックンロール枠」「アイドルスター枠」といった多様なカテゴリで紹介。当時も反響は大きく、コリン・ファースが入ってないぞというクレームが多く届いたそうです。

    今回は【UK男子図鑑2019年版を作るなら?】というテーマトーク。そもそも「ロマコメ枠」自体が少ない一方、「スーパーヒーロー枠」はむしろ激戦区になっているなど、時代の流れを感じる意見も出てきました。

    「セクシーおやじ枠」には、今や『Mr.ビーン』ではなく『メグレ警視』の印象も強いローワン・アトキンソン、「スーパーヒーロー枠」にむしろ悪役として存在感を放った『ヴェノム』のリズ・アーメッドや、『X-MEN』のマイケル・ファスベンダー、いろいろオファーがあったらしいジェイソン・ステイサムなどの名前などが挙がりました。

    もっとほかの人の意見も聞きながらお酒飲んでわいわいしたい、との意見も出てきましたが、残念ながら時間いっぱい。楽しい宴はこれにて終了となりました。

    最後にお客さんに感想を聞いてみました。お友達同士という2人の女子。でも、友達同士でもここまで英国男優について話で盛り上がったことはこれまでなかったそう。予想よりかなり濃い話が聞けてとても楽しかったと語ってくれました。

    また男性がいるテーブルにもインタビュー。単なる英国男優の人気投票だったらならどうしようと不安だったものの、これまで考えたことのなかった分析や着眼点が聞けて興味深かったとのことでした。

    刑事ドラマ好きとしては、アクションセックスシーンが多めのアメリカドラマに対し、人物を丁寧に描写していくイギリスドラマがお好きなんだそう。

    そして終了後も興奮冷めやらず。Twitter上ではハッシュタグ「#英国男優を愛でる会」でリアルタイムと参加後の感想、行ってみたかった人たちの熱い声があふれかえっていました。

    ちょうど筆者が同席したテーブルには、海外ドラマポータルサイト海外ドラマboard」のライターさんが来ており、英国ドラマ全体のポイントを教えてもらいました。

    英国ドラマは、日本やアメリカドラマのように全13話や26話ではなく、全2話や5話など短くまとまっているものが多いとのこと。そのため、ちょっとまとまった時間があれば一気に集中して見ることができるんだそうです。

    最後に今回、主催のAXNミステリーで放送されるBBC FIRSTの注目作をご紹介。

    「刑事ジョンルーサー」(シーズン5)
    AXNミステリーで、4/20(土)夕方6時 全2話一挙放送

    「英国スキャンダルセックスと陰謀のソープ事件」
    AXNミステリーで、4/20(土)夜10時 全3話一挙放送

    もっとさまざまなドラマを見て、あの話の輪の中にどっぷりと浸かりたい。次回の開催は未定とのことでしたが、そう思える至福の時間でした。

    高柳優/イベニア

    イギリスならではの萌え要素が満開。「英国男優を愛でる会」が熱かった!


    (出典 news.nicovideo.jp)


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     3月12日に、俳優でテクノバンド電気グルーヴ」のメンバーであるピエール瀧容疑者が麻薬取締法違反容疑で逮捕されたことに対して、映画・TV・ゲームなど、各界への波紋が広がっています。

    【画像:「フライデー事件」の翌日発売だった「たけしの挑戦状」】

     ゲームでは、セガの「JUDGE EYESジャッジアイズ):死神の遺言」が出荷とダウンロード販売を当面自粛すると発表。またスクウェア・エニックスは、「キングダム ハーツIII」のゲーム内に登場するディズニーキャラクターオラフ”の吹き替え版声優の交代を発表しました。こうした対応はいずれも、これまでのゲーム業界ではほとんど見られなかった、かなり異例なものです。

     ねとらぼ編集部では、こうした異例の対応を決断するに至った経緯について、2社にコメントを求めました。

    ●出演者の問題による自粛は、ゲームでは極めて異例の出来事

     そもそも実在する有名人の名前をゲームタイトルに冠したり、ゲーム内にキャラクターとして登場するといったタイアップは、ファミコンの時代からずっと行われてきたことです。しかし、ゲームに出演した有名人の逮捕や不祥事に関して、今回のように販売自粛などが行われた例は、これまでにほとんどありません。

     例えば、ビートたけしを全面的に起用したファミリーコンピュータソフトたけしの挑戦状」は1986年12月10日に発売されていますが、その前日の12月9日未明には、たけし本人が写真週刊誌フライデー」編集部を襲撃する事件が発生。しかしゲーム自体は予定通り発売されています。現在とは感覚が違うのかもしれませんが、この経緯には改めて驚きます。

     もう少し最近の例を挙げると、2015年よりサービスが行われているスマートフォンゲームアプリ燃えろ!!プロ野球 ホームラン競争SP」の場合、ある元野球選手がゲームに登場する予定でしたが、配信直前に薬物所持で逮捕されたことにより、出演が取りやめになっています。とはいえこちらも、急きょキャラクターを差し替えることで、ゲーム自体は無事配信にこぎつけることができたといいます。

     今回の状況にもっとも近そうなのは、2018年1月にリマスター版が発売された「龍が如く4 伝説を継ぐもの」の対応でしょう。同作では4人いる主人公の1人、谷村正義を俳優の成宮寛貴さんが演じていましたが、PS4版では別のキャラクターに差し替えられています。

     販売元のセガゲームスによれば、差し替えの理由は「リマスター版の製作にあたって谷村の一部セリフを再収録する必要が生じたため」とのこと。しかし、当時成宮さんが既に芸能界から引退していたため、谷村のCGモデルボイスキャスティングを変更することで対応したといいます。ただ、これもあくまで「リマスター版での変更」であり、オリジナルであるPS3版では特に変更などは行われていません。

     こうして振り返ってみると、今回の瀧容疑者の逮捕における「ジャッジアイズ」と「キングダム ハーツIII」の対応がいかに異例であったか、またいかに(ゲーム業界としては)前例のないものであったかがうかがえます。

    ●「ジャッジアイズ」の販売が再開される可能性は?

     前述の通り、セガゲームスは今回の逮捕を受けて、「ジャッジアイズ」のパッケージ版出荷とダウンロード版の販売を当面自粛すると発表しています。今回の対応についてセガゲームスコメントを求めたところ、以下の回答がありました。

    ――今回の「自粛」決定に至ったのはどのような理由からでしょうか。

    セガゲームス:「薬物使用の疑いでの逮捕」という社会的影響と、また本作が未成年でも購入できること(CEROレーティング「D」)を考慮し、社内の議論を経て、当面の間出荷および新規ダウンロード販売を自粛するということで決定いたしました。

    ――既存のユーザーへの影響はありますか。

    セガゲームス:既にご購入くださった方については、現在遊んでくださっているお客様も大勢いらっしゃるため、キャラクターは発売時のまま、追加ダウンロードコンテンツについては引き続きご利用いただける状態となっています。

    ――今後アップデートや廉価版発売、リマスター時などにキャラクターを差し替える予定などはありますか。

    セガゲームス:今後については今のところ決まっておりません。

    ――ネット上では一連の自粛の流れに対し、批判的な声も一部であがっています。ユーザーからそのような声は届いていますか?

    セガゲームス:多様な観点からさまざまな議論が交わされていることについては経営陣も含めて認識しています。今後については捜査の経過や、みなさまのご意見に耳を傾けながら、慎重に検討していきたいと思っています。

    ――販売再開の予定は?

    セガゲームス:現在のところまだ決まっておりません。

    ●「キングダム ハーツIII」の声優交代に伴う“アップデート”はどうなる? 

     一方、「キングダム ハーツIII」の場合は販売自粛にまでは至っていないものの、瀧容疑者が吹き替えを担当していたキャラクターオラフ」の声優交代と、それに伴うゲーム本編のアップデートを実施すると発表しています。このような対応に至った経緯について、スクウェア・エニックスコメントを求めたところ、以下の回答がありました。

    スクウェア・エニックス3月14日に発表の通り、今回「キングダム ハーツIII」は、権利元のディズニー様とも協議の上、オラフ役の日本語吹き替え声優の変更を決定し、今後ゲーム本編のアップデート配信の実施を予定しております。アップデートの内容詳細やスケジュールは、今後発表することになります。

    ●両社の対応は是か非か

     「ジャッジアイズ」の場合、単に「薬物使用の疑い」という社会的影響だけでなく、同作がCEROレーティング「D」、つまり未成年でも購入できたことが決断にあたって大きな理由の1つになったようです。販売再開など今後の対応についてはまだ決まっていないとのことですが、ひとまず「既に購入しているユーザーへの影響はない」という点が確認できたのは一安心と言えそうです。

     一方、「キングダム ハーツIII」の声優交代については状況がやや複雑です。スクウェア・エニックスの回答によれば「権利元のディズニー様とも協議の上」で今回の対応を決めたとしており、背景には“版権モノ”ゆえの複雑な事情があったことがうかがえます。実際、ウォルト・ディズニー・ジャパンも今回の瀧容疑者の逮捕を受けて、「オラフ」の日本語吹き替え声優の交代を発表しています。

     もう1つ注目したいのは、この声優交代がゲーム本編の“アップデート”で行われるという点です。「ジャッジアイズ」の対応と違い、こちらは「既に購入したゲームの内容が変わってしまう」ためです。

     完全にオフラインで遊ぶ場合を除けば、こうしたアップデートは“ほぼ必須”であり、場合によっては購入者が声優の変更を望んでいなくても、ゲーム機インターネットに接続しただけでゲームが更新されてしまうこともあります。もしも購入した人の中に「あのオラフの声」を期待してゲームを購入した人がいた場合、今回の対応はゲームの価値を大きく損なうことになってしまいます。スクウェア・エニックスには併せて「アップデートしないことも可能か」「変更を望まない既存ユーザーに対し何らかの対応は考えているか」などの質問も送っていましたが、こちらは残念ながら回答を得ることはできませんでした。

     いずれにしても、セガゲームススクウェア・エニックスユーザーと同じように「騒動に巻き込まれた」立場であり、両社の対応を軽々に責めることはできません。今回の瀧容疑者の逮捕は、ゲームとその出演者の関係について改めて考え直す大きな機会であり、ゲーム業界全体が今後よりよい方向へ進んでいくために、しっかりと議論を重ねていく必要がありそうです。

    「ジャッジアイズ」では羽村京平役で出演(モデリング、声優を担当)していた瀧容疑者


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    【 年収・給料 】注目まとめ



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     エスノグラフィーは「参与観察」とも訳される文化人類学の手法で、「フィールドワーク」の方が馴染みのあるひとも多いだろう。典型的な研究は、アフリカや中南米、南太平洋などの伝統的社会に長期間滞在して、学問的に定型化された手法によって文化や慣習、ひとびとの日常などを記述するというものだ。

     その後、エスノグラフィーの手法は先進国の社会に拡張され、黒人や移民などのマイノリティ、LGBTレズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダー)のような性的少数者のコミュニティが参与観察されるようになった。日本では、1980年代暴走族を参与観察した佐藤郁哉氏の『暴走族のエスノグラフィー』(新曜社)がよく知られている。

     文化人類学者の木村忠正氏は、「偶然の巡りあわせに導かれ」1995年頃からインターネット研究に取り組むようになった。その過程で、ネット上のコミュニティを分析する際にも、エスノグラフィーの手法が使えるのではないかと気づいたという。

     アンケートなどを使って量的な社会調査をしたり、インタビューや参与観察でコミュニティを質的に調査する従来の研究に比べて、ネットコミュニティはその性質が大きく異なる。そこでは「定性的データインタビューや参与観察)」と「定量的データアンケート調査)」の垣根が取り払われ、ひとつの事象をどちらの観点からも分析する必要があるのだ。木村氏はこれを「ハイブリッド・エスノグラフィー」と名づけた。

    ハイブリッド・エスノグラフィーN.C(ネットワークコミュニケーション)の質的方法と実践』(新曜社)では、第1部で「デジタル人類学」のコンセプト・方法論と課題を、第2部でハイブリッド・エスノグラフィーの実践を扱っている。詳しくは本を読んでいただくとして、そのなかでとくに興味深いのは第10章の「ネット世論の構造」だろう。

     そこではYahoo!ニュースの協力により、「国内」「国際」などのハードニュースに投稿される膨大なコメントヤフコメ)が分析されている。

    ヤフコメは日本の言論空間の公共インフラになっている

     2015年からネット世論研究に取り組んでいる木村氏は、Yahoo!ニュースから大量のコメントとそれに関するデータの提供を受けた。Yahoo!ニュースには、毎日、300社程度の媒体から配信される4000本以上の記事に対して10万件単位のコメントが投稿され、1000万単位の閲覧者によるページ閲覧数は億単位に達する。音声・動画をいっさい含まないに単純なテキストデータにもかかわらず、1日分のコメントと関連データだけで100メガ、閲覧データは1ギガを超えるという(投稿者のプライバシーに配慮してデータはすべて匿名化され、Yahoo! JAPAN IDに関する情報はいっさいわからない)。

     まず、2016年7、8月に関東・東海・関西圏の16~70歳の男女1100人を対象として木村氏が実施したウェブアンケートを見てみよう。ここでは16~24歳/25~35歳の年齢層を「デジタルネイティブ」、36~50歳/51~70歳を「デジタル移民」としてオンラインニュースの利用率を調べている。下記はその一部を抜粋したものだ。

     これを見ると、25~70歳の日本人の7割以上が、16~24歳の若者層でも6割がYahoo!ニュースを閲覧しており、日本の言論空間の公共インフラになっていることがわかる。そのなかで記事だけでなくコメントも閲覧するのは6割前後で、コメント閲覧者の3人に1人から4人に1人が自らコメントを書き込んでおり、年齢によるちがいはあまり見られない。

     デジタルネイティブデジタル移民で大きく異なるのは、SNSなどでの「拡散」「炎上」「アラシ」への参加だ。こうした行為は世代によって大きく異なり、若いほど活発で年齢が高くなるほど参加率は低くなる。これはシニア層(デジタル移民)に比べ、デジタルネイティブでは投稿や拡散などのネット上の行為が日常生活の一部になっているからだろう。

     先行研究によれば、ネットでの過激な行為はごく一部の参加者によって行なわれている。

     Twitterでの炎上参加者2万人あまりの大規模なウェブモニター調査から推計した研究では、炎上に参加するのはネット利用者の200人に1人で、炎上1件あたりの参加者は2000人程度(ネット利用者の10万人に数人)、炎上参加者の9割はひと言感想を述べる程度で、繰り返し書き込んで当事者を攻撃するストーカー的な参加者は数人から数十人のごく一部だとされた。

     在日韓国・朝鮮人への差別的Tweet(2012年11月2013年2月)10万件以上を計量テキスト分析した研究では、4万3000程度の投稿者IDの8割近くは1度のTweetのみで、わずか1%にあたる471のIDによる投稿は100以上、上位50のIDによるTweetが全体の8分の1(その大半は明確な差別的表現)を占めた。

     これは複雑系でいう典型的なベキ分布で、「ロングテールに位置するごく一部の投稿者が極端な主張・過度な言動を繰り返しているだけだ」との主張につながる。だが木村氏は、差別的な書き込みだけでなく、それをRT(リツイート)や「いいね」する層を含めて、言説・感情・行動の複合体を「ネット」世論として捉えることが必要だとする。

     これを実際に行なったのがハイブリッド・エスノグラフィーの「ヤフコメ」分析で、記事に対するコメント(親コメント)の内容だけでなく、それへの返信コメント(子コメント)や、コメントへの評価(「そう思う」「そう思わない」)も含め、ネット世論の全体像をとらえようとしている。

    ヤフコメ民」の正体は40代男性

    「ヤフコメ民」の正体は40代男性

     Yahoo!ニュース2015年9月2日ブログによると、1日あたり約4万人のユーザーが約14万件のコメントを投稿しており、性別では男性が8割以上で、30代・40代の男性が全体の5割を占めている。ニュース閲覧の主要ユーザーは30代男性だが、コメント機能にかぎっては40代男性に突出して高い傾向がみられるという。こうしたコメント投稿者は「ヤフコメ民」と呼ばれている。

     Yahoo!ニュースのうち木村氏が分析対象にしたのは「政治」「社会」「産業・経済」「海外・国際」「沖縄」の5大分類に属する記事(ハードニュース)で、1週間で1万強の記事が配信され、約半数の記事に合計50万弱のコメントが投稿された。

     これらのコメントは5万6000あまりの投稿者識別IDから投稿されていて、先行研究が示すように、一部の投稿者が大量の投稿をしていた。

     具体的には、1週間で101件以上コメント投稿している投稿者IDは1%に過ぎないが、延べ投稿コメント数は2割に達する。1週間で21コメント(1日平均3コメント)以上する投稿IDは1割で、延べ投稿コメント数は6割を占める。1週間70コメント(1日平均10コメント)以下のIDを集計すると、98%の累積投稿者IDがコメント数で3分の2を投稿していた。逆にいうと、1週間に71コメント以上する2%の投稿者がコメント数で3分の1を投稿していることになる。

     ここから、「ヤフコメ民」は大きく2つのグループに分けられる。平均より著しく多いコメントを投稿する1000ID(2%)に満たない少数派(過度な投稿者)と、一人ひとりのコメント数は多くないが、全体としては全コメントの9割ちかくになる多数派(穏やかな投稿者)だ。

    「過度な投稿者」と「穏やかな投稿者」で顕著に異なるのは、返信コメントと評価(「そう思う」「そう思わない」)、および侮蔑表現(機械学習を用いてコメントに侮蔑表現が用いられているかどうかを判定した)の割合だ。

     2%の「過度な投稿者」は、(自分のコメントに対して返信される)返信コメント数で全体の45%、評価で33%、侮蔑表現該当数で33%を占めていた。1000に満たない投稿者IDが「ヤフコメネット世論空間をつくるうえで大きな役割を果たしている。

     それに対して98%の「穏やかな投稿者」は返信コメントがほとんどなく、評価も限られ、侮蔑表現該当率も低い。ただし圧倒的な多数派なので、グループで累積すれば返信コメントの55%、評価と侮蔑表現の3分の2を占めている。こちらは、「ヤフコメネット世論空間を構成する基盤にあたる。

    「過度な投稿者」をさらにグループ分けすると、約6割は記事に関連してなんらかの「敵」を罵倒することが目的となっている。木村氏は彼らを「罵倒攻撃者」と名づけた。

     その一方で、約3割の「過度な投稿者」には極端な罵倒表現が見られない。だとしたら彼らは何のために頻繁に投稿するかというと、その目的はたくさんの評価(「そう思う」の数)を獲得することだ。そのため、閲覧者が共感し「そのとおりだ」と思えるようコメントの表現に工夫を凝らす。木村氏はこうした行為が承認欲求や賞賛獲得欲求と結びついている可能性があるとして、「肯定的反応追求者」と名づけている。

    「過度な投稿者」の小グループのなかで興味深いのは、約5%が返信コメントを主にしていることだ。「罵倒攻撃者」が記事に関してコメントするのに対して、彼らのコメントのうち約4割が返信コメントで、コメントに対して罵倒コメントしている。

     返信コメントで罵倒する少数派は、複数のIDを使い分けて(なりすまし)返信コメント内で炎上を画策することもあるらしい。木村氏はこうした行為について、記事に対して自らの主張をコメントするのではなく、誰かのコメントに対して突っ込みを入れて炎上を楽しむユーザーが一定数いるのではないかと推測している。

    2%に満たない「過度な投稿者」が「ネット世論」を牽引している

    ヤフコメ」では2%に満たない「過度な投稿者」が返信コメントの半分ちかく、評価の3分の1を獲得して「ネット世論」を牽引している。そのうち6割は罵倒することを目的とする「罵倒攻撃者」だが、それ以外に、コメントを罵倒して炎上させようとするユーザーが5%程度いる。残りの約3割は、できるだけ多く「そう思う」の評価を獲得しようとする「肯定的反応追求者」だ。

     それでは、彼らはどのようにしてひとびと(閲覧者)の関心を引こうとしているのだろうか。

     具体的な分析は『ハイブリッド・エスノグラフィー』にあたってほしいが、どのようなグループを見ても、ハードニュースコメントの最大の関心事が「韓国(「慰安」「在日」「竹島」などの語彙を含む)」カテゴリーであることは明らかだ。

    「罵倒攻撃者」では「韓国」カテゴリーが親コメント全体の40%、返信コメント50%を占めており、侮蔑表現も多用されているが、彼らは複数の投稿IDやIPアドレスを使い分けているわけではない。投稿者IDの約8割は1次のIPアドレスとのみ結びついており、IPアドレス側から見ると、95%ちかくが1つの投稿者IDとしかつながっていない。「罵倒攻撃者」は自らの主張が「正義」だと思っているので、実名を晒さないまでも、匿名性に過度に配慮する必要を感じないようだ。

    「肯定的反応追求者」も、侮蔑的な語彙こそ使用しないが、「韓国」カテゴリーを主要なコメント対象にしている。「何度謝罪しても、相手が納得しないのであれば、もっともっと、距離をとるべきだ」のように、閲覧者たちの共感を集め、訴えかける要素を持つコメントを投稿している。

     木村氏の調査が行なわれた2015年は戦後70年の節目を迎えたことから、戦争責任、慰安婦問題、賠償問題 歴史問題に関連して韓国・中国への違和感(敵意)を表明するコメントが中心となっていた。だがそれ以外でも、多くのコメントが投稿された事件がある。

     そのひとつが、千葉・船橋の「18歳少女監禁・生き埋め殺人事件」だ。命乞いする被害者を生きたまま土中に埋めて殺害するという凄惨さが日本社会に大きな衝撃を与えたが、「ヤフコメ民」の多くが加害者と被害者の個人情報に対する非対称性に強い違和感(異議)を表明した。「被害者は未成年でも実名を晒されるのに、加害者は、少年法に守られ、実名を晒されないことには、どうしても納得できない」などがその典型だ。こうしたコメントには多くの評価(「そう思う」)や返信コメントがつくことから「ヤフコメ」投稿者の多数派(マジョリティ)を構成していることがわかる

     1週間のコメント平均数が3に満たず、侮蔑表現該当コメントも平均0.1とほとんどない投稿者IDは全体の8割以上を占める。週に2、3回、思ったこと感じたことをコメントし、評価や返信コメントがつくことで他のユーザーレスポンスを感じ取る程度のつき合い方をしている。

     そんな「平穏」なユーザーのあいだでも韓国・中国関係は強い関心を集めている。彼らも日本と韓国・中国を対立関係として捉え、慰安婦問題、戦争責任、戦後補償、植民地支配について日本の立場を強調し、「韓中(とくに韓国)がいくら謝罪しても結局(賠償金をとろうとして)問題を蒸し返す」という認識にもとづくコメントをしている。「過度な投稿者」とのちがいは、「韓国はアメリカから離れ、中国のゴマすり」のように、韓国・中国が「アメリカ」「世界」という文脈に結びつけられてコメントされることだ。

    ヤフコメ民」の大多数は、アメリカに関しては、親米でも反米でもなく、覇権国としての振る舞いを冷静に観察する面を持っており、「「日本」に社会的アイデンティティを求め、さらに近隣諸国を外集団とし、内集団意識を明確化、強化したいという強いベクトルを見て取ることができる」。これは、私が「日本人アイデンティティ主義」と呼ぶ特徴を顕著に示している(拙著『朝日ぎらい』朝日新書)。

    ネット世論の極端な言動は「マジョリティ」の分断に原因

    ネット世論の極端な言動は「マジョリティ」の分断に原因

     ヤフコメビッグデータを分析した木村氏は、「ヤフコメ民」をコメント投稿へと動機づけるのは、(彼らのモラルに照らして)「理不尽」な感覚、ある種の「正義感」と、マスコミへの批判的態度」だという。さらに、「気持ち」という名詞が「悪い」という形容詞と強く結びついていることから、「「ヤフコメ」は、何かに対して「気持ち悪さ」を感じていることを表出する傾向がある」とされる。
     こうした投稿行動を、木村氏は以下の5つにまとめている。AとBは「過度な投稿者」に、C、D、Eは「平穏な投稿者」のコメントにも頻出している。

    A 韓国、中国に対する憤り
    B 被害者が不利益を被ること(加害者が権利保護を受けること)への憤り
    C 近隣諸国を外集団とし、「日本」に社会的アイデンティティを求め、内集団意識を明確化、強化したいという強いベクトル
    D 社会的規範を尊重しないことへの憤り
    E マスコミに対する批判

     木村氏は、アメリカの社会心理学ジョナサン・ハイトの「道徳基盤理論」(『社会はなぜ左と右にわかれるのか―対立を超えるための道徳心理学紀伊國屋書店)を援用して、ヤフコメでの「嫌韓・反中」や「反日・売国奴」への批判・攻撃などは「理性より直観的情動と考えた方が適切である」と述べる。より詳しい説明は準備中の書籍で行なわれるとのことなので期待したいが、結論だけを簡潔に述べるなら、「ヤフコメ」の底流には「内集団」「権威」「公正(因果応報)」の道徳的基盤が強く働いている。こうした気分(道徳感情)によって形成されるネット世論を、木村氏は「非マイノリティポリティクス」と名づけた。

    「非マイノリティ」とは要するに「マジョリティ」のことだが、「マジョリティ」として十分な利益を享受していないと感じているひとびとのことだ。その特徴は「生活保護」「ベビーカー」「少年法(未成年の保護)」「LGBT」「沖縄」「中韓」「障がい者」など少数派への批判的視線・非寛容で、マイノリティの人権についての主張を「弱者利権」「被害者ビジネス」と見なし、権利や賠償を勝ち取る行為としてとらえている。

     私はこうした現象を、世界的に「主流派(マジョリティ)」のなかでの分断が進んでいるからだと考えている。アメリカ社会では「白人男性」がマジョリティだが、ラストベルト(錆びついた地域)に吹きだまり、トランプを熱狂的に支持し、アルコールドラッグ、自殺で「絶望死」しているのはブルーワーカーの白人男性だ。彼らはアメリカ社会で自分たちこそがもっともないがしろにされていると感じており、アファーマティブアクション(積極的差別是正措置)で「抜け駆け」する黒人や移民などマイノリティにはげしい敵意を抱く。

     日本社会の主流派は「男性」だが、そこでも「モテ(持てる者)」と「非モテ(持たざる者)」の分断が進み、女性(マイノリティ)の権利を主張するフェミニズムを嫌悪しバッシングしている。

     知識社会化とSNSなどのコミュニケーションテクノロジーの普及によって、今後、こうした「マジョリティ」の分断はますます進んでいくだろう。

    リベラル派の81.4%が「第二次世界大戦の日本の行為に関して、いつまでも謝罪を求める国は行き過ぎだ」と考えている

     木村氏はネット世論を「極端な主張」と切り捨てるのではなく、「社会全般の傾向を相当程度反映している現実があると考えた方が適切である」と述べている。

     その根拠になるのが2016年ウェブ調査で、回答者の政治イデオロギーを(アメリカ共和党的な)保守と(民主党的な)リベラルに分け、第二次世界大戦についどのように考えるかを尋ねている。その結果が下記だ(「保守」「リベラル」は私の解釈で簡略化している)。


     これを見てわかるのは、保守派(非リベラル系)であっても、半数以上(58.7%)が「第二次世界大戦における日本の行為は常に反省する必要がある」と考えていることだ。しかしそれ以上に目を引くのは、リベラル派の78.3%が「第二次世界大戦における日本の行為に関して、孫の世代、ひ孫の世代が、謝罪を続ける必要はない」に、81.4%が「第二次世界大戦における日本の行為に関して、いつまでも謝罪を求める国は行き過ぎだ」に「そう思う」と答えていることだ。驚くべきことに、この比率は保守派より多い。

     このところ、徴用工問題や自衛隊機へのレーダー照射問題で「リベラル」を自任するメディアが韓国に対して厳しい論調をとることが目立つが、それは「リベラルな読者」のこうした傾向に遅ればせながら気づいたからなのかもしれない。

    橘 玲たちばな あきら)

    作家。2002年、金融小説『マネーロンダリング』(幻冬舎文庫)でデビュー。『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』(幻冬舎)が30万部の大ヒット。著書に『「言ってはいけない残酷すぎる真実』(新潮新書)、『国家破産はこわくない』(講談社+α文庫)、『幸福の「資本」論-あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』(ダイヤモンド社刊)、『橘玲の中国私論』の改訂文庫本『言ってはいけない中国の真実』(新潮文庫)、『もっと言ってはいけない』(新潮新書) など。最新刊は『働き方2.0vs4.0』(PHP研究所)。

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    (出典 news.nicovideo.jp)


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    オスプレイの墜落事故を受け、防護服とマスク姿で作業する米軍関係者=2016年12月16日午後、名護市安部
    <解説>
     重大事故率が高い米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの機体に放射性物質の劣化ウラントリチウムが使用されていることで、墜落事故の危険だけでなく放射能汚染という二次的危険性もあることが明らかになった。沖縄へのオスプレイ配備を強行し、米軍に訓練場所を提供し続けている日本政府にも説明責任がある。米軍は健康への影響がないことを強調するが、それを検証する材料さえ県民には提供されていない。

     2016年12月普天間飛行場所属の海兵隊仕様のMV22オスプレイ1機が名護市安部沖に墜落した際、白い作業服を身にまとった米兵の姿が確認され、放射能汚染の可能性が指摘された。沖縄防衛局も放射線量の測定を実施したが「異常は確認されなかった」とするだけで、機体に劣化ウラントリチウムが使用されていることは説明してこなかった。

     県民には事実が知らされないまま、オスプレイは市街地上空を昼夜問わず飛び交い、周辺空域で難易度の高い空中給油訓練などを実施してきた。日本政府もそれを追認してきたといえる。18年6月以降は普天間飛行場所属の海兵隊仕様に加え、空軍仕様のCV22も飛来するようになった。県内のオスプレイ飛行は増す一方だ。

     米軍は放射性物質の使用について「健康上の問題はない」と説明するだけで、その根拠や詳細は明らかにしていない。日米両政府は安全性を確認できる十分なデータを開示する必要がある。基地対策課を設ける県にも、積極的に米軍の情報を開示させ検証する姿勢が求められる。
     (明真南斗)



    (出典 news.nicovideo.jp)


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     セブンイレブン限定で販売されている赤城乳業の『さわやかすぎ~。やりすぎチョコミントバー』(127円・税込)をご存知でしょうか? 3月5日(火)より、全国のセブン-イレブンで販売中のこのアイス、あまりに強烈なチョコミントの爽快感に、度肝を抜かれると話題になっています。

     パッケージには、「ミントが苦手な方や小さなお子様は十分ご注意ください」との注意書きがあるほど、かなりガチなチョコミント好きのために作られた一品。製造しているのは、ガリガリ君でおなじみ赤城乳業。同社の本気度がひしひしと伝わってくる商品です。

     この『さわやかすぎ~。やりすぎチョコミントバー』は、赤城乳業の主力商品の一つ『チョコミントバー』よりも、なんとミントの香料を約10倍も使用し、この上なくガツンとくる清涼感をこれでもかと体験できる仕様。ミントの強烈さは相当なものですが、慣れるとスースーとした爽やかさの中に、チョコチップザクザクとした食感とやさしい甘さが、絶妙にマッチします。

     3月25日(月)からは、イトーヨーカドーなどでも発売予定。チョコミン党ならば、絶対に食べておきたい一本です

    食楽web


    (出典 news.nicovideo.jp)


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    川崎宗則選手退団で注目が集まった「自律神経失調症」とは?



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    マリナーズイチロー外野手(45)の現役最後となった試合中継などを日本テレビが途中で打ち切ったことについて、ネット上でファンらから不満の声が相次いでいる。

    一方で、日テレはBSでは中継を続けたため、その対応に理解を示す向きも多く、賛否両論になっている。

    「news zero」では、会見中継は冒頭1分ほど

    8回裏のことだった。2019年3月21日に行われた米メジャー開幕第2戦のアスレチックス戦で、選手交代が告げられ、東京ドームスタンディングオベーションが起こった。

    ライトの守備位置にいたイチロー選手は、帽子を取ってスタンドあいさつする。チームメイト全員がベンチ前でイチロー選手を迎え、抱擁した菊池雄星投手(27)の目からは大粒の涙が...。

    こんな感動的シーンは、試合を中継した日テレ地上波ではなく、最後まで放送を続けた系列のBSだけで流された。それは、同局が予定時間の20時54分で地上波中継を終え、放送を延長しなかったからだ。

    さらに、イチロー選手の引退を報じた日テレの深夜の報道番組「news zero」では、引退会見の中継を始めたものの、1分ほどでCMに変わってしまった。イチロー選手が「現役生活に終止符を打ち、引退することと...」と本題に入るところだった。こちらも、会見が23時56分から始まり、番組が同57分の定時で終わったという不運な形だ。

    「個別の番組編成の詳細については答えていない」

    こうした間の悪い打ち切りについて、放送後は、ツイッター上などで、疑問や批判が相次いだ。

    「偉大な功績を残してくれた人なのに、なんか扱いが酷くてビックリ」「イチローを、見ないのか。とあおっておいて...」「そのあとのバラエティ、こんなときに放送する必要ある?」などだ。

    一方で、系列のBSでは放送を続けたことについて、日テレの対応に理解する声も多かった。「地上波では限界があるから仕方ない」「結果的に引退試合になったのにブチ切れる方もどうかと」「延長して後の番組の開始が遅れたら今回と同じく批判に晒される」などと書き込まれている。

    なぜ放送延長をしなかったのかなどについて、J-CASTニュース3月22日日本テレビの広報部に質問したところ、「個別の番組編成の詳細についてはお答えしておりません」とのことだった。

    J-CASTニュース編集部 野口博之)

    公式ツイッターでは、会見を詳報としていたが…


    (出典 news.nicovideo.jp)


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     大阪・梅田駅に貼られていた奈良の観光ポスター「泊まれ」「日帰りなんてマジカ」が切実すぎると話題になっています。制作した奈良市観光協会にそんなに切実なのか聞いてみました。

    【その他の画像】「泊まれ」以外のポスター

     話題となっているポスターには、鹿が悠々と歩く横断歩道に「泊まれ」の路面標示が描かれています。制作は2016年度末で、大阪駅奈良市キャンペーンを実施するため、協会が最近何枚か提供したうちの1枚だったそうです。今頃になって大きな反響が返ってきたことに驚いているとのことでした。宿泊してもらえない切実さが直球で伝わるポスターですが、実際にどれくらい宿泊者が少ないのでしょうか。

    ――奈良に泊まる人は、そんなにも少ないのでしょうか?

     データでお話すると、2017年奈良市を訪れた観光客は1631万人です。対して宿泊者は180万人。京都や大阪から日帰りする方も多く、宿泊者は少ないんです。奈良に泊まってほしいという気持ちを、どう伝えたらいいかと考えたときに、率直に「泊まれ」というのがいいかなと。それに、奈良は鹿が歩いている光景をあちこちで見られますので、合わせてみました。

    ――この「泊まれ」という横断歩道は実際にあるんですか?

     実際にはないです。合成です。鹿も合成です。実際にいる鹿を撮って合成しました。

    ――奈良に泊まるメリットというか、アピールポイントは?

     2019年夏に、奈良の夜と朝を楽しむキャンペーンを実施します。例えば、夜景鑑賞バスです。奈良市内にある若草山は新日本三大夜景なので、そこへ行くバスを走らせます。

    ――奈良は盆地ですし、キレイな夜景が楽しめそうですね。

     そうなんです。また、朝は朝で、午前中にしか楽しめないものがあります。例えば「鹿寄せ」ですね。

    ――ホルンを吹くと、鹿がわらわらと集まってくるヤツですね。

     そうですそうです。それを売り出したりとか。もう一つ、ロータスロードというのがありまして。ロータスは蓮(はす)という意味なんですけど、蓮は午前中にしか咲きません。西大寺(さいだいじ)、喜光寺(きこうじ)、世界遺産の薬師寺(やくしじ)、唐招提寺(とうしょうだいじ)が蓮で有名で、この4カ寺を巡る共通拝観券を作っています。

    ――そういえば、奈良に宿泊したときに、東大寺大仏殿は7時30分から開いていて、朝一で行ったら混んでいなくてビックリした経験があります。柱の穴もくぐり放題でした。

     修学旅行ですと結構混みますので、奈良に宿泊して、朝に東大寺大仏殿へ行くという学校も結構多いです。そしたら混まずに、みんな柱の穴をくぐれますし。

     あとは、東大寺世界遺産興福寺は境内だけなら24時間入れます。夜ちょっと散歩をしたり、早朝に参拝したりできるのが魅力かなと思いますね。そういったものを楽しんでもらうためには、やっぱり奈良に宿泊してもらわないとできないですし、奈良の夜は静かで、ゆったり過ごすにはいい場所です。是非、泊まってほしいです。

    画像提供:奈良市観光協会

    切実すぎるっ


    (出典 news.nicovideo.jp)


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